カプアン通信

老木の最期



ひなまつりの日の朝、いつもと変わらない散歩道に見えますが・・・



それは突然はじまりました。



3月4日 ケヤキの巨木はすでに、腕を切り取られております。



すこしずつ、クレーンにつるされて。



3月5日 老木たちの心のようなくもり空。



角のケヤキは根っ子のみになりました。



あたりは木のいい香りがします。老木が生きているあかしです。



「木の泣き声がきこえるよ」



「どうして切られちゃったの?」



3月6日



3月7日 石垣を積みなおす準備がはじまりました。



そして、老木たちはいなくなりました。


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コメント一覧

カプアンパパ
むずかしいですね
猫の手さま、こんにちは、コメントありがとうございます。

神社の神主の奥さんに聞いたのですが、以前古い木が倒れ、隣地のマンションに被害が出たことがあるそうです。今回は、別のマンション(写真に写っている建物)に被害が出ないようにと、伐採が決まったようです。
自然は残すべきという人と、人間の安全中心という人がいて、折りあいは難しいですね。
犬猫処分の問題も、放置すると野犬化して、作物が荒らされたり、人間が噛まれる。という人間の安全中心の考えがあるのだと思います。もちろん、こちらは、飼い犬を捨てる人間が一番悪いですね。
カプアンパパ
おっしゃるとおりですね
ルース&のあ父さま、こんにちは。コメントありがとうございます。

私の母校は東京の小平市にあったので、青梅街道の旧家のケヤキが懐かしいですが、果たしてまだ健在でしょうか。
たしかに、樹木の管理はお金がかかります。ルース&のあ父さまのおっしゃるように、巨木は地域みんなのものですから、公的もしくは非営利団体が管理するほうがいいですね。そうでないと、特に私が住んでいるような地域は、木がどんどん無くなってしまいます。大きなお屋敷は、相続の問題なのか、売却されマンションに建て替えられる例が頻発しています。

今回、ご紹介しましたケヤキは、あとから、木のそばに石垣を作ってしまったようで、石垣崩壊のおそれがあり、残念ながら、根っ子ごと掘られるようです。
しかし神社なので、木を植える敷地はまだあります。今後、植栽は続けると看板に書かれてました。将来は動物や樹木に優しい国になっているといいですね。
猫の手
http://blog.goo.ne.jp/10diana01-roro-mook
いろんな事情はあるにせよ、目の当たりにするのは辛いものがありますね。
大きくなればなるほど、長きに渡ってそこでみんなを見守っていたと思うのは感傷的に過ぎるのでしょうか?
人それぞれで、晩秋の頃の落ち葉がいやだという人もいますしね。
我が家の借景となっている大きな欅が、同じ目にあわないように祈るばかりです。
ルース&のあ父
残念ですね。
私が住む、多摩地区には街道沿いの旧家の庭に、ケヤキの巨樹が多く残っています。しかし、大きくなった木のメンテナンスには莫大なお金が必要なので、切り倒してしまうお家も多いのです。

私は、そのような木々は個人で管理するものではなく、国民の財産として公的、もしくはイギリスのナショナルトラストのような非営利団体が管理し、生かしていくものだと思います。日本はまだまだ動物や、自然に関しては発展途上の国だと思わされます。

と、息巻いても目の前の木が倒されることに何も出来ない無力な私です。

その木も、もし切り株が残されているのなら、きっと小さな芽をだし、やがてまた大きな木になることでしょう。その頃には日本も変わっているといいのですが。
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