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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

夏の甲子園 前半戦トピックス

2009年08月13日 | 高校野球
夏の甲子園大会、
一昨日からようやく天候も回復し、
夏の大会らしい雰囲気になってきました。

3日目を終了し、
今年もまた悲喜こもごもの戦いが繰り広げられています。
そんな中から、
印象に残った対決をピックアップしてみました。


【第3日第4試合】
花巻東(岩手) 8-5 長崎日大(長崎)

豪腕エース・菊地が3発を被弾した中で、花巻東がよくこの激戦を制した印象だ。
特に目立ったのは、『折れない心』と『小技のキレ』。
2発めを被弾し0-3となった直後の6回、ベンチのムードは『まだまだこれから』という気迫でいっぱい。最初のバッターが出ると、2番佐藤が絶妙のバントでチャンスを広げた。
そして、同点に追いついた直後に勝ち越された8回。さすがにムードも悪いかと思ったが、ベンチは元気満点。すぐに追い上げる体制を築き、相手のミスも重なってついに勝ち越し、そのまま逃げ切った。
どうやら、花巻東のチームの力は本物だ。
こんな試合が出来る東北のチームは初めて。
【東北初制覇】の野望、十分に期待できると見た。
しかし、組み合わせには恵まれていないねえ。
次戦が横浜隼人。勝つと日大三(か倉敷商・東北)が待っている。
まったく息が抜けない中、菊地がしっかりとスタミナを保ったまま後半戦に向かえるのか。そこがカギだと思われる。

【第3日 第3試合】
横浜隼人(神奈川) 6-2 伊万里農林(佐賀)

神奈川大会の激戦をつぶさに見てきたワタシとしては、隼人の初戦の印象は一言。『硬いなあ』
とにかく動きが硬かった。
特にバットの振りは水谷監督も語っていたように『鈍かった』。
しかし、この試合よく拾ったと思う。
隼人の『元気野球』の披露は次戦に持ち越しだと思うが、相手はあの花巻東。
しかし、強豪を相手にしたとき真価を見せる隼人野球。次の試合は総力戦になると思うが、『記憶に残る』試合をしてくれると思っている。
今からワクワクの横浜隼人vs花巻東の、師弟監督対決だ。
(隼人の水谷監督は、花巻東の監督の師匠。花巻東の監督は隼人でコーチをしていました。)

【第2日 第1試合】
高知(高知) 9-3 如水館(広島)

0-2のノーゲーム(3回)、5-6のノーゲーム(5回)・・・・・
2試合の雨天ノーゲームを経て、ようやく3試合目で決着を見たこのゲーム。
おそらく両監督、選手たちも大変だったと思う。
史上初の出来事だったようだ。
高知は、「雨は嫌い」を公言していた公文投手が、晴天の中で好投。打線もつながって、-らしい-戦いぶりで初戦を突破した。残念だった如水館は、3試合目でエースのスタミナが持たなかった。打線の力はあったものの、守備のリズムが悪く流れを引き寄せられなかった。
高知は上位進出が十分に可能な戦力。

【第1日 第2試合】
明豊(大分) 4×-3 興南(沖縄)

前半の素晴らしい投球振りから、島袋が完封すると思って見ていたこの試合。前半の試合振りは、春の明豊vs花巻東を思い起こさせた。「やはり明豊は好投手には沈黙するのか」と思った後半に、春から夏への成長を見せた見事な勝利だった。明豊はこういう戦い方が出来れば面白い存在になってくる。もともと力はある。「先行され、そのまま押し切られる」から脱皮できれば、十分に上位が狙っていける。
興南には厳しい戦いとなってしまった。全国で最初に代表を決める沖縄の代表。本大会まで、3週間以上空く場合が少なくなく、毎年「初戦」には苦労する印象がある。今年のチームも、島袋の後半のへばりなどは、想定外の出来事だったと思う。
それだけ初戦が難しいということだ。
しかし、2年生が中心の戦力。狙いはあくまで【来年のチーム】だと思う。うまく新チームに移行できれば、全国制覇が出来る器を持ったチームが出来上がる。
楽しみに待っていようと思う。








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