スーパーボウル LVII チーフスが劇的FGで接戦を制す！！！

第57回スーパーボウルが、
昨日アリゾナ州グレンデールで開催され、
AFCチャンピオンのカンサスシティ・チーフスがNFCチャンピオンのフィラデルフィア・イーグルスを、
大接戦の末38－35と振り切り3年ぶり2度目のスーパーボウル制覇を達成しました。

いやあ、
何とも激しく素晴らしい試合。

追いつ追われつの大攻防戦で、
手に汗握る展開となりました。

前半はイーグルスのペース。
走るQB・ハーツが、
なんと2度の自身のスクランブルからのTDを決め、
前半を24－14と10点差リードで折り返します。

しかしそこからはチーフスが反撃。
今シーズンのＭVＰ、
ＱB・マホームズが、
前半で痛めたであろう足首のケガをものともせず投げまくり、走りまくり、
じわじわとイーグルスに迫っていきます。

そして第4Q。
名ＱBの真価はここから発揮されると言われますが、
マホームズはここからスパーク。

ルーキーRB・パチェコのランなども絡めながら、
エンドゾーン付近から2度のＴＤパス。

いずれのＴＤも、
完全に相手ＤＦを振り切り、
まさに”ワイドオープン”の場所にマホームズが投げ込んだパスを楽々ＷＲがキャッチしてのもの。

本当によくデザインされた攻撃で、
うなってしまいました。

やっぱりフットボールは「究極のスポーツ」ですね。
よく鍛えられて屈強な男たちを、
ワンプレーずつデザインされた攻撃で指揮官たちが動かす。

そしてそのコラボレーションが見事にはまった時、
本当に美しい攻撃が、守備が生まれるというわけですね。

昨年と違い、
ワタシは入れ込むことなくこのスーパーボウルを見ていたのですが、
そうやって見るとホントにもう、
フットボールという競技の素晴らしさ、すごさがよく見えてくる感じでした。

最後はチーフスがＦＧを決めて、
粘るイーグルスを振り切りました。

凄いスーパーボウルでした。

こんなすごいスーパーボウルに、
両チームにふたりの息子を送り出したケルシー選手の母”ママケルシー”は、
なんて幸せな人なんでしょう。

チーフスのＴＥケルシーは、
スーパースターぶりを発揮してこの日も勝利に大貢献。

かつてのペイトリオッツのブレイディ・グロンコウスキのホットラインをしのぐ、
マホームズ・ケルシーのホットラインを形作っていますね。
ホントすごい選手です。

イーグルスのＣケルシーも、
よく頑張っていましたね。

イーグルスの攻撃ラインは、
見事にこの日も機能していました。

それにしても。。。。

やっぱり最後はマホームズに尽きますね。

ここぞという時にやるのがスーパースター。
今シーズンのプレーオフでは、
毎試合苦しい試合続きでしたが、
最後は「マホームズが何とかしてくれる」という信頼が、
チーフスにはありましたね。

そこら辺のほんのちょっとの差が、
最後にこの日の明暗を分けたと言えるのではないでしょうか。

カンサスシティ・チーフス。。
本当に強いなあ。

しばらくこの強さに、
陰りは出ないだろうなあ。
マホームズもまだ、これからの選手だし。

いずれにしても、
やっぱりスーパーボウルは、
おもしろい！！

なかなか日本では人気の出ないフットボールですが、
何とか人気回復できないものですかね。
昔は地上波でも月曜日の朝からずっと中継をやっていたのに、
どんどんじり貧になっていって、
BS-NHKも撤退した今となっては、
なかなか一般に見るのもままならん状態となってしまっています。

もっと人の目に触れるように、
ならないかなあ。。。。
このワールドワイドな世の中なのに。。。。

ってなことで、
今年もフットボールの季節、
終わってしまったなあ。

寂寥感とともに、
また来シーズンに向けて、
あーでもない、こーでもないが、
自分の中で始まっています。