Der König Hat Eselsohren

Linz(4)

おほほほほ♪
今日もここにいるよ~ん(笑)



ってな感じ。



昨日の反省からか?
今日はPeterの衣装つーか、服装が違う(笑)








いやはや、2日も続けてこんないい場所で見られるなんて♪
何をおいても、あの死ぬほど寒い中、KristinとDanielaが一番乗りしてくれたおかげですよ。
こっちはさっさとバックステージに入り込んで、ぬくぬくとしてたわけで。

実に申し訳ない限り。
マジ、申し訳ない。

昨日に引き続き、やはり新しいアルバムの曲は、どうしても憶え切れてない。
以前からの曲は、なんだかんだ言ってそこそこ歌えるだけに、なかなか悔しい。
っつーか、自分でも、どうやって憶えられたんだか???とすら思うf(^_^;
やっぱ、年取ると憶えられなくなるのかなぁ…orz









「Zwischen den Welten」に入るところで、Floが客席の方まで出てきて、何かを受け取っている。

赤地に「Refugees Welcome」と書かれた段幕。
ファンの子達が掲げてたのか?
これをドラムセットの下に巻き付ける。



日本では難民問題自体がそれほど取り上げられないが、こっちでは実に重大な政治問題だ。
難民受け入れを拒絶しようと主張する右派が台頭し、CDUの中ですら、難民の受入数を制限すべきという主張が大きくなっている中、「WELCOME」を掲げるのは、メルケル支持を明確にしていると言っても過言ではない。

しかも、ドイツとオーストリアとでは、この問題への態度も異なっている。
たとえファンだと言っても、政治姿勢が同じとは限らないのではないかとつい思ってしまうが、Floのこの行動に大盛り上がり。
少なくとも、ここにいる人たちの間では、人道的な立場から保護すべき、という考えが大勢を占めているようだ。

どうしてもPegida対反Pegidaみたいなのばかりが目立ってしまうし、オーストリアは昨年、いやすでに一昨年か、難民の流入を拒否したけど、多くの人はまだ人道的な立場をとっているのだ。
そしてそれを表明する機会は、やはり少ないとはいえ、日本のように、そういうまともな考えを冷笑し、それを良しとするような空気はここにはない。

日本で感じる息苦しさから、ここでは解放される。
やっぱり日本は狂ってる。

今回セットリストに入ってる「Heimatlied」だって、Sportfreundeの曲だから、こうして素直に聴けて、一緒に歌えるが、今、日本で、日本のバンドが同じような曲を歌ったら、おそらくそこにはおかしな思想が潜り込ませられていて、気持ち悪くなるに違いない。

それこそ、秋元康が作詞でもしてみろ、反吐が出るような代物になるぞ。

そうじゃない、真っ当な思考がそこにあると感じられるから、Peterの書く歌詞が必ずしも全部理解できなくても、どこかが通じているのだろう。
私がこれまで生きてきた中で培ってきたもの、日本では失われつつある、真っ当な思考がここにはちゃんとあって、3人と共有している実感がある。

そう、言葉の壁に阻まれてはいても、根っこにあるものが同じだと、お互いに思っているのかも。






続く「Das Geschenk」に入る前のMCでは、初めてオーストリアで1位になった、と。
同じドイツ語圏の国とはいえ、1位になったこと自体が初めてだったのか。
これはちょっと意外。
たとえ同じ言語であっても、自国のアーティストやバンドかどうかと言うことも影響するのだろうか?
でも、ドイツでは、アルバムは1位になったけど、この曲自体は7位だかなんだかじゃなかったっけ?
なんでそんなことになるんだ?(笑)
よほどオーストリア人の感覚にマッチしたのか?

謎。

同じ言語を使っている国が他にない、というところから来ているからか、その感覚がイマイチはっきりしないf(^_^;






最初に妙に遠慮する気持ちになってしまったせいか、なんとなくKristinに場所を譲ろう的な感じでいたら、なんでそんなことを?という反応をされてしまった。

あ~。

これって日本人の良くないところがそのまま出てる。orz

自分だって、Kristin達と同じ立場だったら、同じように一緒に盛り上がろうと思うのだが、日本では「譲られた立場なんだから遠慮しろ」みたいなのがまかり通っているせいか、それに合わせた行動をとってしまっている。

これはイカンよ!

こういう態度が自然に出ることで、結局、それがまかり通る社会を作ってしまっているという、そこに加担しているということだ。

こんな、普段自分では気づきにくいことを、こっちでは気づかされることがある。


今日も本編は「Wunder Fragen nicht」。
紅白の紙吹雪が一気に吹き出す!







本編が終わって「Zugabe! Zugabe!」と盛り上がる中、ふと、すぐ後ろに8~9歳くらいの女の子がいるのに気づいた。

前、見えないよね?

ここ来る?と柵のところをさしたら、うん、と頷くので、自分の前に立たせてあげた。
名前を聞いたら、Katharinaというんだと。

自分に替わって今度は女の子に場所を譲ってあげているのを見て、Kristinが、なんで?というので、私よりちっちゃいからね、と答えたら笑顔が返ってきた。


アンコールの曲目は全部昨日と同じ。
だが、昨日と違ってRüdeはKristinとDanielaにあまり絡まない(笑)












途中でPeterが、突然最前列に現れたKatharinaに話しかけてくれた。
うん、これでこの子がこのまま、ファンになってくれたら…(笑)






が、アンコール1が終わったところで、Peterが客席に手を伸ばしていたのだが、抱え上げてあげてもKatharinaは届かない。残念!!






でもって、アンコール2はラストにいつも通りCrowd Surfingがあって、しかもちょうどこの真上をPeterが飛んでいくので、Katharinaを守ってやらないとf(^_^;

日本人のおばちゃん、大変だよ(笑)












とはいえ、無事終了。
いや、まだ無事じゃない。
途中で吹っ飛んでしまったカメラのカバーのふた部分が柵の向こうに落ちたままだ。

自分でとるからいいよ、というのだが、KristinたちがこぞってIngoに、それ、Aikoのだからとって!とIngoに拾わせる(笑)
いやいや、ありがとう、みんな優しいなぁ。

剥き出しでもダメ、カバー付きでもダメ。
う~む、明日はこのふた部分だけ最初から外しておこう。


Kristinたちとも、また明日~♪と言って別れる。
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