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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

日本人力士10年ぶりの賜杯へ  琴奨菊が白鵬を撃破

2016年01月21日 | 相撲

大相撲初場所は11日目。
全勝の横綱・白鵬と大関・琴奨菊が激突しました。

自身初の初日から10連勝の琴奨菊。
過去50回も戦ってわずか4回しか勝ったことのない”浮沈艦”白鵬に対して、
今場所自信を持っている”がぶり寄り”で突進。
一気に押し出して、ついにトップに立ちました。

『残せると思った』
白鵬もビックリの力強さは、
今までの琴奨菊にはなかったもの。

体がよく動くという以上に、
自信を持って自分の強みを出し切るというマインドが、
今の好調を支えていると思います。

これまでの琴奨菊。
『クンロク大関(毎場所二ケタに届かず9勝6敗ぐらいの星しか残せない、大関という地位を守ることに汲々とした大関・・・・・という、揶揄された表現。)』
の筆頭格で、
優勝争いなんて夢のまた夢・・・・・という感じの力士でしたが、
先場所ぐらいから明らかに変わったところが見えてきたように思います。

自身では、
『しっかり準備をして、自分の力を信じて、やりきる』
という表現をしていましたが、
故障がちだった体の回復とともに、
マインドが大きく変わったのだと思います。

もしかしてメンタルトレーナーなど導入した?

そう思えるほどの、
変貌ぶりですね。

変貌と言えば、
これまで殻を破れなかった力士が、
ここのところ大変身した姿、
我々は目の当たりにしています。

それが新関脇の嘉風。

明らかにマインドが変化して、
全くブレない相撲を思い切って取っています。

嘉風は現在33歳。
そして琴奨菊は31歳。

30歳を超えて、
相撲人生にも先が見えてきた年齢で、
いろいろと先のことを考えることもあるでしょう。

そうなった時に、
『1日1番を取りきる』
という姿勢こそが・・・・・・
と思ったのではないでしょうかね。

そして、
『年齢は関係ない。上を狙う』
という意識に変わってきたのではないでしょうか。

よくスポーツ界で言われている、
『意識が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。 習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。』
という言葉を、
実践している人なのではないかなあ・・・・・なんて思いますね。


さあ、
11日目を終わって全勝は琴奨菊のみ。
1敗で追いかけるのは、
日馬富士・白鵬の両横綱です。

特に日馬富士は、
体調がよさそうで、
得意の速さが完全に復活し、いい相撲を連日取っていますね。

琴奨菊とこの日馬富士。
いよいよ今日直接対決となります。

横綱+稀勢の里戦はこれが最後の琴奨菊。
今日日馬富士を破れば、
日本人力士10年ぶりの優勝へ、グッと近づくことは間違いありません。

日馬富士にとっても連覇がかかる大事な相撲です。
そして白鵬も、まだまだあきらめるには早すぎる位置にいます。

いったいどうなるのか。
風雲急を告げてきた、
初場所の土俵ですね。


ワタシは常々、
自分の中でも『日本人力士は・・・・』とか『外国人力士は・・・・』とか、
観戦や声援するうえで区別は全くないと思ってみていますが、
それでも昨日の琴奨菊が白鵬を破った一番を見て、
大興奮だったのは確かです。

やはりDNAというものは、
あらがいようのないものだなあ・・・・・・なんて、
感じているところです。

琴奨菊~~!

日本人力士の10年ぶりの優勝、
頼んだぜ~~!


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