てく、ぱち、ぽつり。

てくてく歩いて、ぱちりと撮影。
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心に残すためのつぶやきメモ。

ススキ_秋の七草③

2009-09-14 | 植物_その他
秋の七草、3つ目は、見慣れている感の強い、ススキです。
でも、調べていると結構、たくさんの種類があるんですねぇ~。
写真のモノが本家である事を祈り?ます。

ススキ(薄・芒) イネ科ススキ属
所:日当たりの良い山野に生える多年性草本
花:夏から秋にかけて、茎の先端に20-30cmの十数本に分かれた花穂をつける。花穂は赤っぽい色をしているが、種子には白い毛が生えて穂全体が白っぽく見える。
葉:細長く堅い葉は、根出葉と稈(かん:稲・竹などの中空になっている茎)からの葉が多数つく。縁は鋭い鉤(かぎ)状になっている為、肌が傷付くことがある。
名:萱(かや)、尾花とも言う。この尾花は穂を動物の尾に見立てたところから。
他:秋の七草の一つに数えられ、十五夜の月見にはハギと共に飾られる事が多い。花札では8月に用いられている。

ちょっとお勉強タイム!

植物遷移上では、ススキ草原は、草原としてはほぼ最後の段階にあたります。
ススキは大きくなるのに時間がかかるため、初期の草原では姿が見られませんが次第に背が高くなり、草原全体を覆うようになります。

ススキ草原を放置すると、アカマツなどの先駆者(パイオニア)的な樹木が侵入して、次第に森林へと変化していきます。

以前は農家で茅葺屋根の材料や家畜の餌として利用する事が多かった為、集落の近くに定期的に刈入れをするススキ草原があり茅場と呼んでいたそうです。
現在はススキ原が使用・管理されなくなった為、多くは遷移がすすみ、雑木林となっているそう。

古い町の写真をそんな視点で見てみるのも、楽しそうです

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