決意！

祖父の葬儀を一通り終えて、戻ってきました。
大体２０年ぶりくらいに母の実家に行ってました。
（とは言え、４日間。うち数時間東京戻って仕事しましたが・・・笑）
以前のブログを見て心遣いしてくれた皆さん、ありがとうございます。
今回は、暗い内容ではないんで、安心して下さいチョット長いけど・・・

強く感じた事があったんで、ある意味決意表明
ちょっと以前の続き？補足？的なトコもあるかもしれませんが・・・。


まず祖父の話をします。
祖父は、銃剣道という武道の師範で、監督として福島県代表を全国一位に導いた結構な武道家です。
世間でそれほど認知度の高くないこの武道を、須賀川という田舎町で自分の孫達を中心に教え始めて、気が付いたら上記の結果。
現在は、全盛期に比べて相当廃れたそうですが、現地の体育関係者達からすると、今でも相当な有名人らしい。

更に書家として全国規模の有名人で、鶴心書道会という全国的な組織でも幹部に当たるような人物。弟子も相当数、輩出しています。
詳しくは分からないんだけど、数年前にも、相当な称号を頂く為に上京してきて、私もその時東京駅で少し会いましたが、書道会ではかなりの重鎮らしいです。
書家名は安藤峰雪。
（そんな私も子供の頃、書道をやってました・・・笑。一応三段だけど、今は全然ダメ・・・）

また第二次世界大戦時、日本兵として大陸での戦闘も経験。敗戦後の日本で、帰国した兵役についていた人達の会を組織して、まとめたと言う話も聞きました。

正に絵に描いたような文武両道な頑固爺でした。

今回、多くの後進や弟子、仲間達、勿論我々親族、本当に多くの人たちに悔やまれながら送られて、幸せ者だなと思いました。


自分の話をすると、私の生徒や後輩に当たる人達には厳しく指導する事が良くあります。
（ホントに大変な思いをさせた子達がいっぱいいるな～・・・、この場を借り、ごめん）
自分自身も悩む事があったりしたけど、そういった指導方法の裏には、その人達に対する「愛情」が多分にあるつもりです。（自分で言うのも恥ずかしいけどね・・・笑）
当事者達にその意味が伝わらなくても、その人達が色々な意味で、それを乗り越えれば確実に成長出来るし、その姿を見る事が私自身の幸せであると感じているから。
後々、私にその事を感謝してきてくれる人達もいますが、こちらこそ、その成長した姿を見せて貰って、逆に感謝です。
私はこんな事を勝手に考えて、後進達に接しています。


なんでこんな話をしたかというと、亡くなった祖父が全く同じ事をしているな～と感じたから。

祖父と指導法の話なんかした事無いのに、同じ事をしていたと今回初めて気が付いた。

子供の頃、祖父の事は「怖い人」というイメージ。よく叱られたという思い出ばかり・・・
しかし、初孫の私をはじめ、我々孫達１１人全員は、そんな祖父が大好きです。
怒るだけでなく、それ以上に彼の周りには笑いが絶えなかった。
直接的な分かり易い言葉より、行動で分からせてるんだと感じました。そう、愛情を感じられたんでしょうね。

そして、今回、祖父の弟子の方々の話を聞くと、我々孫達に接したのと同じようにしていた事がわかりました。
あるお弟子さんが「もっと叱られたかった。」と言っていました。
書道も銃剣道も後進達にその様な指導をしてきたのが分かりました。
そして、後進を始め、本当に多くの人達から慕われていたのが分かりました。
と、同時に祖父は、その人達に、そして我々孫に対しても同じように感謝や愛情を感じているんだろうな～・・・と思いました。

知らず知らずのうちに、祖父の背中を見て、気が付かないうちに祖父と同じ事をしている自分が少し嬉しかった・・・
そんな風に、今回感じました。
勿論祖父の長女である私の母の影響も多大に在るんだろうけど。母ちゃんにも感謝

とにかく、祖父は色々な面で偉大だし、負けてられないなと思ったので、長々と書き記しました。

先週末、死に目に間に合って、男の死に様、男の生き様を見せてもらったので、祖父に恥ずかしくないように頑張ろうと改めて思いました。

そんな訳で、これからも今まで以上に頑張ります
皆様よろしく



完全に、気持ちの入れ替えは終わってるんで、もう大丈夫です。大変な決意もしちゃったしね
ご心配お掛けしました。