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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

第95回全国高校野球選手権大会  組み合わせ決まった! 浦和学院vs仙台育英が激突!

2013年08月06日 | 高校野球

≪第95回全国高校野球選手権大会≫

1・2回戦(初戦)組み合わせ      http://www.asahi.com/koshien/95/kumiawase.html



さて、決まりました。
95回の夏、初戦の組み合わせです。

群雄割拠で、
どの有力校も『絶対』の評価を得ていない戦国大会。

そんな中、
今年も初戦から、
有力校同士の激突も登場しました。
開催日ごとに見ていきましょう。


【第1日】 大垣日大-有田工  大阪桐蔭-日本文理 箕島-日川
まず開幕戦は、打線の破壊力がある大垣日大が、サヨナラ勝ちの連発で波に乗る初出場の有田工と。有田工は開幕直後の試合で、平静を保ち得意のロースコアの展開に持ち込みたい。第2試合には大阪桐蔭が早くも登場。日本文理は、2年生バッテリーに活路を見出したい。第3試合には注目の箕島が登場。相手は長身の”甲斐のダルビッシュ”山田投手を擁する日川。接戦必至の好ゲームを期待。


【第2日】 聖光学院-愛工大名電  熊本工-鳥取城北  大分商-修徳  常総学院-北照
第1試合が注目。打の聖光学院に安定感抜群の愛工大名電・東投手が挑む。一度も夏の勝利がない名電・倉野監督の悲願達成成るか。第2試合は熊本工の安定した戦いぶりに注目。いい戦いぶりを見せれば、今大会の注目校にのし上がっていく予感も。第3試合は、修徳の強打が甲子園でどこまで通用するかの試金石。第4試合は、両校強打線も持っているが、エースの飯田、大串の出来にかかるだろう。


【第3日】 鳴門-星稜  作新学院-桜井  福井商-帯広大谷  仙台育英-浦和学院
第1試合は、強打で勝つ試合巧者でもある鳴門に星稜が挑む。実力は五分。第2試合は、3年連続の夏に挑む作新が桜井の挑戦を受ける図式。こちらも実力はほぼ変わらない。第3試合は、エース中村文の安定感に勝る福井商が優位に試合を進めそうだ。第4試合は優勝候補同士の激突。


【第4日】 上田西-木更津総合  沖縄尚学-福知山成美  弘前学院聖愛-玉野光南  石見智翠館-西脇工
第1試合は、連続出場の木更津総合が1勝を狙う。迎え撃つ上田西は初出場だが、エース浦野の剛腕ぶりは楽しみだ。第2試合の沖縄尚学は2枚看板、対する福知山成美はエース仲村渠を擁し、ロースコアの凌ぎあいが展開されそうだ。第3試合は、青森山田、光星の両校を連破した聖愛の野球力の見せ所。玉野光南も冷静に戦えば勝機は十分。第4試合は、”無印”から勝ち上がった西脇工の戦いぶりに注目。


【第5日】 岩国商-前橋育英  佐世保実-樟南  延岡学園-自由が丘
第1試合は、優勝候補のダークホースにあがる前橋育英が登場。選抜で履正社を完封し”大物食い”の真骨頂を見せた岩国商・高橋が好投を再現できるか。第2、第3試合は九州勢同士のたたき合い。実力は両試合ともほぼ互角。スリリングな攻防が期待できそうだ。


【第6日】 丸亀-横浜  日大山形-日大三  花巻東-彦根東  明徳義塾-瀬戸内
第1試合、第2試合で関東の有力校登場。横浜は今年はしぶとさが身上。丸亀は臆せず戦いに挑めば好ゲームが期待できる。日大同士の対決となった第2試合は、どちらも打線が看板で、打球の速さは群を抜く。日大山形は早めに先発がつかまるようだと苦戦は免れない。花巻、彦根の”東対決”は興味深い。彦根東はエースの信頼感抜群で、”100年の計”を達成できる可能性は十分。第4試合は、実に見ごたえのある試合だ。


【第7日】 秋田商-富山第一  済美-三重  常葉菊川-
第1試合で、長年の悲願を達成して甲子園にやってきた富山第一が、しぶとい好守の秋田商と対決。済美・安楽はしんがりの試合に登場。日程的にいいクジを引いた。


≪注目試合ピックアップ≫

【第3日第4試合】  仙台育英 vs 浦和学院

優勝候補同士のいきなりの激突だ。この夏まで、この1年の高校野球界を引っ張ってきたのは、まぎれもなくこの2チームで、その2チームが甲子園の初戦で激突とは、何とも皮肉な顔合わせとなった。しかしファンにとっては、こんなにワクワクする試合もない。仙台育英は、センバツこそ準々決勝でまさかの完封負けを喫したが、この1年は秋季東北大会、明治神宮大会、春季東北大会と3つのビッグタイトルを手中に収めて、”東北初の真紅の大旗”にいちばん近いチームと言われる。主砲・上林を軸にした打線は今大会でも屈指の破壊力を誇っているが、春までは安定感抜群だった馬場、鈴木の投の両輪が県大会でいま一つだったのが不安の種ではある。特に2度県大会で初回にビッグイニングを作られた馬場に不安が残る。とはいえ、総合力では東北勢の中で抜けた存在であるのは間違いない。対する浦和学院は、言わずと知れた選抜優勝校。ここまでの足取りは、秋季関東大会、センバツ大会、春季関東大会のビッグタイトルをことごとく制覇。今年に入ってからは公式戦の負けを知らないチームである。その原動力は、なんといってもエースの小島。安定感抜群の2年生左腕は、ピンチになればなるほど力を発揮する”マーくんタイプ”の好投手。選抜で猛威を振るった打線は県大会の終盤までは鳴りを潜めていたが、決勝の大爆発でその”重し”も取れ、甲子園ではノビノビと暴れまわると思われる。
攻守に安定感抜群の浦和学院は『崩しにくい』という点では今大会NO1。しかし、打線には脆さも同居しており、仙台育英としては序盤馬場、鈴木で耐えて後半自慢の打線で小島を捕らえたいところだろう。浦和学院としては、これまで同様小島できっちりおさえて先行逃げ切りを図りたい。総合力でやや浦和学院に分があるとは思われるが、試合展開によってはどちらに転ぶかわからない対決。プレーボールの一球目から、息のつまるような攻防が展開される好勝負である。
仙台育英・上林はさいたま市の出身。”地元”浦和学院との対戦には期するものもあるはずで、彼の打棒に注目だ。


【第6日第4試合】  明徳義塾 vs 瀬戸内

こちらも実に興味深い対決だ。野球力に長けて、今年の県大会でも宿敵・高知を1点差でキッチリ破って甲子園にやって来た明徳義塾。馬渕野球は健在で、昨夏からの注目株であるエース岸の復調も心強い材料だ。対する瀬戸内は、甲子園の実績では劣るものの、エース山岡が決勝の24イニングを完封して甲子園を掴み取った注目株。決勝の前にも崇徳、広陵、広島工と野球どころの名門をことごとく撃破してきた力は水準以上。山岡が好調を維持して試合に臨むならば、いかに明徳と言えどもやすやすとは攻略できないだろう。打線は細かい技を駆使する明徳に軍配が上がりそうだが、山岡が得意の耐える投球を見せられると試合はもつれると予想。そういえば、この対決、高校野球ファンとしてはなかなか面白い対決でもある。
瀬戸内といえば、元プロ野球出身の後原監督が浮かぶのですが、現在の小川監督は広島工、高陽東の監督として何度も甲子園に来た名将。久しぶりの甲子園ではないでしょうかね。広島工と言えば、明徳と甲子園で対決して勝ったこともあります。その対決とは、明徳があの『松井を5敬遠』した次の試合。社会問題化し、喧騒の中、明徳は広島工と対戦しますが、まったく力を発揮できずに0-8で敗れ去ってしまいます。実はこの対戦の前、春に練習試合で戦ったときは明徳の完勝。力から言っても、明徳が上との評価のある中での対戦でした。そんなこともありました。
両監督ともに、謹慎期間があったりして、苦しい時期を乗り越えてきているというのも共通したところです。
今年の対決は、ガチンコ勝負となるでしょう。瀬戸内の山岡投手。ワタシ彼の記事を見て、既にファンになってしまっています。映像を見ると、実にいいですね。明徳という難敵を破ることが出来れば、一気にこの夏のヒーローにのし上がっていくことが出来そうです。そんなストーリー、ひそかに期待しちゃったりしています・・・・。おっと、中立な立場からは・・・・・やや明徳有利かな?!。でも、瀬戸内が先取点を取れば、おもしろいなあ。その時に明徳がどんな作戦を仕掛けて山岡投手を崩しに来るのか。高度な野球戦術を駆使した、見ている者にとっては楽しい戦いが繰り広げられそうです。



いずれにしても、
いつも頭に浮かぶのは、
『まったく注目していなかった対戦こそが、球史に残る試合になる可能性がある』
ということ。
それこそが、甲子園野球の面白いところ。

どんな素晴らしい試合が待っているのか、
ドキドキしますね~。

真夏の激闘、
すぐそこまで来ています。


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