Der König Hat Eselsohren

プラハ(1)

未だかつて、ここまで旅行日程を決めるのが遅かったことはない。
8月10日って…f(^_^;
ま、それもこれも、画伯のお絵かき道場のハズレハガキを待っていたのと(笑)、待ってる間に通教のスクーリングが始まっちゃったからなんだが。

既に行ける日程は8月後半のみ。
8月最終週でも、飛行機だけで30万前後?!
なので、マイルで特典予約をぶっ込みました(笑)

で、突然のプラハです。
前にも来たことがあるし、そのときも2泊だったけど、主なところは見て回っちゃってるんで、お目当てといったら、今年いっぱいヴェレトゥルジュニー宮殿でやっている、ムハの「スラブ叙事詩」ですな。
しばらく前に、たまたまネットでその情報を見ていたんで、どうせならそれをプラハに見に行って、最後はミュンヘンに行こうと。
とてもラッキーなことに、8月25日(24日深夜)0:50発フランクフルト行きが空いていた。

ビジネスクラスなんで、フルフラットでがっつり寝る!!
…と思っても、そうそう熟睡できるわけでもないが。

朝5時半にはフランクフルト着。
でも、ここからが長いf(^_^;
プラハ行きは10:05。
延々3時間半、ルフトハンザのビジネスラウンジで過ごすしかない。

11:10プラハ着。
飛行機を降りると同時に、言葉が通じるのはここまで。
っつーかさ、空港の中の案内が、まず英語なのはいいとして。
その次にチェコ語なのは当たり前。
そのまた次がロシア語なのも仕方がない。
でも、なぜその次がハングル?!ワケわかんねぇ!!

ATMでお金を下ろそうとするも、「ただいま使えません」状態。
他にもはねられている人が多々いる様子。
いや、下ろせないと困るんですが。
このままでは、市内へのバスにすら乗れない。
仕方がないんで、手持ちの円をチョココルネ、じゃなくってチェココルナに両替。(>_<)
そんなに沢山現金を持ってきているわけじゃないので、それなりに節約しながら行かないとマズイ。
まぁ、このあと予定している大きな出費は、チェスキー・クルムロフからミュンヘンへの運賃くらいなのだが。

エアポートエクスプレスで、プラハ本駅へ。
ホテルまで、地下鉄で行くか、歩いて行くか迷ったが、1駅乗って乗り換えて1駅で降りる、というのがめんどくさそうに思えて、歩いて行くことに。
が、全面的に石畳で、思った以上に苦戦。
プラハの新市街って、こんなんだったっけ?
しばらく歩いて、見覚えのあるヴァーツラフ広場に出たが、前に来たときには、さほど苦労しなかった気がする…。

や、記憶は当てにならないが。
なぜなら、前回(9年前)に来たときに、この辺りのホテルに泊まったはずなんだが、名前が全く思い出せないf(^_^;
ここはドイツ語はほとんど通じませんよ、といわれたことと、ホテルの部屋の内装はおぼえているのに。

さらにいうと、歩き回った観光地はほとんどおぼえているのだが、食事に関しては1回しか記憶に残っていない。
旧市街広場でビールを飲んだ覚えはあるんだが…f(^_^;

ホテルに荷物を預けて、既に13時近く。
美術館へ行くトラムは、旧市街を抜けていった辺りで乗れるはず。
途中、ちょいと路地を入った辺りの店で、くり抜いたパンに入ったグラーシュと、地元プラハのビール・スタロプラメンで昼食。



その後も旧市街を抜けるべく(適当に)歩いて行くが、これがなかなか抜けられない。
しかも石畳。歩きにくい。疲れる…。

いったん旧市街広場に出て、方向を見定めて歩くも、意外と大変。
ようやく通りまで抜け出して、トラム乗り場にたどり着くも、予想通り、切符の販売機がない。
仕方ないので近くの地下鉄の駅で1日券購入。
ここのは24時間有効なので、明日の14時までに5回ほど乗れば元が取れる。
なので、明日の午前中までは、トラムや地下鉄を使わないと行きづらいところに行こう(笑)

美術館へ行く17番は、結構頻繁に来るらしく、切符を買ってもどってくると、すぐにやってきた。
が、まだ、チェコ語に目も耳も慣れていないので、表示されている路線図を度々確認。
だって、「ヴェレトゥルジュニー」って名前も、なかなかおぼえられないのだf(^_^;

とはいえ、何とか無事停留所に降り立つ。
停留所の真ん前が、ヴェレトゥルジュニー宮殿。




「スラブ叙事詩」の展示は、180コルナ。
1コルナ=約5円なので、ざっと900円。
他の展示ともセットになったチケットでも240コルナ。
最近の日本の美術館を考えると、結構お安い。
他の常設展とかもかなり良さそうなんだが、やはり睡眠不足の上に、こっちの現地時間で3時半に朝食、なんていうタイムスケジュールなんで、どう考えても体力がもたないf(^_^;
どうしても見たかったら、明日の午前中にでも来よう。

や、実際、この判断は正しかった。
大型作品20枚の連作って、かなり見ていて疲れる!!(>_<)
しかも、内容がわからないので、中でガイド(10コルナ)を買って、読みながら見ているものの、解説が英語の上にやたら長い…orz
ドイツのオーディオガイドと同じく、こっちも解説がやたら長いようだ。
しかも、内容自体、スラブ民族の歴史って、そうそう詳しくは知らないからなぁ。
フス戦争とかは世界史でやった記憶があるけれど、スラブ社会だけの通史って、勉強していない。
なので、読んでも理解しづらい箇所が多々あって、よりいっそう疲れるのだ。

ただ、作品自体は、ものすごい迫力。
最初と最後の、神話的な表現が盛り込まれている作品は、結構紹介される機会があるんで、見覚えのある作品もあるのだが、途中のものは、まさに史実に基づいて、それだけを描いています、的な。
これまで、油彩も含めて、ミュシャの作品は相当数見ているはずなんだが、確かにこれは、内容といい、スケールといい、別格。
別人が描いたんじゃないか?と思うほど(笑)
まさに渾身の大作ですな。







せっかくなんで、最初から最後まで見て、最後から最初まで戻ってきて、また最後まで見て、と3回くらい繰り返し見ておきました。
これだけで2時間くらい(笑)

トラムで最初に乗った停留所に戻り、そこで地下鉄に乗り、ホテルにチェックイン。
さすがに疲れたので、部屋でしばし休憩しながら、フロントで渡されたパンフレット類に目を通すと。
いろいろなツアーの案内の中に「Beer Tour」の文字!
しかもこれ、ちっさい醸造所をまわる、って書いてある。
他のパンフレットにも醸造所に行くツアーがあるけれど、これはバスで名所を眺めながらの、大手メーカーの工場見学。
絶対に零細醸造所の方が面白いって!!

時間的にも18時半出発だから、十分間に合うし。

でも。

今日行くのって体力的に無理っぽくね?f(^_^;
1時間半歩き回って、ビールの試飲して、って、さすがに倒れるだろう(笑)
これはもう、明日にとっておくとするか!!

むしろ、今日と明日の午前中は、公共交通機関を使わないと行きづらいところをまわった方がいい。
で、行ったことのないところ…。

展望台!!これがいい!!
しかも、展望台まで上るケーブルカーにも、同じ切符が使えるって書いてある!!
ちょうど夕暮れ時だし、これがいい!!

ということで、いったん近くのスーパーで水を確保してきてから、9番のトラムに乗って、展望台へGO!
展望台には、階段で上る人がほとんどだったが、もはやそれだけの力も残っていないので、贅沢にエレベーター付きのチケットを購入。
ったって、60コルナ(300円)しか違いませんが(笑)
が、このエレベーターが微妙。
めちゃくちゃ狭いエレベーターに、係員のお兄ちゃんと二人っきり、向かい合って乗らなければならない…f(^_^;
帰りは歩いておりよう…。

展望台からは、プラハの街が一望の下に。
プラハ城まで見下ろす位置って、ここしかないからな。











他のものにまでお金を払って入る気はないので、試しにレストランのあるところまで歩いておりてみる。

どうせなら、ここのテラス席で、軽く食べて帰ろうか。
夕暮れのプラハ城を眺めながら食事、いいではないか。
ここなら、味に文句を言う必要もない(笑)
ということで、本日2杯目、や、正確にはチェコに来てから2杯目のビール・クルショヴィッツェ。
日が落ちて、少々肌寒いが、まぁ気にすんな。

とりあえず、明日の予定は未定。
既に一通り見ちゃってる、って気楽だなぁ。
せっかくなんだから、のんびりしよう。
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