某有名焼肉屋チェンマイ店は、大盛況でタイの実業家や有名人が度々訪れるとかで、このまま上手くいってくれたら…と願うばかりでした。
今振り返るとおかしな事で、安定のたこ焼き屋と大盛況の焼肉店があるにもかかわらず、反比例するかのように、助けて!が増えていってたのです。
その助けて!は、良い理由もあれば悪い理由もありました。
内容はさておき、共同経営者とケンカになって、その半分の権利を買い取る形になった事や、一時的にゴルフ友達から借りた金の事でバカにされた事。
その他もいろいろありました。
川上は、自分にとって利用価値がなくなった時や金を借りるための常套手段として人の悪口をよく言います。
私は川上と30年の知り合いです!
今までは他人の金を喰う事だけで生きてきたような奴ですが、今はメーテーンで一から悔し涙を流し、奥歯噛み締めてやってきてるのを私は知っています。だから、今までの川上とは違う!と思ってました。
人懐っこく警戒心を与えない川上の性格は、上手に人間関係を作っていきます。そうしていく中であの不安とやるしかない!という思い、そして悔しくて流した涙は忘れていったんでしょうね。
ある日、焼肉屋のお客さんで、タイで有名な実業家と友達になった!と連絡がありました。パーティーに誘われただの週3は来てくれるだのと、しょっ中写真や動画が送られてきました。
一番上に貼ってある写真は川上の言うパーティーの写真ですが、別の参加者から、それは違う!と聞いたのは数ヶ月あとの話しです。
何はともあれ、この時はまだ、私は川上の成功を願ってできる応援をしていたのです。
第13章に続く
この物語は当時川上の報告によるものです。
助けて!の一部。
50万円以下の振込みは8回ほどあります。
2022年4月から8月のストーリー