Der König Hat Eselsohren

Leipzig(2)

8月21日(金)

天気予報で今日はひどい天気になると言っていたが、確かに朝から曇っている。
しかも、最初、ネット接続はもうしないで、朝から出かけてしまおうかと思っていた矢先、雨が音を立てて降ってきたので、やはりネット接続の方を選ぶ(笑)
1時間くらい繋げられればいいと思っていたのに、残念ながら30分と2時間の2種類しか選択の余地がないので、2時間の方を選ぶ。

TVをつけっぱなしにしていたら、昨夜の「Horst Schlämmer」で「ファーストレディ」役だったAlexandra KampがVolle Kanneのゲストだった。
ZDFも宣伝に走りすぎ(笑)

画像の加工が終わっている分の更新を終えたので、10時過ぎにホテルをチェックアウトし、現代史博物館に昨日の続きを見に行く。
途中で市が立っている。



DDR時代風Leberkäseっていったいどんなんだろう…f(^_^;

それはさておき、パンもこの場で焼いていて、買って帰りたいほど。



でも買って帰ったところで、日本に着いた頃にはぱさぱさになってるだろうな。




博物館の前に来たところで再び雨が降り始めたので、慌てて駆け込む。
昨日は何も言われなかったのに、今日は荷物を預けろと言う。
っつっても、小さな手提げ一つなので、貴重品だけ持って、も何もない。
残念ながら、博物館に寄付することは出来なくなってしまったf(^_^;

2階まで上がっていき、昨日の続きを見ようとしたら、今日は学生さんらしき団体の見学客がいる。
邪魔にならないように、別のところから見るようにしていたら、実はまだまだほかにも団体がいて、混じらないようにするのが一苦労だ(笑)

面倒なので説明は所々しか読んでいないけれど、それでも結構時間がかかる。
結局、一通り見たときには11時半を過ぎていた。
外に出ようとすると、結構な本降り。
なるべくぬれないように、そそくさとAltes Rathausのアーケードに入り、そのままそこのレストランで食事する。
ドイツでお金を払って食事をするのは、これが最後だ。

食事をしている間に、雨がやんだので、ひとまず駅へ。
昨日、一応、空港行きの時刻表は手に入れていたのだが、14時11分発で18時頃に着くのか、15時15分発で19時頃に着くのかで迷っている。
飛行機は20時45分発だから、19時着で十分ではあるのだが、もし何かあって送れたらヤバイ。
でもあんまり早く行っても、今更何もすることがない。

本当は今日、このほかに美術館に行くつもりだったのだが、現代史博物館で意外と時間がかかったので、そんなに十分な時間があるわけでもないし、何よりももう、美術館に行く気力がない。
よくよく考えたら、この3週間、一日も「ゆっくり休む」ということがなかった。
ことにこの1週間は、一日中歩きづめ。
さすがにもう疲れた。
というか、一昨日辺りから、はっきりと腰痛が出始めた。
まだずきずきするような代物ではないけれど、結構負担がかかっているのがわかる。

だったら、駅のショッピングアーケードで買い物して、切符買って、ホテルで荷物を受け取って、早めに空港に行こうか…。

ということで、まだ買っていなかった歯磨きを買い、切符を買いに行く。
今日の14時11分の列車、というとなかなか時間がかかったが、乗れるようだ。
ただこれは結構混んでいるのかも。
76EURだというので、席を取った方がいいのか訊いたら、もちろんこれは指定席込みよ!と言われた。
今日は金曜日だから、といわれるまで、すっかり忘れていた(笑)

ホテルで荷物を受け取り、多少荷物を詰め替える。
傘が濡れたままだが、しょうがない。
痛んだとしても、どうせノベルティでもらった傘だ。
それよりも、また雨が降ってきそうなので、急いで駅に戻る。

席について、音楽を聴きながら外を見ているうちに、寝てしまった。
ふと気がついたら、隣の席の人が変わっていた(笑)
リクライニングにしたら、といわれて操作するが、動かない。
前に荷物を置いているからじゃないかという。
う~む、ちょうどおけるし、めんどくさいから、スーツケースをそのまま置いていたのだ。
上の棚にのせてくれる、というが、でも空港よりも前で降りちゃう、というので、じゃあこのままで、と答える。

その後、隣の席のお兄ちゃんの方が寝ていて、こっちはほとんど起きていた(笑)

時々雨に煙る景色を眺めながら、今回は何しに来たんだろうか、と自問自答する。
びっくりするほどドイツ語が上達するどころか、かえって自信をなくして、うまくしゃべれなくなってる。
そもそもちゃんと聞き取れない。
そして言いたいことがあっても、単語がわからない。
もう何年も前からわかっていることが、いっこうに克服できていない。
ドイツ人のようにとは言わないまでも、自分の考えていること、言いたいことを、ドイツ語で言えるようになるまで、いったい何年かかるのだろう。

そして、話す内容の方も、まだまだ足りない。
日本についても、ドイツについても、標準的な日本人よりは知ってる方じゃないかと自負していたけれど、知識も教養も全然足りない。

そして、その両方がそろったとして、それで自分に何が出来る?
今の自分の仕事、自分の専門とは離れたところに、大事なことがあるんじゃないの?
所詮無能で何も出来ないならば、何も出来ないなりの職業を選んで、それなりの人生を送っていたらよかったのに。
そうすれば、こんな風に考える必要もなかったのになぁ。
どこかで間違えたに違いない。

そして、私は何をしにドイツに来続けているのか?
ただの観光じゃつまらない。
でもそれ以外のことをしても、このていたらくじゃあな。
これが海外旅行20年のたどり着いた場所か。


空港について、全日空のカウンターを探す。
これがどういう訳か、毎回忘れるんだf(^_^;

まだ帰りたくはない。
というか、日本に帰りたくない。
今回、20世紀以降のドイツ史を次から次へと詰め込まれ、今のドイツの政治状況まで見せられて、それじゃ日本は?と考えていて、今まで以上に日本が嫌になってきた。

でも、今回は疲れた。
家に帰って寝て、次に備えて仕切り直しをしようか。
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