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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

伝説のQBが新たな伝説を作った! バッカニアーズ、ホームでスーパーボウルの夢かなえる!!

2021年01月26日 | NFL

≪NFLチャンピオンシップ≫

【NFC】
タンパベイ・バッカニアーズ 31-26 グリーンベイ・パッカーズ

【AFC】
カンサスシティ・チーフス  38-24 バッファロー・ビルズ


NFLはスーパーボウルを目指して最後の決戦、
リーグチャンピオンシップが行われました。

NFCでは、
プレーオフ第5シードからアウェーゲームを勝ち上がってきたバッカニアーズが、
盤石な第1シードのパッカーズを振り切ってスーパーボウルへ。
2010年代に入ってからとにかく冴えなかったチームですが、
今年数々の伝説を残した元ペイトリオッツのQBであるブレイディを獲得して、
生まれ変わりましたね。

ブレイディは43歳ですが、
今季は3年ぶりにQBレーティングも100を超え、
パッシングヤードは5年ぶりのハイアベレージ。
TD40という数字は、
彼の輝かしい歴史の中でも13年ぶり2度目。

43歳でもまだまだ十分にやれるという、
彼の能力の高さを示したとともに、
それにかけたタンパベイ・バッカニアーズが大成功を収めたということでしょう。

ほぼ毎年負け越しのシーズンを続けていたバッカニアーズが、
今年に賭けて獲得したこのレジェンドQB。

何しろ今年は、
地元でスーパーボウルが行われるというタンパにとっては特別な年。

しかし前年までずっと負け越していたというチームの成績を見ると、
「どうしてスーパーボウルなんてことが考えられるのか?」
なんてことも巷ではささやかれていましたが、
大黒柱を得たチームは見事によみがえってシーズンを11勝5敗と大躍進。
ワイルドカードながら、
13年ぶりのプレーオフ出場を成し遂げました。

しかしながらシード順は6チーム中の第5シード。
ということは「毎試合アウェーゲーム」が続くということ。

だが今年のバッカニアーズ、
なぜだかこのアウェーゲームに無類の強さを見せ、
シーズンでは6勝2敗という見事な成績を残す不思議なチームでもあったのです。
これはホームでの5勝3敗よりもいい成績。

ということで、
ロードが続くこのプレーオフの戦いでもある程度期待されていましたが、
本気で「バッカニアーズがスーパーボウルに行く!」と思っていたファンはごく少数だったはずです。

しか~~~~し、
プレーオフ・ファーストラウンドのワシントン戦からチームはブレイディとともにブレーク。

昨日のチャンピオンシップでは、
前半21-10とリードして折り返し、
後半開始早々に相手ファンブルで得たビッグチャンスを決めてすぐに28-10として、
その後パッカーズに鋭く追い上げられたものの、
何とか逃げ切り、「まさか」を現実に変えました。

試合内容を見ると、
後半の追い詰められたところからは、
守備陣が本当によく頑張りました。

大黒柱のQBブレイディは、
ここぞのところでは昨日はインターセプトを連発というまさかの乱れ。

3連続のインターセプトという、
記憶にないほどの荒れたプレーでしたが、
これは相手・パッカーズの守備陣の執念を誉めないといけないですね。


しかしそのピンチを、
ことごとく摘み取りリードを最後まで保ったバッカニアーズの守備陣は、
どんなに讃えても讃えきれない素晴らしさでした。

特に5点差で迎えた第4Qで、
パッカーズの何度もの攻撃機会をノーTDに抑えた守備陣には、
なんとしてでもスーパーボウルに出場するんだという執念を感じました。

パッカーズも、
レジェンドQBのアーロン・ロジャースが奮闘しましたが、
ここぞという時の攻撃が決まりませんでした。
特に追い上げの機運が見えていたドライブでの、
1 and goelの攻撃で、
3つパスが決まらなかったのが痛かった。

いずれにしても、
タンパベイの「わがホームでスーパーボウルを」
という執念が少し上回った”決戦”でした。

これで今年55回目を迎えるスーパーボウルは、
史上初めて「開催都市のチームが出場」ということになりました。
しかも第5シードからの躍進は、
驚くべきことですね。

これまで何度も、
「今年はわが都市でスーパーボウルが開催されるから、なんとしても・・・・・・」
と意気込んだチームが強化して臨みましたが、
半世紀以上もその大望がかなえられることはありませんでした。

今年は「開催都市はタンパ」ということで、
NFLファンのだれもが「今年は無理だなあ」と思っていたのではないでしょうか。

しかし・・・

まさかのバッカニアーズが、
NFLの歴史を作りましたね。

さあ、
2週間後の2月7日。

決戦はタンパベイ・バッカニアーズのホーム、
レイモンド・ジェームズ・スタジアムです。

ちなみにバッカニアーズは今季ホームで5勝3敗ですが、
AFCのチャンピオンで連覇を狙うカンサスシティ・チーフスは、
なんと今季ロードで負けたことはありません。
しかも1ポゼッションのゲームが5試合もあるという勝負強さ。

QBマホームズは将来の殿堂入りが確実視されるスーパースター。
今季もその右腕は冴えわたり、
3年連続の4000y越え、レーティング100越えはまさに脅威です。

このスーパーボウルは、
新旧のスーパースター対決となりましたね。
大事なところでの戦いということでは、
2年前のAFCチャンピオンシップで、
ブレイディのペイトリオッツがマホームズのチーフスを、
延長で37-31と破った試合以来の激突ですね。

いったいどんな試合になるのか?

両軍の今季の成績を比べると、
ほぼ同じような成績を残しています。

最後は何が勝負を決めるのか?

最後の最後まで目の離せない試合になることは請け合い。

毎年思うことですが、
2週間も、待てない~~~~。



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