時には目食耳視も悪くない。

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気ままにya-ku-so!:A Secret Sorrow.(14)

2021年04月11日 | 語学学習
☆本記事はブログ主が好きな海外文学作品をその時の気分で自由気ままに翻訳するものです。
 ブログ主は翻訳トーシロなので、誤字脱字・意訳・誤訳・スペルミスが多発する恐れがあります。
 転載やコピペはオススメしません(笑)

☆テキスト出典 A Secret Sorrow. (1981) Karen van der Zee / Chapter 1より


Fay took the bath towel off and looked at herself in the mirror.
(フェイはバスタオルを外して、鏡の中の自分を見た。)

She looked at herself often these days.
(近頃、彼女は自分の姿をよく見つめていた。)

Ever since she had talked to Doctor Martin five weeks ago she had had a strange fascination for her body ― for her flat stomach with the pink scars.
(5週間前にマーティン医師と話をして以来、自分の身体に、ピンク色の傷がついた平らなお腹に、奇妙な魅力を感じていた。)

Moisture from her shower still clung to her skin and from under the towel wrapped around her hair drops of water dripped on to her shoulders.
(シャワーの湯気がまだ肌にまとわりつき、髪に巻いたタオルの下から肩に水が滴り落ちた。)

Too tall, too skinny, too many freckles.
(背は高すぎるし、痩せすぎだし、そばかすだらけ。)

Her stomach was flat ― flat for ever.
(お腹はぺったんこだった。―ずっと、ぺったんこのままなのだ。)

Barren, she thought unemotionally.
(『石女』だと彼女は無感動に考えた。)

I'm a barren woman.
(私は『石女』だわ。)

Wasn't that what they called it in the Bible?
(確か、聖書ではそう呼ぶんじゃなかったかしら?)

A word with a stigma.
(烙印を押されるのだ。)

A woman incomplete, defective, deficient.
(不完全で、欠陥品の、ダメな女だと。)


【一言メモ】翻訳って、単純に言葉の意味を知るだけでなく、その国の文化風習・人々の考えを知ることだと思う。例えば、宗教。欧米では、キリスト教と人々の関係はとても密接。小説の中に、聖書の言葉を暗示するようなフレーズが出てくることは少なくない。私はキリスト教には詳しくないから、そこのところはもっと勉強しなきゃいけないと思う。ただ、この作品は40年前に書かれているから、現在はまた宗教への考え方も変わってきているのかもしれないけど。。。(いくら勉強しても足りないよ!


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