日曜日に第18週の試合が終わり、
今シーズンもレギュラーシーズンの試合が終了。
NFLはここから、
プレーオフに突入します。
今季はAFCはまず無難に、
3強ではないかと言われたチームが順当にシード1位、2位、3位を占めました。
シード1位 カンサスシティ・チーフス (西地区優勝) 14勝3敗
シード2位 バッファロー・ビルズ (東地区優勝) 13勝4敗
シード3位 シンシナティ・ベンガルズ (北地区優勝) 13勝4敗
シード4位 ジャクソンビル・ジャガーズ(南地区優勝) 9勝8敗
シード5位 ロサンゼルス・チャージャーズ(西地区2位) 10勝7敗
シード6位 ボルティモア・レイブンズ (北地区2位) 10勝7敗
シード7位 マイアミ・ドルフィンズ (東地区2位) 9勝8敗
この結果、
第1週に行われるワイルドカード・プレーオフ(1回戦)は、
以下の対決となりました。
②バッファロー・ビルズ ⑦マイアミ・ドルフィンズ
③シンシナティ・ベンガルズ ⑥ボルティモア・レイブンズ
④ジャクソンビル・ジャガーズ ⑤ロサンゼルス・チャージャーズ
第1シードのチーフスは、
バイウィークとなりこの週はお休みで「高みの見物」です。
今年のAFCは、
まず順当にシード順上位のチームが勝ち上がるのではないかと思われます。
ビルズ、そしてベンガルズはいずれも同地区のチームが相手。
ちょっと力の差があるので、順当な勝利が予想されますね。
ビルズはアレンを中心にぶれることなくシーズンを突き進んできました。
その攻撃力はチーフスと双璧。
しかしここに、序盤4勝4敗と負けが込みながら、
そこから負けなしで連勝を続ける昨季のスーパーボウル出場チームであるベンガルズがグイグイとのしてきました。
ベンガルズはQBボローを中心としたオフェンスだけでなく、
ディフェンス力も高いため、
チーフス、ビルズにとっては嫌な相手でしょうね。
チーフスはトップシードながら、
レギュラーシーズンではビルズ、ベンガルズに敗れており、
3強の力関係は全くの互角と見ます。
ワイルドカードの中では、
やはりチャージャーズに注目しています。
QBハーバートの出来次第ではありますが、
もし初戦でジャガーズを破ると、
次戦は第1シードのチーフスが相手。
しかしレギュラーシーズンの2回の対戦は、
いずれも3点差の大接戦だったので、
チャージャーズにとっては3強の中では若干戦いやすい相手かとも思われます。
ビッグアップセットを演出できるか?
一方のNFCは、
シーズン前の予想とはかなり違ったものになりました。
シード1位 フィラデルフィア・イーグルス(東地区優勝) 14勝3敗
シード2位 サンフランシスコ・49ers (西地区優勝) 13勝4敗
シード3位 ミネソタ・バイキングス (北地区優勝) 13勝4敗
シード4位 タンパベイ・バッカニアーズ (南地区優勝) 8勝9敗
シード5位 ダラス・カウボーイズ (東地区2位) 12勝5敗
シード6位 ニューヨーク・ジャイアンツ (東地区3位) 9勝7敗1分
シード7位 シアトル・シーホークス (西地区2位) 9勝8敗
この結果、
第1週に行われるワイルドカード・プレーオフ(1回戦)は、
以下の対決となりました。
②サンフランシスコ・49ers ⑦シアトル・シーホークス
③ミネソタ・バイキングス ⑥ニューヨーク・ジャイアンツ
④タンパベイ・バッカニアーズ ⑤ダラス・カウボーイズ
今年のNFCは、
AFCと比較して、シーズン前の予想とは違う形になりましたね。
昨季スーパーボウルを制したラムズが勢いに乗れず早々に脱落。
一昨季のチャンピオン、バッカニアーズも南地区で優勝こそしましたが、
戦績は8勝9敗と負け越しのシーズンとなりました。
そんな中、
シーズン序盤から快調に飛ばして最後まで走り切ったのがイーグルス。
開幕8連勝で立ち上がり、
最終盤に連敗をしましたが楽々と最高勝率で第1シードを確保しました。
何しろ武器はハイパーオフェンス。
どこも止めることができないオフェンス力はNFC屈指。
やや日程に恵まれた感もあったとはいえ、
2度目のスーパーボウル制覇を視界にはきちっととらえています。
第2シードは、
昨季スーパーボウル寸前で涙をのんだ49ers。
今季はライバルになると目されたラムズの早々の離脱で、
シーズン立ち上がりの3勝4敗から、
なんと怒涛の10連勝。
13勝4敗と星を伸ばして、
今年こそスーパーボウルチャンピオンになるべく態勢を整えています。
なんといっても自慢はそのディフェンス力。
連勝が始まってからは、
ほとんどの試合で相手を20点以下に抑えきっており、
安定した試合運びができる一番の源となりました。
シーズン途中でのQBの交代という事もありましたが、
NFCでは最も安定した戦いができるチームで、
スーパーボウル出場の本命ですね。
シード3位のバイキングスは不思議なチーム。
負ける試合は大敗、
しかし勝つゲームは粘りに粘って接戦を制するというチームで、
得失点差がほとんどない中で13もの白星を積み上げてきました。
正直49ers、イーグルス、カウボーイズには戦力的には劣ると思われますが、
その粘り強さで頂点まで駆け上ることができるでしょうか。
第4シードのバッカニアーズ。
今季はブレイディこそそこそこの成績を残しましたが、
なんだかやることなすことうまくいかないようなシーズンでした。
しかし負け越したとはいえ第4シードでプレーオフ進出というラッキーに恵まれました。
プレーオフに突入すればシーズンとは話が別。
なにせプレーオフの戦い方を熟知した大エース・ブレイディを擁しますから。
これまで何度となく演じられてきた、
ブレイディの奇跡がこのプレーオフで炸裂しないとは、
誰もいう事が出来ないのですから。
ワイルドカードの中では、
なんといってもカウボーイズでしょう。
イーグルスによって優勝は阻まれましたが、
持っているポテンシャルは高く、
スーパーボウルまで駆け上がっても全く不思議ではないチーム力です。
事実第16週ではイーグルスを破っていますし、
このプレーオフでは初戦のバッカニアーズ戦でブレイディを破れば、
しっかりと波に乗れるかもしれません。
ワタシの望みとしては、
90年代に何度も「雌雄を決する決戦」を行ってきた、
49ersとカウボーイズが、
スーパーボウルをかけてNFCチャンピオンシップで対決するという姿が見たいですね。
さあ、
始まります。
NFLのプレーオフ。
もう1月になると、
日曜、月曜は、
なんにも手につかなくなりますね。
今年は最後、
どこが一体ロンバルディ・トロフィーを高々と掲げるのでしょうか。
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