Der König Hat Eselsohren

レオ・レオニ 絵本のしごと@北九州市立美術館分館



うぉ~!
ぎりぎりで見に来れた~!!
つっても、風邪で全く声が出なくなっていて、体調最悪なんですがf(^_^;
チケット買うのにも困る始末…orz

でも、見たかったんだよねぇ。

別に大ファンって訳じゃないんだけど。
大体において、小学校の教科書で「スイミー」読んだよね、って位しか縁がない(笑)
うん?
スイミーって、どんな話だっけ?
一匹だけ黒いんだよね?くらい、記憶がおぼろげに…f(^_^;

でも、ポスターのかわいさにつられて、どうしても見たかった!!
夏に渋谷のBunkamuraでやってたときから、「カワイイ…(よだれ)」な感じだったけれど、見る暇がなかったし。

で。

カワイイ~♪

めちゃくちゃかわいいよ。
基本的に貼り絵なんだけど、それ故に色鮮やか。
さらに、背景に使っているマーブル紙のおかげで、木は木らしく、岩は岩らしく、海は海らしく。
ついつい、細かいところまで見てしまって、見るのに時間がかかる!!

でも、じっくり見ていても、ストーリーがわかんないなぁ、と思っていたら、途中で、自由に絵本を読めるコーナー♪
ここでさらに時間を費やす(笑)
でもって、ストーリーがわかったところで、また絵を見に行ったり。

絵本以外の作品も展示されていて、今回はそれも見所らしいんですが、あんまりみんな足を止めない(笑)

いやぁ、ホントに、貼り絵に限らず、様々な技巧を駆使して、小さな生き物たちの世界を表現している、って感じ。
個人的には、ゼンマイネズミの話が好きだなぁ。

ところで、肝心のスイミーは?

と思ったら、原画は来ていなくて、展示の最後にインタラクティブにスイミーの世界を味わえるコーナーが。
壁に映写されている海の中、時々スイミーが泳いでるよ、って。
追いかけると逃げるんだよね。

で、ようやっと思い出したよ。
たった1匹だけ黒いスイミーは、大きな魚に対抗するために、他の赤い魚たちを指揮して、大きな魚の形の編隊を組んで泳ぐんだ。
みんなで力を合わせれば、大きな魚にも負けない、ってね。

でもさ。
日本の小学校で重視されるのは「みんなで」ってところだけであって。
みんなで力を合わせて1つのことをやる、ってのが強調されるだけで、スイミーが黒いままでいることは認めてもらえないんだよ。
残念だね、レオニさん。
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