てく、ぱち、ぽつり。

てくてく歩いて、ぱちりと撮影。
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心に残すためのつぶやきメモ。

クズ_秋の七草④

2009-09-17 | はな -flowers-
秋の七草、4つ目はあちこちで見られるので特別感が薄めなお花

クズ(葛) マメ科クズ属
所:日本全土の日当たりのより山野・野原・荒地に群生するマメ科の多年草
花:8-9月頃、赤紫色の穂状の甘い香りのする花を咲かせる。
葉:葉は互生し、三出複葉、小葉の柄は短く2つの側葉の形は楕円形、真ん中の小葉は円形でいずれも全縁。葉裏は毛が密集し白味を帯びてざらついている。
名:大和国、現在の奈良県である国栖(くず)が、デンプン・葛粉の産地で、この国の人が京都に売りに来たことから由来。



そこらじゅうに蔓延って、他の樹木を覆いつくす感じや、甘ったるいという印象の花の香りから、個人的に好ましく思ってはいなかった葛ですが、その利用価値の多さに少し見直し

新芽は天ぷらに、花も食用や煎じた汁は二日酔いに、根はよく知られるように、葛粉や葛根湯など、和菓子や薬用として、ツルを材料にした葛布(くずふ)の織物や葉は家畜の飼料、などなど、使えない所はない程。

こんなに使い道があるのに、あんなに蔓延するって事は、やっぱり手間がかかるものばかりなのかな?

そういえば、葛粉の作り方をテレビで見た時、あまりの手間に驚いたっけ。

葛布だけは、始めて聞いたけれど、掛川のあたりで有名だそう。
どんなものか、これも調べてみようかな。

万葉の時代から歌に詠まれるって事は、それだけ人々に関わってきた、という事なんだね。
深いなぁ~~~。

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