ヒノキ花粉症で
鼻と喉の粘膜がやられて
息苦しく声が出しづらくなった。
時折り、気持ち悪さや頭痛も始まった。
市販の薬では
ごまかせないくらい状態が悪くなった。
耳鼻科に行くと
アレルギーで弱った粘膜が
細菌感染しているという。
ちくのう症になっていた。
ますます声がでなくなり
呼吸もしづらいので
長く話すことが困難になった。
ゆっくり
短く
静かに
感情をあまり込めず
抑揚なく
話すようになった。
最後は微笑んでごまかした。
人の話しを聞く方が
必然的に多くなった。
すると
ずっと以前より
世の中が穏やかに見え始め
心が楽になっている
自分を見つけたのだった。
さて
治療はまだ続きそうで
体調もなかなか戻らないけど
もっと楽な生き方を
ちくのう症が教えてくれた。