Apple Beauty

ステキなオーガニックライフ
今日ヲ明日ニ継ぐ

真っ赤な実

2011-12-11 23:05:00 | 植物
ここの所、毎週末、講習会に出かけたりしていたので
すっかり家の事を疎かにしていたら
こんな真っ赤な実が実のっていました。


これは、万両かな?

母が大切に育てていた植物がまた季節ごとの顔をみせていた事にも
しばらく気付かずにいました。
反省



なんてかわいい
南天なのか?千両なのか?万両なのか?
同じ赤い実をつける植物だから区別がつけづらく
母が居たらすぐに答えてくれただろうなぁ~なんて思いつつ
この世に形がなくなっても植物を通して私に感激を与えてくれる
朗らかな気持ちにさせてくれる、生きる喜びを教えてくれている気がします。



植物を見ていると、時間軸を意識してしまいます。
母は、生前、植物が大好きで植物をたくさん育て植物にも詳しく
そういう母が、育てていた植物が、主が居なくなっても変わらずに咲いてくる


こちらは、千両かな?たぶん・・・

物皆(ものみな)は 新(あたら)しき良(よ)し
        ただしくも 人(ひと)は古(ふ)りにし 宜(よろ)しかるべし

物はみんな新しい方が良い、ただし人間だけは古くなった方が良いだろう。

日本の人は、特に新しいものが好きな人多いですよね!
若い子の方がいいに決まってるみたいな。
でもこの「古りにし」ずっと生きてきた積み重ね、時間の意味
その年、その年に大切な時間
十代には、十代の二十代には、二十代のその年に大切な時間がある。

「古りにし」までくる時間
一つ一つその時その時が大事
それが積み重なり自分に組み込まれる。



「宜しかるべし」自分が自分を見つめて人と比べるのではなく
これでいいんだ、よかったんだと思える生き方をしていきたい。

そして同じ人間でも動物でも植物でも重なり合う時間軸を大切に
今、一緒に居られる大切な人との時間を優先し
一瞬一瞬を大切に植物や自然から学びながら成長したいです。
その判断を間違えないように・・・



母が、生前育ていた千両を仏壇に供えながら
自分が育てた植物を亡くなってから供えてもられるなんて考えてもいなかっただろう
どんな高級な花より価値があるなと思い、仏壇に供えました。
自分の母親ながら良い生き方してきたね!って伝えたくなりました。