
思いもかけずレーゲンスブルクで気に入ったのは、この町並みでした!!
もちろん最初から、中世の町並みが残っている、ということに惹かれてココに来たんですけどね。
実際、上の写真に写っている塔は12世紀のものだったかな?
でも、地球の歩き方に「両側に並ぶ傾きかけた家々」と書いてあるのは間違ってる!!
この書き方だと、古くなって傾いてきているようなイメージになってしまうけれど、実際はそうじゃない。
中世から残っている建物というと、木組みが幾何学模様を描いていたり、1階よりも2階の方が突き出すように建てられていたり、全体にかすかな歪みがあって、それが味わいになっていたりしますが、レーゲンスブルクはそんなもんじゃない。
建物が道に沿って湾曲している上に、明らかに壁がナナメに作られている!!
↓ほらほら、明らかに真っ直ぐじゃない!(笑)

この垂直方向のナナメ具合がまた、
下の方はきちんと垂直なのに、途中から反り返るように(笑)ナナメになっている建物やら、
根本から一貫してナナメになっているものやら、壁がくの字を描いている建物やら…。
木組みの建物もあったけど、組まれている木が左端と右端で全く太さが違ってたり。
路地という路地が全部そんな感じ(笑)
しかも建物それぞれが違うスモーキーパステル調に塗られているので、
よく言えば、アウトラインをざっくり描いた、水彩画のような街。


写真だとどうも思ったように写らないけれど、天気の悪さも手伝って、凄くいい雰囲気なんですよ。
しかも結構色んな店が入ってるんですが、それがまたちっちゃい店の上に物凄くセンスが良かったり。
可愛い服を売ってたり、カッコイイ靴が並んでたり、古~い中古レコード屋だったり…。
意外と何でもあって、生活するのにも便利そうな街。
1か月ぐらいココにいて、絵を描くとか、写真を撮るとか、そんなことをしてみたくなるところですよ。
画集くらいできちゃいそうなほど、いい路地がいっぱいありますからねぇ(笑)←路地好き
でもどこもかしこも歪みまくっているので、平衡感覚がおかしくなるかも知れません。
「ファンタスマゴリア」のムーンシャインビレッジ(密造酒を造っている村)を思い出しました(懐)
*写真をクリックすると、歪みっぷりがよくわかります(笑)