書きかけのままUPしていたのを修正しました。。
<続き>
受付でチケットをいただいて急ぎ、館内へ。
待っている間に、いかにクラシックが大好きかを語るマダムや、
高額なチケット代の値打ちはあるわよ!!!を力説するマダム等々、さまざまなマダムの生態を拝察しました。
意外だったのは、来日することを間際に知り、慌てて電話で予約をしたというお話。
そうか。ネット界に出入りしていないとやはり情弱にならざるを得ないわよね。
どんなに私たちが発信したとしても、そもそもオンラインに繋がっていなければ・・・。
本当は音楽が大好きでコンサートに行きたいけれど気づかなかったとか、行くのにためらわれてしまった方とかが
洩れなく行けるようにするというのも発信側に課せられた課題じゃないかなあと思ったりしましたよ(どこ目線?笑)
それからそうそう。マダムとイケオジのセット(言い方w つまりご夫婦でということ)率が若干DIVOのコンサより多い気がしました。地域性もあったのかな?
物販で新譜を求め、いざ座席に。
今回のえあさんの席は2Fサイドだったのだれど、ち、近い!!!これなら肉眼で余裕じゃないですか!!!
ブラヴォー
しかも上手側だから彼らの出入りもばっちり見えるぅ☆
上手側に指揮者が立つから、彼らが広がって手前(上手側)に来すぎて視界から外れる心配もない☆やったね!!
DIVOは広いステージに4人が広がってポジションをとったりするから、
そうすると4人同時に視界に入らなくて(写真撮る場合はフレームに入らない)ちょっと困るんだよね笑
ウキウキワクワクしすぎて始まるまでになかなか落ち着いて着座できなかったわ。
会場はとてもコンパクトでよく計算されたホールのよう。
恐らくホール外の通信をシャットアウトさせていましたよね?
携帯の音なんかしたらもう台無しもいいとこ。最近はどこもそうなのかしら?
14:00開演。客電が落ち、イントロが始まって彼らが登場しました
いやー。この斜め背後からステージを観たことがなかったので、とても新鮮。
何といっても指揮者マルチェロ氏の表情が丸見えですし、オケの手元も見えるし、
VOLO君達は結構ふらふら動くので笑、彼らの表情も見えるしね。
しかし。
最初の曲から違和感がありました。
なんだろ。この聴きにくさ・・・はっきり聴こえない・・・音が分散してる・・・
これ、席位置によるものですね。
基本彼らは前を向いて歌いますし、ステージは全方位型に組んでいない。
なので前に向かって跳ね返った音を聴いている状態になっているのではないですか?
そのため違和感が気にならなくなるまでに数曲要しました。
またオケが目の前にいるので演奏が最短距離で耳に届くのは、曲によっては歌の邪魔になる。
さらに演奏中、大事な音が鳴ってなかったりして、ちょっとハラハラしたりもしましたね
そんな中で気になったのがドラムス。
Who wants to live foreverの時だったと思うのだけど、VOLO君達の曲はこんなにビート刻んでるんだったけな?とにわかに気になりまして、それからずーっとドラム氏をチェックしていたの。
担当楽器が複数あって、カスタネットとマラカス?を交互に鳴らしていらした曲のときは、うふふ、スリリングでした。
#1The Ecstasy of Goldが終わって、確か紹介があってみちこさんがちらっと会場に顔を出されました。
下手の舞台袖に座って通訳をされていましたよ。VOLO君達がいつでもコンタクトしやすいような位置で。
彼女は彼らの言葉をオーディエンスがわかりやすいように、時には言葉を変えて訳されているようですね。
Nessun Dormaから彼らが一人ずつソロで歌うのだけど、その説明でオーディエンスが笑ったの。
それを受けてどうして笑ってるの?と返したシーンがありましたが、これ彼らにニュアンス伝えてるのかな?
みちこさんって愛情深く、品行方正な好青年カラーで訳されるから、"僕たちソロでもちゃんと歌えるんですよ!"って訳されると、マダム達はまあなんてかわいらしいんでしょう!とほほえましく思っちゃうと思うのよ。くす
もう彼ら色香のある青年なんですけどね。
そのソロ3曲のあと、偉大な作曲家の曲としてモリコーネのSEが披露されましたが、
この曲、よかったなあ。ずっと歌ってきて馴染んでいるのもあるでしょうし、オペラのように歌いあげないなかで
とても抒情的なフレーズがVOLO君達の表現にぴったりなのよね。
そして恐らくはね、演奏がよかったのよ。演奏ってうまく演るだけじゃなく、どのように歌手に合わせるかもあって
歌の解釈とどう歌を盛り立てるかが成功したら曲が何倍も美しくなる。それが成功してた。
ま、えあさん贔屓の曲だというのが大きいのだけれど。hahaha
あと、特に思ったのはNessunを冒頭で演るように格調高いアリアを数曲入れてるけれど、
VOLO君達のアリアにはもはや特別感がなくなってる。
オペラの敷居を下げたのではなく、アリア以外をすべて引き上げてる。
すべての曲が同じライン上にあって、POPSだろうとカンツォーネだろうと全部同じボルテージ・クオリティの高さなの。振り返ってどの曲がアリアだったっけ?ぐらいな感じなの。これってすごくない?
これがベルカントの美しさを知らしめたいということなんでしょね。
ベルカントという1本筋が通ったものがあるから何を歌っても揺るがなくて、全体的にもまとまりがあるのだと思います。
最後はVOLO君達の代名詞であるGrande Amore。
ここで3人とも客席に降りて会場を回ったんですよ。いいなあ。めっちゃ近距離で生声を聴けたのね。
マルチェロ氏もノリノリで、ぴょんぴょんはねながらくるくる回ってたのを、えあさんは見逃しませんでしたよ。
予定通りぴしゃっと(博多ぽい笑)2hで終わりました。
コンサおわってもまだ16:00。アペリティーヴォにちょうどよい時間ね。
最高に楽しい時間をありがとう。次は西の方にも来てよね。