Der König Hat Eselsohren

Linz(5)

で、無事終わったはいいんだけど、ひとつ無事ではないんだよ。
なにしろこの時点で、バスないし…f(^_^;

ライブ終わった時点で、終バスも終わってるって、どういうこっちゃ?!と改めて思うよ…orz
でも、これはもうどうしようもない。
ある程度のところで、Marcにタクシー呼んでもらおう。

ひとまずカメラを片付けたり、またもや目薬をさしたり。
廊下も、あれやこれやと人が行き交う。
いろいろと機材を運んでいくスタッフとか。
腰にバスタオル巻いただけのPeterとか(笑)

でも、すぐ帰るつもりではないものの、Marcの部屋にいてもMarcの姿はナシ。

まぁ、Marcだけじゃなく、楽屋も、ドアが開けっ放しになっていても、誰もいなかったり。

なのに、誰もおらんやんけ、と思ってウロウロしていると、突然Floが現れて、ケータリングルームに連れて行かれたり。
すでに今日バックステージに来ているお客さん達が、ズラリと腰掛けている。
もはや椅子が足りないくらい(笑)

今日も珍しく白ワインが並んでいるので、白ワインを注いでもらった。

しばらくすると、Peterも輪に加わるが、Rüdeはすでにバスに行ったらしい。
で、Marcは?

Floが楽屋から箱入りのウィスキーを持ってきた。
なかなか良さげなウィスキーなんだけど。
「Aiko、飲むか?」
「あ~、ウィスキーは苦手。他のものならたいてい飲めるんだけど、ウィスキーだけは飲まないんだよね。」
と答えると、物凄く意外な顔をされる。

って、当たり前か(笑)

いつ、どこでも、ウィスキーと麦焼酎は飲めない、というと驚かれる。
驚かれるくらい端から見ても呑兵衛ってことなんだがf(^_^;


と、入口側の方にいた男性が、今日は誕生日なんだって。
そりゃおめでとう♪
つーか、誰なんだかわかんないけど、なんか見覚えあるような…?
でもわかんない。

で、その人のお気に入りの曲は「Mag Tischtennis」なんだといって、一人でサビを歌い出す(笑)
いや~、懐かしい。
その曲、MTV Unpluggedで聞いて以来だけど?
で、Unpluggedでやってたよね、というと、そう、そのときに聞いて気に入ったんだ、という。

あ~、もしかして、あのときにアフター・パーティーにいたんだったら、会ってるのかもしれないよf(^_^;

そんなこんなで、わかったような、わかんないようなといった感じで会話に加わっているものの、Marcの姿はいっこうにない。





既に1時を回り、最初にこの部屋で会ったカップルも帰りのタクシーを呼ぼうと電話をしてるっぽい。

ちょうどやってきたスタッフに、Marcはどこ?と訊いたら、知らない、ずっと見てないよ、という答えが。
マジか~!!

どうしよう?
タクシー呼ぼうにも、全然わかりませんが?!

と、超不安になっていたところで、さっきのカップルが、今タクシー呼んだから、一緒に帰ろう、と誘ってくれた。

まさに地獄で仏?
ここは地獄じゃないけど(笑)

いや、でも、ホントにありがたい。
5分くらいで到着するから、というので、急いで帰り支度をし、みんなに挨拶をし、彼らとともに外へ。

タクシーが来るはずということで、バス停の辺りまで歩いて行く。

つーか、雪が本降りなんですがっっ!!!
もう、どかどか降ってるよっっ!!!

しかも気温は-15度を下回っていると思われ、足下に積もっている雪は、まさにさらっさらのパウダースノー。
もうこれ、ここがスキー場だったら、最高なんじゃん?(笑)
でもここはスキー場ではないので、バス停の屋根の下で雪宿りf(^_^;

あまりの寒さに「寒すぎる-!!」と叫んでいたら、彼女の方が、「今のこれは異常だから!普段はこんなんじゃないから!」と(笑)
ホントに、現地の人にとっても、異常事態らしい。

しかも悪いことに、5分くらいで来るはずのタクシーが、全然来ない。

で、この異常寒波の中にありながら、なぜか革ジャンしか着ていない彼が(笑)、バス停から出ていってタクシー会社に確認の電話を入れる。

うっひゃ~。

これホント、自分一人だったら、絶対に対処できない。

タクシー会社としばらくあれこれと話をしていたのに、どうもらちがあかないらしく、二人はどこかさっきの建物の中に入って待ってて、といわれた。

元来た道もそこそこ距離があるんだが(笑)、二人で入口近くのガラス張りの通路に避難。
ここですら暖房が効いてなくて寒いのだが、それでもマシだ。

二人で、寒い~、寒い~、といいながら待っていると、彼女のスマホに彼から、タクシーが来た、と連絡。
その間、優に20分以上はあったのでは?

外に出て行くと、タクシーは建物のすぐ前のところに止まっていた。

ワイパーがいちいち、ぎゅっ、ぎゅっ、と音を立てるほど雪が降りかかっている上、バスで来たのとは違う道を通っていることもあって、何となくの方角以外、もはやどの辺りにいるのかわからない。

Hauptplatzに行きたいんだ、と言っていると、彼らはそれよりも南側の方向に帰ろうとしているらしい。
先にそっち回ってもらって、それからHauptplatzに、と言おうにも、地名がよくわからないのでなんと言っていいのやら?

と思っていたら、ここで下りるから、Hauptplatzまで乗っていって!と。
え、じゃ、割り勘に!と思ったら、ここはおごるから!じゃあね!とおりて行ってしまった。

うわ~ん、ありがたい!!
もしかしたら、もう会う機会がないかもしれないのに。
マジで皆様のご親切のおかげで生かされております<(_ _)>

彼らが下りたところから、Hauptplatzまではホントにすぐ。

そしてもちろん、ホテルのドアは閉まっている。
呼び鈴を何度か押して開けてもらい、フロントでおじさんに鍵をもらう。

って、もう2時過ぎですが(笑)

この街のいったいどこで、しかもこの雪の中、こんな時間までほっつき歩いていたのか?
めっちゃ疑問に思われたかもしれないf(^_^;

すっかり冷え切った体を、熱めのシャワーで温めて就寝。
ウィーンで余分に買った入浴剤、こういうときこそ使いたいのに、バスタブがねぇよ…f(^_^;
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