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【動画紹介】♬2月17日生まれの作曲家♬

2022年10月07日 | 動画紹介
☆本記事は、Youtubeチャンネル『本の林 honnohayashi』に投稿された動画を紹介するものです。
 ご興味を持たれた方は是非、動画の方もチェックしてみて下さいね!


 1820年2月17日に生まれたのはベルギー出身のヴァイオリニスト、アンリ・ヴュータン(1820-1881)です。
 楽器製造の調律を手がけていた父から音楽教育を受け、6歳の時には公開演奏会でロードの協奏曲を演奏しました。

 そんな彼の才能を見出したベリオは、ヴュータンを自らの弟子としてパリへ連れて行き、同地でのデビューで大成功を得た後、ビュータンを演奏旅行を行います。
 ヴュータンは1834年に、当時ヴュータンでは忘れられていたベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を演奏したことでも知られています。

 53歳の時に卒中に倒れ左半身不随になったため、演奏活動からは引退しますが作曲を続けました。
 ヴァイオリン協奏曲第4番(作品31)はベルリオーズから「独奏ヴァイオリン付きの壮大な交響曲」と評されました。

 ヴュータンはパガニーニからの影響を受けていましたが同時代の作曲家のように名人芸技巧に傾倒しすぎることはなく、古典的な端正さを失わない作風の作品を残しました。
 1846年から51年まではロシア宮廷演奏家兼教師として71年にはブリュッセル音楽院の教授として後進の指導にあたります。

 門下生にはハンガリーのヴァイオリニスト、フバイやヴュータンと同じベルギー出身のイザイなどのヴァイオリンの名手がいます。


♬2月17日生まれの作曲家♬



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