Der König Hat Eselsohren

Rüdesheim(1)

残念なことに、今年いっぱいSportfreundeのライブがない…orz

その代わり、これまで20回くらいドイツに行ってるにもかかわらず行ったことがなかったライン川下りをしつつ、ワインを飲んだくれる旅に出ることにした(笑)

例年通り、8月に入って通教のスクーリングがあるせいで、その腹いせ(?)に、終わったらすぐ出発しよう!とか思っていたが、9日出発だと無駄に高いので、11日深夜(=12日)出発にし、最終的にミュンヘンに行った上で夜便で帰って、ワインスクールの授業に間に合うように23日帰国にする、という予定で飛行機をとったのが5月のこと。
それでも、ただでさえ忙しいのに、4月末から来年の在外研究に向けてあれこれやらなければならず、とてもとても準備をする暇がない中、ガイドブックを読み込み、醸造所にメールを送り、なんとか日程を整えたよ…orz

その上で決まったのが、早朝にフランクフルトに到着してそのままリューデスハイムに行き、ホテルに荷物を預けたら、9時15分の船でライン川下りに出発!という計画。
ちなみにホテルは、Breuer's Rüdesheimer Schloss(ブロイヤーズ・リューデスハイマー・シュロス)。
明日見学に行くGeorg Breuerが経営しているホテルだ。
ガイドブックには軒並み高級ホテルと書いてあるんだが(笑)、1泊100ユーロくらいでとれたぞ。
今、醸造所を切り盛りしているTheresaさんとやりとりしている最中に、おたくのホテルを予約したよ、と書いたら、Super!と返ってきた。

8時過ぎに駅に着いて、スーツケースをガラガラ引いてホテルに向かったのだが、ホテルがある細い通りはなんと石畳。
ガタガタしてスーツケースを引っ張りづらいは、朝早いのにうるさいは、ツラい…orz。

それでもフロントに荷物を預け、KD Rheinの乗り場に向かうと、なんと一番乗りだ!
でもって、まだ窓口も開いてない…f(^_^;
船はまだ準備中で、掃除している様子が見て取れる。






しばらくして窓口が開いたので、ボッパルトまでのチケットを買う。
ほぼ同時くらいに来ていた日本人の一家は、コブレンツまで行くらしい。

と、思ってると、続々日本人の団体客がやってきたΣ( ̄□ ̄;
普段ドイツで日本人観光客を見る機会は少ないが、ココとロマンチック街道だけは別のようだ。
つーか、多分、この団体客って、今日はライン川下って、明日ロマンチック街道行くんじゃね?(毒)

ツアーガイドが団体客に説明しているのを聞いていると、この団体は船の中でワインのテイスティングをしつつ、ザンクト・ゴアールで下りていく様子。
テイスティングは乗り込んだ階左手の、窓がはまった室内でやるので、まずそこに座れ、上のデッキの先端は確かに景色を見やすいが風が強く、後から沢山外国人が乗ってきて身動きとれないので、あそこは行かない方がいい、と。

じゃ、その先端部に行こうじゃないか!!
そこなら、この団体は来ないってことだろ?

ということで、デッキの最前列をキープ!!(笑)


今回、飛行機だけは先に予約したものの、どういう順番でどこに行くのか、というのをあれこれシミュレーションしながら検討していったので、もはや地理的にどこに何があるのか、大体わかってしまっている。












その上で周りの景色を見ていると、ビンゲンの先でライン川が北へと向きを変えると、右岸も左岸もとにかく南向きの斜面があると、そこにブドウ畑が作られていることがはっきりとわかる。


あちこちに停まりながら行くこともあり、船の進みはゆっくりだ。
しかも、あっちにもこっちにも古城がそびえていて、なんだかキリがない。








自分から行きたいというよりも、なんでライン川下りに行ってないんだ?!というお叱りを受けたせいで来る気になったということもあって、実はあんまり興味はない(笑)
そのせいで、ローレライも大して感興もない…f(^_^;
あ~、ココね、くらいな。
ココがハイライトなんだけどな(笑)








ローレライをすぎてすぐ、ザンクト・ゴアールとザンクト・ゴアルスハウゼンで、日本の団体客に下船を促すアナウンスがあり、最初にリューデスハイムで団体客に先んじてきていた家族以外の日本人が全くいなくなった(笑)

ま、ガイドブックとかも、ココまでで十分、的なコメントばかり載っけてるけどな。

で、確かに、ここからしばらくはたいした見所はない。

が。

せっかく行くのなら、ボッパルトか、コブレンツまで行くべきだろう。

実は最初、この朝一番の船でコブレンツまで行ってしまって、更に電車でトリアーに行き、コッヘムに立ち寄りつつバッハラッハやリューデスハイムにやってくる、ということをちょっと考えていた。
が、船会社のサイトを調べて、大きな荷物は持ち込めない、と書いてあったので、船ではコブレンツに行くのをやめて、ボッパルトの大蛇行を見よう!と決めたのだった。

そして、予定よりも10分以上遅れて、ボッパルトに到着。



ここまでに停まってきた町が、いかにもドイツの古い町といった雰囲気だったのに対して、明るくカラフルで、ニースやマルセイユといった南仏の港町みたいな感じ。行ったことないけど(笑)

船を下りてすぐにSesselliftという看板が出ているので、その看板に沿って歩いて行く。
これが思ったよりも遠くて、予想したよりも向かう人が少ないのだが、大蛇行を上から見下ろしに行くためのチェアリフト。



いいぞ、これ。
高所恐怖症の人には勧めないけど(笑)
しかも二人乗りのリフトなんで、団体客には向かないけど(毒)

降り場から右手に進んでいったところに、ガイドブックに載っているGedeonseckというレストランがあって、そこのテラスがまさに大蛇行を見下ろす場所。

見事なヘアピンカーブだ!!








川がめっちゃ蛇行して、ヘアピンカーブを描いているところは、ベルンやチェスキー・クルムロフでも見てきたが、ココはスケール感が違う。
雄大すぎ。
そして、はっきりと、蛇行の南側(北向き)に町があり、北側(南向き)にブドウ畑が作られていて、実に対照的な眺めだ。

そして、ここで、今日1杯目(ライン川沿いではwww)のワイン(笑)
基本、0.2l入りなんだが、その線よりも多く入ってるf(^_^;



そして、サラダを頼んだんだが、何人分だよ?!みたいな…f(^_^;
いくら殆どが野菜だからと言って、こんなに食べたら太るよなぁ(笑)




ここでしばしゆっくりとし、リフトを降りていくと、途中まで誰も乗っていなかったのに、麓近くになったら対向車線に全部人が乗っていて、下では人が行列を作ってる!!Σ( ̄□ ̄;
なにがあった?!

町をちょいとぶらぶらしつつ、駅を探す。

つーか、適当に見当をつけて、線路に近いところまで行っても、駅がどこにあるのかわからない!!
いったん、川沿いの人が多いところまで戻って、駅の表示に沿って歩いて行くと、結構な町外れだ(笑)
町はいい雰囲気なんだが、さすがはヨーロッパ、駅の周りにはもはや趣一切なしf(^_^;

時刻表を見てみると、ちょうど電車が行ってしまったところで、あと1時間近くある。

町中に戻って、ボッパルトのワインが飲めるという看板が出ているところで、リースリングを1杯。



これが、おいしい上に、多めに入ってて、なのに3.5ユーロという素敵なお値段。
さっきのレストランでは5ユーロ超えだったのに比べたら、めちゃめちゃ安い!!
最高!!


今日の予定としては、ボッパルトからザンクト・ゴアールまで電車で行き、そこから対岸へ渡るフェリーでザンクト・ゴアルスハウゼンに行って、電車でリューデスハイムに戻る、というもの。
ついでに、ザンクト・ゴアールとザンクト・ゴアルスハウゼンを見て回ろう、っつう。

で、まずは、ザンクト・ゴアールに降り立ったのだが、町並みは中世の雰囲気を漂わせる建物があったり、いい感じの路地があったりするものの、なんだか人が少なくて、微妙に場末感が漂う。
3時過ぎ、という時間が悪いのか?
しかも、さっきまでに比べて、曇ってきているのも良くないのか?!






町歩きは適当なところで切り上げて、フェリーで対岸へ。
フェリーっつーより、なんか艀みたいな感じなんだが(笑)

そして、渡ったザンクト・ゴアルスハウゼン。
さっき、川下り船からは、こっちの方が下りた団体が多かったので、もしや栄えてる?と思ったが、とんでもない。
やはり時間が悪いのか、人気がほとんどない。

旧市街に向かって歩いて行ったが、殆どが閉まっている。










通りのどん詰まりのところで、ワインの試飲ができます、と書いてある店があったのだが、誰もおらず、上から人の話し声と足音がするものの、営業している感じがない。



うーん、昼頃とか、夜だったら、いい感じなんだろうか?
それとも時期的に夏休みなのか?
なんとも残念な感じ。

そのうち、朝からあんなに晴れていたのに、雲が一気に増えてきて、雨が降り始めた。
風も突然強くなる。

これは早いところ電車に乗ってしまおう!

と、思うが、これがまた駅が遠いf(^_^;
駅に向かって歩いている間に、大粒の雨が落ちてくるは、風は強くなるは…(T-T)

それでもなんとか駅にたどり着いたのだが。

唯一の自動券売機が使用中止(笑)
そばにいたお兄ちゃんが、電車に乗ったら、自販機が使えなかったっていわないとだめだよ、と教えてくれるf(^_^;

ここで電車を待つこと、かれこれ20分。

その間、貨物列車や何かがガンガン通り過ぎる。

あぁ、日本人観光客の多くは、ここやザンクト・ゴアールの町に降り立ちはするけれど、電車を乗り降りする人はごくわずかなんだろうな。
むしろ、地球の歩き方にコメントを寄せてるような個人客は、少数派なんだろうな、と実感する。

でも、こういう、ザ・田舎!の駅を実感するのも、旅の醍醐味なんだけどなぁ。


幸か不幸か電車の中では検札が来ないまま、リューデスハイムに到着。
ホテルになんとかたどり着いたのが18時過ぎ。
フロントのお兄さんが、預けておいたスーツケースを持って、部屋まで案内してくれる。
泊まる部屋は、通りを挟んだ向かい側の建物の、日本流でいう2階。

が。

階段だけだよ…Σ( ̄□ ̄;
エレベーターないよ…orz

それ以外は、部屋もきれいだし、非の打ち所がないんだけどな…f(^_^;


ホテルはSteingasseを挟む形で建ってるのだが、フロントのある建物は、上の階がホテル、下の階はレストランになっていて、レストランは向こう側の有名なDrosselgasseに面している。

が、そこは明日、醸造所見学に行ってからにしよう。

まずは、Drosselgasseを見物。





ホントに観光客向けといった感じで、飲食店と土産物屋が並んでいる。

昼は(サラダではあるけれど)かなりがっつり食べているので、そんなにお腹はすいていない。

ワインバーみたいな感じの店はないのか?と思ったが、一応それっぽい感じのことを書いている店は、バーというよりコーヒースタンドといった感じで、しかも客がいないf(^_^;

それぞれ店頭に掲げられているメニューを見ながら、通りを往復したものの、どこがどんなメニューだったか覚えられないf(^_^;
ので、今日はリューデスハイマー・シュロスの隣の店に入ることにする。

が、入ったはいいものの、改めてメニューを見ると、決めかねる感じ。
量が少なめの料理はないかと教えてもらったものは、どうも食指が動かない。
こういうときは値段が決め手。
シュニッツェルが10ユーロしないってことは、きっと小さめなんだろう。
ということで、これと白ワイン。
揚げたてのとんかつに、外れはない(笑)

で、今日3杯目のワイン。
またまた、0.2lなのに多めに入ってる(笑)




食べ始めてしばらくすると、今日の川下り船で一緒だった?日本人の団体客が入ってきた。

う~ん、微妙。
つーか、ほぼほぼ、おっさんとおばさんなんだよな。
ということは、自分と同じくらいかちょっと上の年の人たちな訳で。
それが、どっちかって言ったら、初心者向けのところに団体旅行かよ!昭和かよ!みたいな。
自分の親の世代ならともかく、若いうちにバブル経済経験してるだろうが!!

や、だって、ドイツ自体が大体英語通じるし、治安はいいし、旅行しやすいところな上に、その中でも日本人が多くやってくるライン川とロマンチック街道は、日本人慣れしてるからな。
少なくとも片言の英語ができれば問題なく旅行できる場所だ。
それを何の下準備もいらない団体旅行で済ますのは、ただそこへ行った、というだけで、写真やネットで見てるのと大してかわんねぇんじゃん?と思ってしまうのだが(毒)

と、心の中で毒づきつつ(笑)、途中でワインが足りなくなったので、今度は赤ワインを注文。
残念ながらワインリストみたいなもんが出てこないんで、グラスワインで頼んでいるのだが、さすがにドイツワインのメッカだけあって、白はリースリング、赤はシュペートブルグンダーだった♪

料理も食べ終わり、2杯目のワインを飲み終わっても、まだ外は明るい。
何しろ日没は9時近いからなf(^_^;

なので、まだ見に行っていない、町の東側へと足を運ぶ。

ライン川沿いの通りを歩いていると、安っぽい店ばかりが並んでいて、どうにも幻滅する感じなのだが、そこから一転、北へ向けてい入っていくと、雰囲気が一変する。
おそらくこのあたりが旧市街なのだ。
ガイドブックにはDrosselgasseのことくらいしか書いていないが、聖ヤコブ教会周辺の感じはかなりいいぞ。
多分、中世の頃から、そんなに変わってないんじゃないか?
もっと書けよ、ガイドブック!!(`ヘ´) プンプン。


ちょっとうろついたところで、まだ飲み足りん(笑)

どこかいいところはないものか?と思いながら歩いていたところ、ホテルのちょうどとなりの店が、一応料理は出していそうなのだが、座ってる客はワインだけ飲んでるのを発見(笑)
恐る恐る入ってみる。

Drosselgasseから一本離れて、他に飲食店もないところなので、雰囲気からすると、殆ど地元の常連なのでは?f(^_^;
犬連れだったりするし(笑)
でも、お店の人はめっぽう愛想がいい。

ここで更にリースリングを1杯。
また多めに入ってる(笑)



あぁ、リースリングとシュペートブルグンダーに溺れてる…♪

ま、唯一困るのは、ホテルに戻って風呂に入ったあと、どこかに座ってると意識がなくなってしまうことだな(笑)
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