先週末、
来年夏に行われる高校野球の第100回大会の神奈川県における『地区分け』が発表になりました。
来年の夏は第100回の記念大会となる夏の高校野球選手権大会。
例年は49代表で争われる≪夏の甲子園≫ですが、
来年は10年に一度、
参加校数の多い地区が2校代表を送るという年になります。
神奈川、埼玉、千葉、愛知、大阪、兵庫に、
今大会から福岡も2校代表校を送ることになり、
対象地区の学校はワクワクしているのではないでしょうか。
さて、
神奈川県の代表。
98年の80回記念大会では、
東西に分割して行われました。
代表は東の横浜高校と西の平塚学園。
東の横浜はあの松坂大輔の代でしたので、
圧倒的な強さを見せての代表権獲得でした。
一方の西は東海大相模が圧倒的な優勝候補だったものの、
まだその時代には『夏の予選の呪縛』にからめとられていた東海大相模のナインが、
決勝で圧倒的に有利だと言われながらガチガチに固まって自分の力を発揮できず、
ダークホースの平塚学園が初めての夏をつかみ取りました。
(ちなみに平塚学園は、その後甲子園に進出したことはありません。)
08年の90回大会では、
今度は南北に分割して行われました。
いずれにしても【神奈川2強】である横浜と東海大相模は、
常に別のブロックになります。
南はこの時も横浜が圧倒。
土屋がエースで、
筒香が4番を打ち、選手権で4強まで進出しました。
一方北はまたも東海大相模の悲願が成らず。
大田泰示(日ハム)が神奈川県大会新記録の本塁打を叩き込んだにもかかわらず、
決勝では慶応の粘りに9回に追いつかれて延長で屈しました。
慶応は夏の甲子園に久しぶりに出場し、
8強まで進出してその存在感を大きく示してくれました。
2回の『代表2校』の年は、
神奈川代表の全国での活躍が目立っていますが、
今年はどうなるのでしょうか。
その地区割りですが、
基本的には前回の大会の地区割りを踏襲して、
一部変更を加えています。
有力校としては、
南神奈川;横浜・日大藤沢・横浜隼人・横浜創学館・鎌倉学園・藤嶺藤沢 など96校、
北神奈川;東海大相模・桐光学園・慶応・桐蔭学園・日大・向上 など98校
という分け方ですね。
南は横浜がダントツの優勝候補に挙がり、
北は群雄割拠という構図でしょう。
どんな夏の覇権争いとなるのか。
横浜、東海大相模という横綱が初めて夏の甲子園にそろい踏みとなるのか。
注目されます。
さて、
土曜日には全国高校サッカー選手権大会神奈川予選の準決勝が行われました。
全国の代表が決まり、組み合わせ抽選会も終わった中、
神奈川県だけがまだ予選の準決勝を戦っているということなのですが、
第1試合は3連覇を狙う桐光学園が、
難敵の三浦学苑に対して2-0から3発決められて逆転を許すものの、
意地で追いついて延長後半の”最後のプレー”でゴールを決めて辛くも決勝に進出しました。
最後のプレーでのゴールは、
数年前の選手権の作陽戦での劇的な勝利、
あるいは2年前の選手権、青森山田戦のまさかの同点に追いつかれるゴールを思い出しました。
桐光学園としては、
今年は例年に比べて『まだなにも成し遂げていない』という感じを選手たちが持っていると思うので、
負けられないという思いが強く、それが粘りを生んだのではないでしょうか。
一方の第2試合。
名門・桐蔭学園が波に乗る湘南学院を一方的に破って決勝へ。
その桐蔭学園。
何やら部内で非常に問題がある年だったようで、
そのいろいろな苦難を乗り越えてきた3年生と一部の2年生のみのチームだそうです。
『冷や飯を食わされた』状況に置かれた中這いあがってきた選手たち。
ワタシも実はそんな経験があるだけに、
なんだか無条件で、
応援したくなっちゃっています。
いずれにしても、
全国へのキップは一枚だけ。
そしてその全国の舞台では、
初戦に激突する奈良の一条高校の選手たちが、
『相手はどっちだ』と今か今かと出場校決定を待ち望んでいます。
激闘になること必至。
お互いに『あの試合はよかった』と思える試合を、
頼みます。
ということで、
神奈川の初冬は話題満載。
ベイスターズフィーバーで熱く燃え上がった炎は、
まだ消えてはいません。
最新の画像[もっと見る]
-
大相撲稽古総見 観戦記 4日前
-
ウェンズデーJリーグ 1ヶ月前
-
ウェンズデーJリーグ 1ヶ月前
-
ああ、おもしろきことばかりの土曜日よ 1ヶ月前
-
あゝ 楽しき国立よ 3ヶ月前
-
あゝ 楽しき国立よ 3ヶ月前
-
あゝ 楽しき秩父宮 3ヶ月前
-
あゝ 楽しき秩父宮 3ヶ月前
-
スマイルジャパン 五輪出場! 連勝で決めた! サッカー「富士フイルムスーパーカップ」はサンフレッチェ広島が制す 3ヶ月前
-
スマイルジャパン 五輪出場! 連勝で決めた! サッカー「富士フイルムスーパーカップ」はサンフレッチェ広島が制す 3ヶ月前
「高校野球」カテゴリの最新記事
選抜高校野球2025ファイナル 横浜が新時代を切り開く4度目のV
選抜高校野球2025 準決勝展望
選抜高校野球2025 準々決勝 強豪3校と、ミラクル浦和実!
選抜高校野球2025 8強決定。聖光学院、安定の攻守で早実を破る。
選抜高校野球2025 広商が候補・東洋大姫路を破る。
選抜高校野球2025 2回戦突入。候補、健大高崎は、手負いのエース石垣が救世主...
大相撲春場所千秋楽 大の里が3度目の優勝、決定戦制す。 高安はまたも。。。
2025センバツ開幕。 健大高崎と明徳義塾は噂に違わぬ好ゲーム
第97回選抜高校野球大会 組み合わせ決まる
龍谷大平安 原田監督が退任。 ホント、指導が難しい世の中になったもんです。