【動画紹介】♬10月22日生まれの作曲家♬

☆本記事は、Youtubeチャンネル『本の林 honnohayashi』に投稿された動画を紹介するものです。
　ご興味を持たれた方は是非、動画の方もチェックしてみて下さいね！

　1811年10月22日に生まれたのは、フランツ・リスト（1811-1886）です。
　父はエステルハージ侯家の執事で、ギターやヴァイオリン、ピアノを弾くことができ、息子が7歳になるとピアノを教え始めます。
　上達は驚くほどで、リストは９歳にして公開演奏会を行いました。

　その後、チェルニーにピアノを、サリエリに作曲を習い、ウィーンやパリで演奏会をしたり、楽譜を出版するなどの成功を収め、その名を広く知られるようになります。
　日本でも有名なピアノ独奏曲《愛の夢　第三番》は当初、歌曲として作曲されましたが、1850年にリスト自身の手によってピアノ独奏に編曲されました。
　リストは自作だけでなく、シューベルトやシューマンなど、聴衆に親しみを与えるメロディーを持つドイツ・ロマン派歌曲の数々をピアノ独奏に編曲することで、それらの曲を広く人々に紹介すると共に、曲の中で自らのピアノ演奏技法を遺憾なく発揮しました。

　ローベルト・シューマンの妻クララは、リストが編曲した作品を聴いて、原曲である夫の歌曲の世界観が失われていると批判したことがあったそうです。
　なにはともあれ、華麗なピアノテクニックの持ち主だったリストの下にはそのカリスマ性に惹かれた若手の音楽家たちが多く集い、その後のドイツ音楽を新時代へと導いた牽引者として、後世に評価されています。



♬10月22日生まれの作曲家♬


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