NFLもプレーオフが始まり、
スーパーボウルに向けての戦いが激しさを増しています。
プレーオフは『負けたら終わり』の一発勝負のため、
しばしばシーズン中には見られないようなものすごいプレーが見られたりしますが、
昨日観たディビジョナル・プレーオフの試合はすごかったですね。
アリゾナ・カージナルスvsグリーンベイ・パッカーズの対戦。
試合は第4Qに、
激しく動きました。
紆余曲折あって、
アリゾナが20-13のリードで時計は残り2分を指していました。
この2分というのが曲者。
NFLは前半と後半の残り2分というところで、
2ミニッツ・ウォーニングでプレーが一度途切れます。
選手も観客も、
『さあ残り2分』
と、今一度気合を入れなおすといったところでしょうか。
僅差の試合の場合、
この2分が試合の明暗を分けるということもしばしば。
ここからが本当の勝負と言っても、
言い過ぎではないほどです。
この試合に限れば、
既にタイムアウトを使い切ってプレーを止めることができないという状況のグリーンベイに対し、
アリゾナはその前のドライブでなんとも考えられないプレイコール。
結果、
7点差の状況でグリーンベイは、
2分の攻撃時間を残すことになりました。
残り1分を切って、
自陣4ヤードからの4ダウン20の攻撃。
この絶望的ともいえる状況で、
グリーンベイのQBロジャースが爆発。
まずは失敗したらゲーム終了という土壇場で、
61ヤードのパスを成功。
そして残り5秒、
今度は41ヤードのヘルメイリー・パスを通して、
なんと同点のタッチダウンを奪ってしまったのです。
まさか、まさかの連続。
アリゾナファンでいっぱいのスタンドは、
まさに静まり返りました。
最後の最後、
望みをかけてエンドゾーンに放り込む『ヘルメイリー・パス』はフットボールの定番ですが、
この大事なところで、
しかもレシーバーはたった一人しかエンドゾーンにいなかったにもかかわらず。。。。。。
このパスはまさに”奇跡的に”通ったのです。
しかしこの試合、
まだ続きがありました。
OTに突入した試合。
試合を決めたのは、
カージナルスのエースWRフィッツジェラルド。
自陣20ヤードからの攻撃。
QBパーマーからのショートパスを受け取ると、
疾走また疾走。
なんと75ヤードのレシーブを決めて、
敵陣5ヤードまで迫り、
最後も5ヤードのTDレシーブ。
まさに『これこそエースレシーバー』
という活躍で、
この大激戦に終止符を打ったのでした。
それにしてもこの試合。
フットボールの面白さが凝縮された、
本当に面白いゲームでした。
『初めての人に試合を見せるんなら、この試合のVTRだな』
なんて思ってしまうほどの、
面白い試合でした。
さあ、これでNFCのチャンピオンシップは、
アリゾナ・カージナルスが第1シードのカロライナ・パンサーズに挑む対戦となりました。
QBワーナーを擁した時以来2度目の、
スーパーボウル進出を狙います。
一方のAFCでは、
レジェンドQB・マニングのブロンコスがチャンピオンシップに進出。
ディフェンディングチャンピオンで、
こちらも伝説のQB・ブレイディを擁するペイトリオッツとの対戦です。
大方の予想では、
スーパーボウルはパンサーズvsペイトリオッツだと思いますが、
ワタシとしては何としても、
カージナルスvsブロンコスの対戦が見たい!!!
せっかくサンフランシスコでの開催なんだから、
西のチーム同士での決戦が見たいなあ。。
どちらも好きなチームなので、
チャンピオンシップの試合が、
待ちきれません。
それにしても。。。。。
フットボールとは、
なんと面白いスポーツなんだろう。。。
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