たった一人で悔しいと涙を飲んで頑張ってたはずの川上も、次第に人間関係を語り、調子のいい事を言い出すのにそない時間はかかりませんでした。
初めは同じ日本人で同業のたこ焼き屋の話しをしてました。誉めたりけなしたりと、いろいろ言うているのを聞き、少しづつ人間関係を築いていけてるのかなぁ!と思ってました。
ここから一気にいろいろな人物が登場するのです。
東京の板橋区の◯◯、ゴルフ友達の◯◯や◯◯、大阪の不動産処理の相談を受けた◯◯にリス族に嫁を持つ◯◯等々さまざまでした。
知りませんでしたが、この頃はすでにメーテーンからサイサーイという場所にたこ焼き金太郎は移転してたのです。
移転してから登場人物が増えるにつれて金の話しと金額も増えていきました。
ちょうどその頃、世界中がコロナ禍真っ只中でチェンマイはもちろん、たこ焼き金太郎もモロに影響を受けてるような話しもしてましたが、金太郎はテイクアウトやから何とか大丈夫!とか、現地日本人に応援してもらってるから!とも話してました。
電話でそんな話しをしながら、最終的には助けてほしい…!とよく言われよく振込みもしたもんです。
当時コロナ禍は、日本でも連日クラスターだのパンデミックだのニュースになってましたので、川上の助けてほしい…も仕方ないのかな?と思ってました。
と同時に心のどこかで、ホンマかいな⁇
と疑う気持ちもある反面、たった一人でやってる事実とそんな汚い考えを自分自身押し殺すかのように応援したのです。
後に知るのですが、この時すでに始まってたのですね!?川上の詐欺というマネーゲームが!
第10章に続く
90万は、コロナ禍で金太郎を売名するためのボランティア資金と、40万は川上の現地法人に関する費用だったと思う。
ボランティアが評価されたという写真と動画
2021年1月から6月のストーリー