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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

区割りの変更が嵐を呼ぶか

2012年12月04日 | 高校野球

12月に入って、
東京都の高校野球連盟から、
ある発表がなされました。

それは、
【東京都の高校野球における、区割りの再編】
についてです。

そもそも夏の選手権大会における東京都の高校野球は、
北海道と並んで『1都(道)2校』選出されています。

1974年に最初に2校選出となってから、
東東京・西東京と分かれ、
今に至っていますが、
1990年代に入って『西の学校が増えすぎた』ため、
地区大会の出場校数を均衡させるために、
世田谷区の学校が西東京⇒東東京
に出場地区を変更されました。

そもそも東東京は都心・下町を含む区(+島しょ地区)の学校の地区。
そして西東京は、多摩地区を中心の都下+隣接する区(世田谷・中野・杉並等)
という区分けでした。

当然74年から90年代に至るまでは、
いわゆる郊外の西東京地区に学校の新設が相次いだため、
西>東
という不均衡が生まれて、
それを是正するために世田谷区が”移転”したのでした。

これで均衡したと思いきや、
今度は西側の学校に統廃合が相次いだこともあり、
東>西
の図式となってしまい、
またまた”反対側に”是正しなければならなくなって・・・・・
というのが今回の『区割り再編』です。

高野連から『区割りの再編』が発表されて以来、
東京都の高校野球ファンの間では、
かしましくあ~だこ~だが語られていました。

曰く、
『やっぱり世田谷が西に戻るだろうなあ』というのがマジョリティーの意見でしたが、
『いや、練馬が対象になるらしい・・・・』
『板橋も入るらしいぞ・・・・』
『え~板橋が西に移動したら、日大三vs帝京になっちゃうじゃない・・・・』
なんて、
いろいろな”私見”が語られていましたね。

しかし結果的には、
昨日発表があった通り、

世田谷区が東⇒西に、
中野区が西⇒東に。

ということで決着しました。


地区の加盟高校数は、
当初の東152校、西121校のアンバランスさから、
東140校、西133校と”是正”されました。

この【再編】によって、
笑う学校、警戒する学校、いろいろあります。

西東京には、
再度国士舘が来ることになりました。

国士舘は今年夏の東東京大会準優勝校。
かつての西東京時代は選手権予選を勝ち抜いたことはありませんでしたが、
今度こそはと狙っているでしょう。

町田市の郊外、
『どう見てもどっぷり西東京』
の場所にグラウンドがありますので、
西東京に属していた方がなんとなく”ケツノすわりがいい”と感じるのはワタシだけでしょうか。

その他の東⇒西では、
世田谷学園、駒大校、駒場学園、都立総合工科などの”覇権争い”に顔を出してこれそうな学校が、
新規参入してきます。

反対に西⇒東は、
堀越、東亜学園、明大中野などが移転します。

堀越は今、
神奈川県との県境にある穎明館高校のグラウンドで練習をしていますので、
『練習は西へ、試合は東へ』
な~んてことになってしまいました。

また、
帝京は国士舘を苦手としていましたので、
西東京に移ってくれて、
ホッとしているところでしょう。

まあ、
新しい地区割りが少なからず両地区に『さざなみ』を起こすことは想像に難くありません。

しかし、
早実が東東京⇒西東京に移ってきたときほどの衝撃は、
正直ありませんけどね。


来年の夏の選手権。
どちらの地区も再編で移ってきた学校が甲子園・・・・・
なんてなったら、
痛快なのか?それとも笑えないのか?

なんとなく面白い、
来年の高校野球シーンではあります。
(来年の夏は、東も西も、大本命になりそうな戦力充実の学校は出てきそうもないですしね。)



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