Der König Hat Eselsohren

「かぐや姫の物語」

今頃見に行ったのかよ!という感じですが、公開になった11月23日(だったよね?)からこっち、ずっと忙しかったからねぇ。
特に1月中は、文字通り、息つく暇もない、という状況。
そこで、ほっとしたついでに、映画の日じゃん!ということで、念願叶って鑑賞。
つーか、すでに上映館も縮小傾向にあって、上映時間が限られてるんで、これはこれで結構ぎりぎりに滑り込んだ感じですが。

結果。

見てよかった!!

つーか、マジで、これまで見なかったのが実にもったいなかった!!
個人的には、「風立ちぬ」よりもずっとよかったですよ。

もちろん、ストーリー自体は、日本人だったら誰でも知ってるわけですが。
でも、よくよく考えると、原文に関しては、中学の教科書に載っていた範疇でしか、読んだことがない。
そうだよ。
高校に入って以降、竹取物語って、全く無縁になんなんくね?
だから、出だしの部分と、蓬莱の玉の枝のくだりしか、ちゃんと読んでないってことだ。
なんで、それ以外の部分がどれだけ膨らまされていても、あんまり困らない(笑)

で、なんと言っても、あの筆書きの絵が凄い。
これでアニメを作るってだけでも大変なことなのに、2時間もの長編だよ。
その作業を考えたら、文字通り気が遠くなる。
しかも、アニメーター全員が、元々筆になじんでるわけじゃないと思うんだよね。
それなのに、全体を通じて、絵に破綻がないというのは、本当に凄いことだ。

ま、途中、途中で挿入される草花の絵には、「六花亭…」と頭の中でつぶやいてしまったが(笑)

で、ほんの一瞬しか移らなかったんだけど、姫と捨丸が飛んでいる場面で、背景に移った水面。
あれは何?
なんかやたら写実的に見えたんですけど?
あれ、DVDでも出たら、ゆっくり見ないといけないなぁ。


それにしても、細部はともかく、大筋と結末については、まさに誰もが知っているはずなのに、ラストシーンでは劇場のあちこちからすすり泣き。
うん。
なぜか、マジで泣ける。
月からの使者が、やたら明るい音楽を奏でているのに、泣ける(笑)


あと、声ですが。
媼の最初の台詞で、夏ばっぱだ!と思ってしまったのはこちらの落ち度として(笑)
翁の台詞。
どこが三宅裕司に替わってたのか、全くわからなかった。
凄いな!
地井さんもきっと喜んでくれてるでしょう。
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