Der König Hat Eselsohren

ギメ美術館所蔵浮世絵名品展




原宿で観られなかったもんで、わざわざ天王寺の大阪市立美術館までやってきました(笑)

ま、どうせなら展示替えがない方が、いっぺんに観られてオトクだし。

ただ、その他もろもろの事情から日程を決めたはいいものの、いざ飛行機を予約する段になって、乗ろうと思っていた便は機体点検のために、行きも帰りも欠航なんで参った(`ε´)
やったねボンバルディア!明日もホームランだ!←大間違い

まぁ、それはともかくとして、予定より飛行機が早く着いたとはいえ、9時30分開館のところを美術館に到着したのが10時半だったので、案の定、結構な人の入り…orz
しかも、このところ和物を見る機会がやたらと多いというのに、今回はより一層平均年齢が高いような気がするぞ?
や、実際はそんなに高くないのかもしれないけど…なんつうか都内の美術館に比べて、来ている人が年寄り臭いというか…都内の観客の方がもっとぴしっとしてるっつーか……わぁぁぁ~ごめんなさい!!ぶたないで!!(笑)

いや、いつのまにやら美術ブームとやらが来てるそうで、「あんましよくわかんないけどみんな行くから私も」的な人がどこに行ってもかなりいるけれど、それはそれで身ぎれいに「お出かけスタイル」のおばちゃんが多かったりするのが常なんだけど、ここはちょっと違うようだ。
ま、それは別に良いんだけどね。
でも、背後から、「あら、帯前で結んではるわ~」という声が聞こえた日にはガックリ来ました…f(^ー^;

とはいえ、目に余る人はごく一部だったのでそこは目をつぶるとしても、どんどんどんどん人が増えてくるのは参りました。
原宿では相当数を前期・後期で入れ替えるほどだったのに、大阪では展示替え無しにやるというからないは、かなり広い会場であることは予想できたし、実際そうだったのだけれど、どんなに広くても入場者が多かったら観るのは大変だ!!
というか、ただでさえ展示点数が多くて、全部観るだけでもかなりの体力を消耗するのに、ひとつの絵を常に複数人が見ている状態はかなり辛い。
せめてところどころに腰を下ろす場所があれば、もうちょっと楽なのに、全くなし。
できることならば平日の午前中、もしくは(展示ケース入りのものが少ないので)閉館間際に行った方が良いんだろうなぁ。

で、内容ですが、想像以上の凄さでした。
まずなんといっても保存状態がビックリするほど良い!!
写楽も北斎も、昨日刷り上げたかと思うほど綺麗!!
しかも、もともとのギメのコレクションだけでなく、ルーブルから移管された浮世絵コレクションが一緒になっているせいか、丹絵・紅絵など初期の浮世絵から始まって、有名どころを大体押さえ、最終的には河鍋暁斎の肉筆画にいたるという、全部観れば浮世絵の概略が一通りわかるという充実ぶり。
まさかここまでのものとは思ってませんでした。
つーか、丹絵(黒の描線に朱で色づけしたもの)って、どっからどう見ても、マンガ雑誌の2色刷です(笑)
そして何と言っても、北斎の「龍図」「虎図」。
これがワンセットで展示される機会は、今後どれくらいあるのかわからないだけに、絶対に見ておくべきかも。
特に、「龍図」の迫力には完全に飲まれます。
その上、「虎図」の方はともかくとして、こっちはギメ美術館所蔵で、しかもパリに行っても必ずしも展示されているとは限らないからねぇ(笑)

つーか、今まで何度もパリに行ってるし、しかも美術館巡りのためだけにパリに行ったりしたこともあるのに、ギメ美術館には行ったことないぞf(^ー^;
ま、パリは美術館ありすぎで、ルーブルだってまだ全部は見終わってないからしょうがないんだけどさ。
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