Der König Hat Eselsohren

桂ゆき展@東京都現代美術館



本当は、別のを見に行く予定でした。

が。

artscapeで調べ直そうとしたときに、これ、つーかこれのポスターになってる「無題」がやたら目についてしまって、これは見に行かないと!とf(^_^;
生誕100年を記念しての、大回顧展だそうで。

で、だ。

いきなり和の精密画から、洋の抽象絵画まで繰り広げられちゃうわけだ。

すごい。
すごいよ。
すごい才能なのはわかる。

それ以上に、あぁ、こんなことが可能なのは、とてつもなくいい家のお嬢さんだからなのね、ということがイヤでもわかる。
世界が違うんだ、と。
だから、抽象的なモノほど、親近感がわかない…orz
しかも、彼女の場合、初期の抽象画は具象画よりもずっと、濃密で息苦しい感じなのだ。

それが変わってくるのは、昭和30年代くらいから?
第五福竜丸事件を題材にした作品とかね。
でも、そんな時代に、パリに行ったり、そのままアフリカに行ったり、やっぱりブルジョワなんだな。

ようやく見たことのある作品が出てきたのは、「ゴンベとカラス」。
あぁ、これは、この人の作品だったのか!!とようやくわかりましたよ。
実物を見るのは初めてだけれど、作品自体はかなり前から知っていた。

でもね。
何だろう?

その後に、初期の頃の作品の続きになる、コルクを使った作品だとか、色んなモノを布で作ったりだとか、おもしろいにはおもしろいし、なんだかとても庶民的には感じるんだけど、なんかなぁ、私には通じない感じ。
どこかで断絶してしまっている。
そこが繋がれば、もっと楽しめるような気がするんだが。
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