博多発!ささやかな幸せと安心のために

arc-compo 建築設計・住宅性能評価の現場での「雨にも負けず、風にも負けず・・・」

「冬のソナタ」に見る建築設計~鉛筆

2006-02-02 10:32:43 | 「冬のソナタ」に見る建築設計
ユジンの右手に注目してください。図面を書いているのですが、持っているのは鉛筆です。
建築の図面を書くとき、鉛筆の芯はどんな形に削ると思いますか。
   
   1.円錐型の削る。
   2.マイナスドライバーみたいに削る。
   3.ミッキーマウス型?に削る。

答えは1.円錐型の削る。でした。

昔、小学校か、中学校の時、製図で2.マイナスドライバーみたいに削る。と習ったように
思いますが、みなさん覚えていませんか。でも実際には、建築屋さんはみんな円錐型に削っていました。

但し、仕事に就いてからは、鉛筆は使ったことがなく、0.5ミリのシャープペンシルでした。
芯はBかHBで、1本のシャープペンで4種類程度の太さの線を使い分けて、図面書いてました。

線の区別は、濃い薄いではなく、太い細いで違いを表します。
線を引くときは、シャープペンを回しながら均質な線をひきます。

ハッチング等、等間隔で何本も引くときも、目分量、手の感覚で書いていました。
それが結構、等間隔で均質の太さの線が引けてましたから、
我ながら、人間の感覚はたいしたものだと感心していました。
熟練の域に達していたように思います。

最近は図面もパソコンで書きますので、このような感覚を磨くこともないので残念に思います。
1本の線を引くにも、力の入れ方、シャープペンシルの回し方、動かし方などいろいろなものの
調和をとる感覚を研ぎ澄ます訓練をしているようなもので、意味あることだと思うのですが・・・

「冬のソナタ」に見る建築設計~Oh!ドラフター





Design Essence from Sketchbook―建築設計のための教科書

京都大学学術出版会

このアイテムの詳細を見る

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 久しぶりの地震!忘れたころ... | トップ | 住宅性能評価+住宅保証マン... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
鉛筆? (tempest)
2006-02-03 22:40:27
こんばんは!

さすが職業柄とは言え視点がぜんぜん違いますね。鉛筆に目線がいくなんて考えもしませんでした。

専門家の目で見てこのドラマの仕事ぶりの描写はいい線いってますか?



そういえば音楽関係では写譜ペンって変わったペンありますよ。でも最近は手書きしませんね。PCさまさまです^^;
こんばんは (arc-kazu)
2006-02-06 00:00:54
ドラマの中の設計事務所の描写はなかなか良くできているのではないでしょうか。

ここの映像に映っているものにしても、どこの設計事務所にもあるものばかりです。

建材のカタログ、サンプル、円や文字のテンプレートなど・・・

仕事ぶりについても、なかなかです。

それが、はまってしまったひとつの原因でもあります。

コメントを投稿

「冬のソナタ」に見る建築設計」カテゴリの最新記事