仙台で療育に通った記録

息子が仙台で療育に通った時の経験をまとめました。

トイレと身辺自立

2020-12-15 15:37:00 | 日記
こちらの通所療育では
子どもが少しずつ自分で自分のことをできるように、荷物の整理からトイレ、手洗い、食事、歯磨きなどの時間が設けられていました。(視覚フォローのための写真手順付き)
基本はママも手伝いますが、慣れてきたら徐々に一人でやるようにも促します。初めはできなかったり興味がなかったりしても、周りに少しずつ影響を受けていく子も多いんだそうです。


クラスのみんなにとって最大の関門とも言えたのがトイレ。
大半の子はまだオムツだったので、それぞれ先生と相談しながらトイレトレーニングを進めていました。

ケンは家ではトイレでおしっこもうんちもできるのですが、外出時は不安からかオムツを履きたがるタイプ。
こちらでもなかなかトイレに入りたがらず、かといってオムツでもしたがらず…なんていう時期もありましたが、卒園間近になってオムツ卒業できました。 
お友達のなかにはトイトレの方針がママと先生でうまく合わず、やや険悪になってる人もいました。専門家の意見とママ&子供のペース、どちらを優先すべきか難しいところです。汗


先生たちのこと

2020-12-11 19:18:00 | 日記
ケンたちのクラスは全部で8人でしたが
クラスには担任が1人、サポートの先生が2〜3人、心理士の先生が1人いました。
既婚子持ちの女性がほとんどで、育児の先輩でもあるのが心強かったです。

また、発達というとてもナイーブなことが関わってくるからこそ、先生たちには役割分担がしっかりあるようでした。
深くて濃い話をするのは担任が中心で、他の先生とは子どもの様子を共有して相談しながら軽い世間話もする感じでした。

ひとつ上の学年のクラスには男性の先生もいて、初めは珍しいなと思ってたのですが、子供の体や力が大きくなるとひどい癇癪などのときは女性だと抑えきれないこともあるんだそうです。深いですね。。

また親たちが勉強会のときは先生たちが子どもを見ていてくれるのですが、ふだん接する大人がほぼ夫婦だけのケンに取って、いろんな遊びやコミュニケーションの相手となってくれるのはとてもありがたかったです。帰りの車の中で〇〇先生が〇〇なんだって、などと聞くと、人にも興味があるんだなと(笑)うれしかったです。
そして卒園の時にもいろんな先生がケンくんはこんなことが成長しましたね、と声を掛けてくれて、自分の子どもを一緒に見てくれる大人の多さって大事なんだな、ありがたいなと改めて思いました。
(核家族が多い現代の子育ての辛さはここかな?苦笑)

イベントのこと

2020-12-10 13:57:00 | 日記
以前のブログで、季節の行事にちなんだ活動があったと書きましたが、イベントごともいくつかありました。

まずは運動会。
当日は土曜で、親や兄弟も参加可。
お遊戯、競技、親子競技などいろんな種目をやりました。
お遊戯は1ヶ月ほど前から普段の活動のなかで少しずつ練習。まずは音楽と踊りに慣れ、衣装やお面に慣れ、そして会場である園庭でリハーサル。ケンは少しずつ慣れいったものの当日は緊張で固まっていました(笑)
運動会当日は初めて夫も療育施設に足を踏み入れた形になり、良くも悪くも現実を知ったようでした(遅いよー笑)

夫は他にもお祭りにも参加してくれました。夏祭りと称して施設全館にさまざまなゲームコーナーと食べ物が用意され、家族でまわる形。姉も楽しんでいました。

あとは遠足にも何度か行きました。
近郊の公園や屋内遊び場でしたが、車の免許がないママさんたちには行きづらい場所だったそうで、みなさん喜ばれてました。先生たちとも一緒だったので初めての場所も心強かったです。

非日常的なイベントごとや人の多い空間は大人でもドキドキすることがありますが、子どもの中には癇癪を起こしたりうずくまってしまう子もいました。
でもどのイベントにしても、先生たちは子どもに強制したり無理にやらせることは決してなく、それぞれの意思とペースを大事にしてくれていました。
私自身もケンの様子にヒヤヒヤすることが何度もありましたが笑、先生たちに何度も救われました。

勉強会や懇談会

2020-12-09 13:00:00 | 日記
通所施設に通いはじめて2、3ヶ月は
毎週のように勉強会がありました。

私のなかで特に印象に残っているのは
まずは当事者体験談。
診断を受けているご本人が来てご自身の経歴や現状について話してくださいました。質疑応答もあり、聴講していたママたちからもいろんな角度から質問が出ていてとても勉強になりました。

それと保護者の体験談(上の方と親子ではない)。
場面を想像しながら聞いていると共感できることが多く、みんなウルウルしながら聞いてました(笑)
ちょうど進路選択の時期と被っていましたが、くれぐれも親のエゴではなく子どもの目線に立つこと、と言われてドキッとしました。。

あとはアンガーマネジメント講座もありました。普段からの思考をポジティブに変えるためのワークなんかもあり、実践できるかは別として、理論を学ぶことができてよかったと思います。

全体を通して、一方的な講義形式ではなく私たちに問いかけたり、ワークを導入した勉強会が多く、たくさんたくさん考えさせられました。
内容が重すぎてまっすぐ家に帰りたくなくて、わざと遠回りドライブして帰った日もありました。でも今となっては、私自身もあのとき頑張って良かったなと思います。



民間療育のこと

2020-12-08 17:39:00 | 日記
また話がそれますが、
同時期に通所していたママたちの間で時折話題になったのが民間療育。

発達障害は今の教育現場において
とても重要で注目されているポイントで
仙台でもさまざまな教育機関(ビジネス)を見かけるようになりました。
学習塾の発達障害児向けクラス、個人の療育教室、発達障害児向けの家庭学習。
就学児はもちろん、未就学児、未就園児向けも。

発達障害の可能性があり、と言われて、
しかも通所施設での療育にまで進んでる私たちは、まさにそのターゲット笑。
子どものために自分にできることがもっとあるのではないかと日々不安と焦りに駆られていて、これらの民間療育を試す人もいました。(うちは姉のこともありそこまで手を出せず)

市から貰ってる受給者証があれば良心的なレッスン代になる名の知れた教室(=キャンセル待ちがすさまじい数)もあれば、セラピストやアドバイザー(どこまで専門的なのか曖昧)が個人でやっているというとても高額なレッスンもあるようでした。

ママたちと話すなかでは、小学生の一般的な習いごとでさえ費用対効果は読めないのに、未就園の段階でそこまで時間もお金も注ぎ込む必要ある?と。
療育は早期にしっかりやればやるほど効果が出るというけれど、今の通所施設での療育に全集中でいいのではないか?と。

進路の話にしてもそうですが、何が正解かは本当に分かりません。
このときのママたちとは、まずは通所施設に通えてる今、先生やアーチルの職員さんとの話のなかで「併用」を提案されたら考えるので十分ではないか?との結論でした。