発達障害学生を支援へ 福井工大 ～中日新聞プラス～

福井工大は十九日、
発達障害の学生への就職支援につなげようと、
校内の大学教員ら三十人を対象にしたセミナーを初開催した。
講師に招いたハローワーク福井の本田忠生総括職業指導官は

「就職活動で何度もつまずけば保護者に伝え、協力を得ることが大事だ」

などとアドバイスした。


大学生の発達障害は、
三年生の就活時になって顕在化することが多い。
本田指導官は
「ペーパーテストはでき、学業成績も悪くない。
でもコミュニケーションが苦手で、面接がうまくできない」
とこれまで接してきた事例を紹介した。


その上で「適職を選ぶことから始めるべきだ」と助言。
本人の職場見学や面接に同行する支援方法もあるとして、
就活で苦戦するなら
「保護者に伝え、『一緒にやりましょう』と理解を得るといい」と述べた。


福井工大の天谷幸雄就職支援課長は
「発達障害のため就職で苦労する学生はいる。
校内全体で正確な対応を学び、支援を続けたい」と話していた。（尾嶋隆宏）





大学でも、
こんな取り組みをしてくれるところもあるんですね。