【動画紹介】♬12月10日生まれの作曲家♬

☆本記事は、Youtubeチャンネル『本の林 honnohayashi』に投稿された動画を紹介するものです。
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　1822年12月10日に生まれたのは、ベルギー生まれのフランスの作曲家セザール・フランク（1822-1890）です。
　息子をリストやパガニーニのような演奏家にするのが夢だった父親の影響で、フランクはリエージュの音楽院に入学します。
　彼はここで優秀な成績をおさめ、父の計画した演奏会でフランクはピアニストとしてデビューしました。

　この頃には演奏会用のピアノ曲を作曲していたといいます。
　1835年、一家はパリに移りフランクはパリ音楽院でピアノと作曲を学び、ここでもまた優れた成績をおさめ、彼は作曲に力を入れようとしますが、息子を演奏旅行に連れて行きたかった父親は音楽院を退学させ、生地へと戻ります。
　そんな専制的な父親とフランクは対立し、両親のもとを離れた後は多くの個人レッスンの生徒をとり、学校で教えたり、教会のオルガン奏者を務めたり、生活のために働きながら作曲を続けました。
　
　19世紀前半のパリ楽壇での主流は劇音楽にあり、ロッシーニやマイヤーベーアなど外国の作曲家たちが華々しく活躍していました。
　その中で室内楽や交響曲といった純粋器楽曲を次々と作曲したフランクは、ベートーヴェンからヴァーグナーに至るまでのドイツ音楽に深く傾倒し、その論理性、精神性を研究し、自らの創作をもってそれらの実現を試みました。

　そんな彼の音楽は当時としては、フランス音楽の主流に逆らうものであり、フランクの生前に評価された作品は数少なかったようです。


♬12月10日生まれの作曲家♬


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