あおぞらブログ

発達障害やグレーゾーンなど、ちょっと個性の強いお子さんのパパママを応援する「パパママサポート あおぞら」です。

学習の困難

2013-02-06 23:33:48 | スタッフのひとりごと
アスペルガーの次男くん。

言葉のまんまに受け止める、
細かいところまで説明しなくては気が済まないので
話がまとめられない、
逆にこちらからの話も
細かいところまで説明しないと分からない、
相手の気持ちが分かりにくいので
場面や状況に応じた発言ができない、
など
おもに対話に困難を抱えています。


もちろん、
本人はそんなこと全然気付いていないし
どう説明しても分かりません


親なので
これらをふまえた上で
「怒っちゃいけない」
「説明しなきゃ分からない」
といつも構えていますが
知らない人ならかなり
“めんどくさい”相手だと思います



そんな次男の苦手な学習は
まず国語

長文から何かを読み取ったり、
問題によくある
「登場人物の気持ちになって考えましょう」
というのが難しいです

もっと難しいのは作文。
なにしろ話がまとめられないのですから

「○○について書きましょう」
と言われても
もう書き始めから分かりません。


なので、
「作文」と「感想を述べる」が合体した読書感想文なんて
書けるはずもなく
ここだけの話、
私の言う通りに書いてるだけです(笑)


同じ意味で
「運動会」
とか
「夏休みの思い出」
とか
大きなテーマを出される絵も
何を描いていいのか分かりません。

運動会なら「かけっこ」なのか「玉入れ」なのか
ハッキリ言われないと描けないのです。




その次男への今日の社会の宿題。

「テスト勉強」。


あ~


「教科書の○ページから○ページまでのテスト勉強って言われたけど
何すればいいか全然分からん

「先生に聞けばよかったのに」

「そんなこと聞けるわけないやん



そう、
プライドは高く
勝ち負けにこだわるところもあるので
人前で「分からない」と言うことはできません。



「じゃあ、教科書読めばいいんじゃない?」

「だってノートに書くんだよ

「何を???」

「だからテスト勉強を

「え・・・・・


そんな~
次男にはハードル高すぎる~


「じゃあ大事だと思うところだけ拾って書こうか」

と言っておいて
家事をしていると

「あ~もうこんなん朝までかかるやんか

見ると
ノートにびっしり、教科書を丸写し

「え~全部書いてるの

「だって大事なところなんて分からんもん
全部大事だと思うもん

そりゃ終わらないよ~

しかも次男の書き方は
句読点を前の文字のマスに入れてしまうし
改行いっさい無し
読みづらいことこの上ない

「あのさ、テンやマルは一マス使うの。」

「なんで?」

「なんでって・・・決まりなの
国語で習ってるはずだし、
感想文書く時にも教えたんだけど」

「知らん」

「行も変えないと、すごく読みづらいでしょ?」

「そんなこと先生に言われてないもん」

「・・・先生はそこまで言わないの自分で学習するんだから

「だから書いたじゃん

「・・・・・



それから
私が教科書を先に読んで
大事だと思う単語や文章を書かせたのですが
いちいち、

「テンは?いる?マルつける?」

句読点まで言わないと分からないし
注意していないとまた
改行なしでずらずらっと連ねてしまいます


結局、
自分で丸ごと書き写したところはまったく頭に入っていないのですが
私が書かせたものは全部、覚えていました。


これ・・・

小学校のうちはいいけれど
中学校で大丈夫なのかな~

最新の画像もっと見る

コメントを投稿