現実世界は
必ず両極がなければ
存在できないという。
上と下
左と右
肉体と魂
悪と善
闇と光
陰と陽
私はどうしても陰に振れてしまう。
陰が好きなのだ。
ネガティブに振れた分
ポジティブに振れば
プラマイ0の中庸だ。
現実世界は
この中庸が大切らしい。
すべてこの中庸をめざせば
うまく行くらしい。
陽がアマテラスで
陰がスサノオらしい。
ようするに私は
スサノオが好きなのだ。
ということで
私は中庸に振れただろうか?
現実世界は
現実世界は
悪いことし放題やって
罰なんてやってこなくて
面白おかしく死んでいく。
こんなことがまかり通っているのに。
どうして、みんな悪人にならないのだろう?
真面目に善人を目ざしてるとバカをみるって
この世の中だってのに。
だって
悪いことすると地獄行きになっちゃう?
神様が見てるから?
良いことをすると天国に行けるって?
来世で恵まれるために?
じゃあ、もしかして
神もあの世も
前世も来世も
実は
それが壮大な人間の妄想だったとしたら。
絶対的な心のよりどころが欲しかった。
秩序が必要だった。
苦悩して生きることに光りを見い出すために。
実は
大昔の偉大な哲学者の
作り話しだったとしたら
どうする?
言葉っていうのは
賢い人がうまく使いこなす。
下手に使って
意図しない勘違いになるくらいなら
黙っていた方がずっといい。
磨いた言葉を選んで話すより
自分の本質を磨くことに
一生懸命であれば
間違って伝わることを
ずっと少なくできる。
もう言葉に頼る必要はなくなる。
世の中は
矛盾と理不尽と差別が常にあって
この憤りを訴えるには
言葉をたくさん知っていて
計算高く
自分を貫いていく強さがなければ
ダメなんだと気がついた
頭が悪いうえに
いいったくれの私が訴えても
ただの出る釘は打たれるわけだ
無知な私が痛い思いをたくさんして
やっと気がついたことは
すでに誰でも知っていることだったわけで
こんな私は力まず流されていくとしよう
そんなどうしょうもない流れに揉まれながら
自分の手に握った藁を信じるよ