Der König Hat Eselsohren

「罠」@銀河劇場



学会いつだろう?とかなんとかかんとか、ちょうど色々と日程の調整がやっかいな時期だったんで、見に行けるのが23日だけということがはっきりするまでに随分かかりました(笑)
しかも、どうせ楽日に行くなら千秋楽に、と最初は考えていたものの、モノレールを一本乗り逃がしたら、最終の飛行機に乗り遅れるかも…という結構ギリギリな感じになってしまうので考え直して、急遽昼の部に行くことに変更したり。

でも、こんな直前になってチケットとったのに、まだ全然余裕だってのも、どうかなぁ?f(^_^;
実際、どど~んと日テレがついている割に、客の入りはイマイチ。


別にこれが初演というわけではないものの、まだこれから地方公演があるので、内容については書きませんが、結構楽しめる脚本だなぁ、と思います。
最近、変に共感や感動を誘おうとするものに、食傷気味なところがあるんで(笑)


出だしのところで、主役の滑舌がイマイチだったんで、ちょっと不安でしたが、見ているうちに慣れました(笑)
あと、神父といいながら、その髪型は違うだろう、とか。
看護婦が、私服とはいえ、その格好は夜の女だよ、とか。
色々突っ込みたいけれど、まぁ、全体としては、可もなく不可もなし、ってところかと。

つーか、元々のホンが凄くよくできてるんですよ。
あまりにもよくできているもんで、よほど変なことをしなければ、まず間違いなくそれなりのものになり得るというか。
台詞が聞き取れる限り、許されてしまいかねない、という面がある。

なので、ちょっと全体的に見たら、ストーリーは面白いけれど、芝居は平板な感じ。



え?肝心なことを言ってない?



帰りがけに、「メルルーシュだけ芝居が違うんだよね」なんて声を小耳に挟みました。
それも結構批判的な調子で。

そりゃ、いろんな演じ方はあるだろうさ。

でも、他の役と同じような演技だったら、物凄く平板で、ホントにもう、単に脚本が面白いだけの芝居に成り下がっちゃうと思うんだけど、どうだろう?
それに内容から考えて、登場人物の中でも、メルルーシュが一番、芝居にはっきりとした個性を持たせられる役柄だと思うし、ここにアクセントがなかったら終わってると思うんだけど。

それに、こういっちゃなんだけど、今回の出演者の中で、舞台からキャリアを初めて、しかも一応きちんと勉強してきている人って、他にどれだけいるのかな?(毒)

もちろん、あの演技をテレビや映画でやられたら引くけどさ(笑)、舞台での芝居としては、細かい動作の一つ一つからも、メルルーシュのキャラクターがきちんと伝わってきて、よかったと思うよ。

つーか、まぁ、私の場合、見に行った目的が目的なんでアレですが、今まで色々と見てきた中で、メルルーシュは良いなぁ、と。
あんなの、今までにない役柄ですよ。
あの人のやった演技の中で、一番好きかもしんないです。
この役にキャスティングした人、偉い!!


もうさ、ホントに、つまんない低予算映画なんか一切出るのやめちゃって、舞台を中心にしたら良いんじゃないかねぇ?
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