Der König Hat Eselsohren

Iceland(1) Reykjavik

空港のラウンジで相当飲んだ上に、機内でもさらにワインを頼んだというのに、意外と眠れない。
いくらエコノミーとはいえ、いつもならもっと眠れるのだが、新たに買い直したフライト用枕が合わないのか、ひっきりなしに目が覚める。
しかも、ノイズキャンセリング・ヘッドフォンも、途中で電池が尽きた…orz



そうこうする中、午前5時、フランクフルト着。
まだ真っ暗。
ここから11時過ぎまでトランジット。
遙かに先過ぎて、飛行機の出発予定にまだ載ってないよf(^_^;

時間はたんまりあるので、チケット上では出発予定になっているAゲートの店を隈無く見て歩くが、歯磨きはどーん!とでっかいコルゲートしか売ってないorz
えっと~、私が使ってる歯磨きセット、ドイツで買ったんですが~。
こういうの空港で売ってくれよ!!


ルフトハンザのラウンジで、朝から泡~白~赤~とワインを飲みつつ、ソファでウトウトと睡眠を補いつつ過ごす。
もちろん仕上げはWeißbierだが(笑)
あ、新聞かっぱらうのも忘れずに!!f(^_^; →生ゴミ用の新聞ゴミ箱に使う(笑)
ラウンジ、毎度のことながらフル活用。
ありがとう、スターアライアンス!!(笑)


10時を過ぎて、ようやく実際のゲートが表示される。
なんと元いたBの方からだ!!
ラウンジから10分と表示されている。
何だかなぁ、仕方ないとはいえ、無駄足運んだ感じ。

ルフトハンザはどんな時間に乗ってもサンドイッチなんかが出るのだが、ちょうど昼時だったので、そこそこガッツリ系の食事が出るf(^_^;
はぁ、食って飲んで、食って飲んで…。

それはともかく、ドイツ語が通じるのもここまで。
なんとか英語に切り替えねば。

そしてついに、レイキャヴィク到着。
座席が通路側だったので、外の様子はよく見えなかったのだが、ひとまず天気は悪くない。

到着予定が13:20で、送迎バスが14:00になっていたので、荷物がなかなか出てこなかったらどうしよう?!などと心配していたのだが、なんと荷物がターンテーブルに出てきたのが13:20(笑)
超よゆー。

そして、外に出てみると。


思ったほど寒くない?f(^_^;
日が当たってるからか、ちょっと暖かい。
でも気温は12℃。
12℃って、こんなに暖かかったっけ?

ターミナルに数台送迎バスがいる上に、かなり細かく発着しているせいか、乗ったバスは大型なのに、乗客は6~7人。
走り出してしばらくすると、道路の両側は苔と草と灌木が延々と続き、遠くにでっかい崖としかいいようのない、しかも苔に覆われた山、時折、左手に海、街。
青々というのでもなく、荒涼とも言いがたい。

そして、バスの窓が非常に大きいこともあって、なによりも空が広い。
視界の上半分は、端から端まで全部空だ。
空って、こんなに大きかったか?

到着まで40分ほど、という話だったが、40分以上過ぎた辺りで、今度は小型のバスに乗り換えさせられる。
これはいったいどの辺だろう?と辺りを眺め回していると、今度はバスの右手に海が見えてきた。
どうやら空港から東へ東へと走ってきて、レイキャビクの街の東側で乗り換えて、西へ西へと進んでいるようだ。
海岸沿いにはビルが並んでいる。

と、思ったら、バスは急に内陸側へ。
今度はさほど高さのない建物が立ち並ぶ。
ここがレイキャビクの街中?
印象としては、直線!直線!縦横斜めに直線!
ヨーロッパっぽさかなり薄い!!(笑)

バスは西へ向かいながら、途中で人を下ろしていく。
そして、とうとう最後のひとりに…f(^_^;

っと、正面に見えてきたのはハルパ!(詳しくは後ほど)
その前を道なりに曲がっていって、右手に見えてきたのは、チョルトニン湖と市庁舎!
どうやら湖を横切っている道を横断して、向こう側へ回るらしい。

で、湖を通り過ぎて、右折しようとしてる道…せまっっ!!Σ( ̄□ ̄;)
いくら小型のバスとはいえ、通れるのか?!と心配になるほど、道が狭い。
しかも左手に連なってるのって…普通の民家?!

市庁舎の前でバスを駐めると、運転手のおじさんが、ホテルは目の前のその道を行ったところだから、と教えてくれた。

つーか、この道も狭い!!(゜∀゜;ノ)ノ
街の地図自体は、既にかなりアタマに入っているので、方角はちゃんとわかっているのだが、想像していたのと違いすぎ。
この辺、国の行政機関とかが集まってるはずなんだが、道路が路地みたいにほっそい一通ばかりだf(^_^;
頭の中の縮尺が狂って、距離感がつかめない…(゚Д゚)

とにもかくにもホテルだよ。
最初から市庁舎の近くというのはわかっているが、これまた思っていた以上に近かった。

ホテルの部屋で荷物を入れ替えて、部屋を出たのが16時になろうという頃。
そこそこ街を見て回れる時間がある。
なので、まず(あまり必要はないが)、ホテルのすぐ近くにあるというツーリストインフォメーションに行ってみよう!



が。

地図や何かで見る限り、ホテルの並び、下手したら隣くらいにあるはずなのに、見当たらない。
ホテルのまわりをぐるぐる歩き回っても見つからず。
おかしいな、インフォはあっち、という矢印形の看板は出ているのだが。

もしや、これか?と、ホテルの2つとなりくらいのところに入るも、ただの土産物屋だよf(^_^;

で、さらにその2つくらい隣に、ちっちゃなスーパーがあったので、試しに入ってみると…コルゲートが690円だと?!Σ( ̄□ ̄;)
いやいやいや、私、別にコルゲートが欲しいわけじゃないんだが、今朝、フランクフルトの空港で見たときに比べても2~3倍の値段じゃね?!(;゚ロ゚)

どんだけ物価高いんだよ、アイスランド!!
どんだけ収入あったら、ここで暮らせるんだ?!

それはともかく、やはりホテルの並びにはインフォは見つからず。
仕方がないので、市庁舎とチョルトニン湖を見に行こう!

と、思ったら、なんとインフォは市庁舎の中に移転していたΣ( ̄□ ̄;)
しかも(というかやはりというか)特に収穫なしf(^_^;
チョルトニン湖に繋がる通路の手前にATMがあったので、一応現金を下ろしておく。
アイスランドは完全なカード社会なので、現金はほぼいらないらしいのだが、もし何かで必要になったら困るので、5000円だけ。
ちなみに1アイスランドクローナ≒1円なので、以後すべて円表記(笑)


そして、これがチョルトニン湖!!
…湖というよりでっかい池?f(^_^;






湖縁のおかしな彫刻。




湖に浮かんでいるような、モダンな市庁舎。




チョルトニン湖の北側には、国会議事堂(アルシンギ)




と、その向かいの公園には、なにやら偉い人の像。




さらにその脇をすり抜けていくと、さっき、バスで通った道だ。
道路を渡った向こうは狭い道が上り坂になっていて、東の方へと続いている。

これ、メインストリート?!

交差点のこちら側がオイストゥルストライティで、そのどん詰まりが今回泊まっているホテル。
交差点の向こうはバンカストライティ、さらにメインストリートのロイガベーグル通りに続く。

…のだが、道幅せまっっっ!!!
これが首都のメインストリートだとはΣ( ̄□ ̄;)
地図から受ける印象と実際の縮尺が違いすぎる!!!
何とか早く、ここの縮尺に慣れなければ!!!

街自体をゆっくり見て回るのは明後日の予定なのだが、予想を超えた小ささ。
距離感になじむために、とにかく歩いて見るべし。

で、歩き始めてすぐ、通りから右手方向に伸びる道が現れる。
その先に街のメインと言ってもいい、八ットルグリムス教会が見える。



ひょえぇ~。
ここがスコーラブルスティーグル通り?!
この分岐点まででも、こんなに近いのか?!

ガイドブックなんかに書いてある町並みの可愛さというよりも、全体の縮尺の小ささに頭の中が混乱するよ。
そのせいで、立ち並ぶ店の情報があまり頭に入ってこないf(^_^;

今はとにかく、歩いて距離感に慣れるしかない。

端から端まで歩いて40分ほど、とガイドブックには書いてあったが、ガンガン歩いて行ったら20分くらいでロイガベーグル通りの終点が見えてきたf(^_^;
なので、そこから少し引き返し、左折して、フラッカスティーグル通りへ。

坂を登り切ったところにハットルグリムス教会。



中を見るのは明後日でいいけど、ここまで来るのにあっという間じゃ~ん!!


スコーラブルスティーグル通りを下るのもたいして時間が掛からない。

ちっさ!!!
この、縮尺狂った感はかつて、かれこれ20年以上前にフィレンツェに行ったとき以来だ。


てことは、この後行く港の辺り、ダウンタウンからは遠いと書いてあったが、ホテルを起点にしたら余裕で近いだろう。

今日は18時からブリッギャン・ブルックフースというブルワリーでビアテイスティングを予約しているのだ。

元々はネットで色んなツアーを検索していたときに、日本の旅行会社でレイキャビク酒飲みツアーというのを見つけて申し込んでみたところ、最近そのツアーがなくなってしまい、その代わりに現地から勧めてきているブルワリーツアーがある、と返信が来た。
それはブルワリー見学とビール3種類の試飲で5000円だったのだが、ブルワリーのサイト自体を見たら、直接申し込んだら3種類で3000円ほど、6種類で5000円ほどだった(笑)

さらにブルワリーの見学はないが、ビール6種類とそれに合わせたアイスランドの食材を使ったタパスの試飲セットというのがあるではないか!\(^O^)/
解説付きで8900円。これでしょう♪

ということで、日程を色々考えて、初日に予約!
超寝不足かつ時差9時間で、普通に考えたらふらふらのところを、いきなりビール飲みに行くのさ!!(笑)


店は、入っていったところにカウンターがあり、その奥がレストランになっていて、かなり広いのだが、テイスティングはカウンター脇から入っていった、ビールタンクが並んだ手前の、これまた広いスペース。



今日の参加者は17名とのことだが、ほとんどアメリカ人みたいだ。
少なくとも同じテーブルはアメリカ人の家族連れ2組。

さすがにこの環境では、喋っている内容自体が半分も聞き取れない上に、頭が動かなすぎて英語なんか出てこねぇよf(^_^;
それでも隣に座っているおじさんが親切に、今日は火山の火口ツアーに行ってきた、ぜひ行け、と写真を見せてくれる。

や、今回は予定に入れてないんだけど…f(^_^;
でも、写真スゴイ!
ガイドブックとか、ちょっと写真盛ってる?くらいに思ってたけど、ホントに極彩色だった…Σ( ̄□ ̄;)

日本からアイスランドまでどれくらいかかるのか?というんで、20時間以上と答えると、めっちゃ驚いてくれる。
そりゃそうだ。
アメリカ東海岸からだったら、結構近いはず。
実際、おじさんたちは、ニューヨークとボストンの間くらいに住んでいるそうだ。

そして、ビールとつまみが運ばれてきた。
解説は南アフリカ出身のCandyさんという女性。
めっちゃ元気で面白い。

ビールとつまみは3種ずつ、2回に分けて出てくるらしい。
まず1組目。
ビールは、English Bitter、Pale Ale、Lager。ここの店で最もベースになるのがEnglish Bitterだそう。



つまみは、スモークサーモンを載せたポテトサラダ、エビ、ムール貝。



特産品の手長海老ではないところが残念だが、ビールはもちろん、つまみも全部うまい♪
ビールは、この中ではPale Aleが好みだったが、隣のおじさんはEnglish Bitterが一番だと言っている。

第2弾は、Belgian Dubble、IPA、Wheat。



つまみは、野鳥のスモーク、ラムチョップ、アイスクリーム。



え?
野鳥?!
パフィンか?!パフィンのスモークなのか?!

しかもアイスクリーム?!

Candyさん曰く、Wheat(いわゆるヴァイツェン)はバナナの香りがするので、アイスクリームにぴったりだとのこと。
意外すぎる!!!

が、ホントに合うんだよ、これが。
めちゃめちゃビックリ(゚∀゚)

野鳥はもちろん、ラムチョップはアイスランドの名産品になっているだけあって、マジウマイ。
臭みはないし、こんなにやわらかいラムチョップ、食べたことないかも。

そして最後にアイスランド名産のジャガイモの蒸留酒ヴレニヴィンが出た。



このテイスティング・セットは大当たり!!
初日にして、アイスランドの美味しいもの制覇!!

こういうツアーの中には、ヴレニヴィンを飲みながら、名物ハウカットル(発酵させたサメ)にチャレンジ!みたいなのもあるが、アイスランド人も食べなくなってきているというような代物食べてもしょうがない。


店を出てもまだ20時過ぎ。
まだ日が沈んでいない(笑)

ホテルの近くまで戻ってきたものの、こんな明るい時間からホテルに籠もるのはもったいない、とつい思ってしまうf(^_^;

ということで、ハルパに行ってみた。
劇場などが入った施設で、溶岩が冷え固まってできる柱状節理を模してデザインされているという。








いくらまだ日が沈んでいないとはいえ、館内は店も既に閉まっていて、何もないのだが(笑)
日暮れ時の湾内も眺められる。








海辺は砂浜ではなく、この辺は石ころだ。
石があると、洋の東西南北を問わず、人は積み上げたくなるのか?





ちょっと賽の河原っぽい(笑)


21時を過ぎて、さすがに気温も下がってきた。
そろそろ帰って寝よう。
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