あおぞらブログ

発達障害やグレーゾーンなど、ちょっと個性の強いお子さんのパパママを応援する「パパママサポート あおぞら」です。

終戦記念日

2012-08-16 16:07:26 | スタッフのひとりごと
昨日、8月15日は
終戦記念日でしたね。



終戦は昭和20年、1945年。
あと3年で、戦後70年です。



話題にもなりましたが
イマドキの高校生に
戦争についてアンケートをとったところ、
「戦争を知らない」どころか、たぶん、
「戦争って本当にあったの?」的な
平成世代の実態が明らかになったとか…。





私ももちろん戦後世代ですが、
私の両親は昭和一ケタの
戦争体験者です。



父は海軍に入りたくて
志願兵になろうとしたようですが
度々その手続きが父親に見つかって
結局、実現しないまま
終戦を迎えたようです。


でも長兄は徴兵され
21歳の若さで戦死。


叔父さんも戦死。


その他、
たくさんのきょうだいが
栄養失調や病気で
幼児の頃に亡くなっています。





母は名古屋市の生まれなので
何度も空襲を受けています。


B29という爆撃機が
低空飛行で飛んでいくので
操縦していた兵士の顔まで見えたそうです。


父親は体が弱かったので
徴兵はされませんでしたが
農家ではないので食べるものに困り、
お米はほとんど食べられなかった少女時代。



昼間は家の手伝いに弟妹たちの子守のために
学校にあまり行かせてもらえず、
学校に行っても
鉛筆の代わりに槍を持ち、
「鬼畜米英、ヤーーーーッ!」と
槍の練習。

夜には
敵に見つかる危険から電気はつけられないため
勉強したくてもできなかった、と。




終戦を迎えてうれしかったことは
堂々と電気がつけられて
夜も本を読めること。




この両親が
無事に生きていてくれたおかげで
今の私があります。







日本が神国だと信じていた時代。


日本が大国だと思っていた時代。



そんな時代の話を
生で聞いて育ちました。



でも
体験者ではないので
子どもたちに話しても
物語のように聞こえるでしょう。


それでも
伝えていきたいと思います。



もうあと20年もすれば
戦争体験者の方々が
ほとんど消えてしまう。


B29も玉音放送も
死語になってしまうのは恐ろしいことです。



何の意味も罪もなく
戦争で亡くなった方々のおかげで、
身ひとつで戦中戦後を生き抜いてきた方々のおかげで、
私たちの今はあるのだから。

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