Der König Hat Eselsohren

没後150周年 歌川国芳展@森アーツセンターギャラリー



年末もやっぱり、国芳LOVE!!!(笑)
相変わらず粋で鯔背です←当たり前だ。

しかし、今回はずっと楽しみにしていたのに、あいにく後期は日程的に見られない。
初公開の金魚づくし「ぼんぼん」がぁ…orz

とはいえ、前期に展示されている金魚づくし「筏のり」にヤラレた。
金魚が尻っぱしょりして、筏をこいでるって、冷静に考えたらおかしいんだけど(笑)、あんまりにもかわいいんでメロメロ☆

今回も動物ものの戯画はかなり出品されてるけれど、絶対このオヤジ、動物好きって以上に、かわいい物好きだぞ(笑)


6・7月の原宿と違って、今回は、会場の展示テーマや配置はそのままで、展示される作品だけがほとんど入れ替わるようなのだけれど、唯一失敗だと思ったのは、冒頭に最も緻密な武者絵を持ってきてことだと思う。

いきなり最初で混み合いすぎ。

あまりに酷いので、最初に武者絵を遠目でざっと見て先へ行き、全部見てから最初に戻って、時間の許す限り武者絵をじっくり見るようにしたけれど、出品数の多さと人の濃淡を考えたら、武者絵と戯画は最後に持ってきた方が混雑が少なくなって見やすいだろうという感じ。

まあ、仕方なくではあるけれど、遠目で見たおかげで、構図のダイナミックさがよりいっそう感じられて良かったんだけど。
かつて「鬼若丸の鯉退治」や「宮本武蔵の鯨退治」を初めて見たときの、「うぉ~!!なんじゃこりゃ~?!」な驚きを久しぶりに思い出しましたよ。
あんまり近寄って見ると、あの迫力がわからないからね。

それにしても、なぜか突然、見ている最中に頭に浮かんだきり、ずっとこびりついてしまったのは、化け物達と戦う武者絵の外連味が、60年代から70年代前半にかけての漫画雑誌の雰囲気とか、それこそ大伴昌司の怪獣図鑑とかの雰囲気とよく似ている(笑)

暴れる怪獣と戦うウルトラマン。
国芳の武者絵ととても良く似ている気がするのは私だけでしょうか…f(^_^;
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