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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

NFL2021プレーオフ NFCチャンピオンシップ  スーパーボウルだ!!!! LAラムズ!!!

2022年02月01日 | NFL

【NFCチャンピオンシップゲーム】 ~ロサンゼルス~

第4シード            第6シード
LA ラムズ  ○ 20-17 ● サンフランシスコ・49ers
            


やりました。ついにやりました。

80年代からず~っと(途中お休みが少しありましたが)応援しているLAラムズが、
宿敵の49ersをNFCチャンピオンシップで破って、  
スーパーボウル出場の夢をかなえました。

今年はスーパーボウルの開催場所が、
ホームスタジアムであるSoFiスタジアム。

この「地元でのスーパーボウルに、なんとしてでも出るんだ」という夢を、
ついにかなえてくれました。

昨日の試合、
地元LAで行われるホームフィールド・アドバンテージがあり、
レギュラーシーズンでも大きく49ersの成績を上回る実力はあるものの、
何せ相手が宿敵の49ers。
ここまでレギュラーシーズンでは6連敗を喫し、
過去のプレーオフの戦績でも何時も煮え湯を飲まされてきたチームだけに、
全く油断ができない・・・・・というか、
「なんかわからんけど、負けそうな雰囲気があるなあ」なんて思って見ていました。

もちろん第1シードでロジャースを擁し、
しかも地元は極寒の地というパッカーズを相手に敵地で戦う事を余儀なくされる状況が回避できて、
本当によかったという安ど感もありましたが、
何せ相手が49ers。。。。


直前のAFCチャンピオンシップで、
第4シードのベンガルズがスーパーボウル出場を決めていましたので、
「よしっ!こっちも第4シードからスーパーボウルだ~!」
とワタシも気持ちがMaxまで膨れ上がっていました。

試合は前半、
静かな・・・・・というより、
とても固い立ち上がり。

第1Qで相手ゴール3ヤードまで迫りながら、
ここでQBスタッフォードが痛恨のインターセプトを投げてしまい先制点ならず。
こういう大舞台でやってはいけないミスが出て、
いや~な感じで試合が進んで行きました。

それでもここ2試合で全く機能していないナイナーズの攻撃陣も鋭さを欠き得点できず、
ラムズは待望の先制点を第2Qの中盤に奪うことができました。

最後はスタッフォードから、
ホットラインのWRカップへの16ヤードの見事なTDパス。
これで7-0と試合を動かしにかかります。

このドライブは、
自陣3ヤードから、なんと97ヤードのドライブ。
18プレー、9分33秒という長い時間を費やしての、
見事なドライブでした。

一方49ersは、
RBサミュエルのランを中心とした攻撃の組み立てでこれまで通りラムズのラッシュをかけてくる守備陣をあざ笑う攻撃を仕掛けてきましたが、
最初は有効に機能せずでした。

しかし先制点を奪われて目覚めたか、
次のドライブ、
QBガラポロからサミュエルへのショートパスが通り、
サミュエルがディフェンス陣を切り裂きゴールまで疾走。
わずか4プレーで、
あっという間に49ersは7-7の同点に追いつきました。

その後は両チーム1度ずつFGのチャンスがあり、
49ersは決め、ラムズはミスをし、
10-7と49ersリードで前半を折り返しました。


後半は49ersのリターンから戦闘再開。

ラムズは同点、逆転のチャンスをつかむも2and1から3回攻撃して1ヤードも進むことができず攻撃権を失ったり、
決まっていたはずのパスを落としたりと、
何かうまくいかずの点差を詰めることができません。

そうこうしているうちに49ersにチャンスをつかまれTDを許し7-17と10点差。
勝利は風前の灯火かと思われました。

しかしここから攻撃陣が奮起。
スタッフォードのパスが通りだし、
最後はカップにTDパスを通して、
第4Q開始早々に、
14-17と再び3点差に迫りました。

ここで今度は守備陣が奮起。
当代随一のパスラッシャーと言われるドナルドを中心に、
相手へのプレッシャーをさらに強めて49ersに全く攻撃をさせず、
相手の攻撃を寸断していきます。

3点差のラムズ、
自陣深くからの攻撃。

ここで49ersに、
試合を左右する痛恨のミスが起きます。

ラムズQBスタッフォードは、
自陣深くからミドルにロングパスを投げます。

しかし投げたところにいたのは49ersのセーフティー。
おあつらえ向きのところにボールが飛んできて、
100人中99人が「ああっ、これはインターセプトだ~~!」
と思ったところ、
その49ersのプレーヤーはなんとその「取ってくれ」と言わんばかりのパスをまさかの落球。
「上手の手から水が零れ落ちる」とはまさにこのことで、
インターセプトはならず。

ラムズは完全に命拾いをして、
息を吹き返していきました。

49ersとしては、
このイージーなボールを取ってさえいれば、
多分スーパーボウルに手が届いたことでしょう。
それほどのインパクトの大きな痛恨のミスでした。

ラムズは息を吹き返し、
そこから敵陣に攻め入りFGを決めて同点。


さらに守備陣の奮起で奪ったボールを、
再度しっかりと攻撃してFGにつなげ、
残り試合時間1分40秒ほどを残してついに、
20-17と逆転しました。


1分40秒という残り時間。
49ersが追いつくには十分すぎる時間です。
さらに「サヨナラTD」での勝利も狙えるという感じでしたが、
ここでさらにラムズの誇る守備陣が気迫を見せました。

相手QBに対して、
「これが俺たちの守備だ~」
ともうラッシュをかけ続け、
ついには相手QBガラポロが苦し紛れに投げたパスをインターセプト。

その瞬間、
ラムズがスーパーボウルへの進出を果たしました。

地元開催のスーパーボウルへ!!!

この夢は、
昨年バッカニアーズがかなえるまで55年間、
どのチームもがかなえることはできませんでした。

その夢を、
LAに再移転してきて5年、
若き名将、ショーン・マクベイHCに率いられ、
チームに命を吹き込むリーダー、DEドナルドやボン・ミラー、
今季13回も100ヤード越えのキャッチをしたスーパーWRカップ、
そして「地元でのスーパーボウル出場」という夢をかなえる最後のピースとして今季チームに加わったQBスタッフォードなど、
キラ星のごとく好プレーヤーがいるチームがついに頂点へ最後の戦いに臨むことになります。

前回3年前、
ラムズはLAラムズとして39年ぶりにスーパーボウルの舞台を踏みましたが、
全く何もできずにブレイディ率いるペイトリオッツに完敗。

その時のチームよりも今回は、
あきらかにいいチームだと思います。

今季はジェットコースターのように好不調の波があるシーズンでしたが、
ここまでたどり着いたのであれば、
なにもいう事なんかありません。

あとはもう、
昨日の試合の最後にドナルドが守備陣を集めて、
ベンチで気迫あふれる指示を行い、それに守備陣みんなが興奮気味に答えて気迫をみなぎらせていた、
あんな姿をスーパーボウルでももう一度見たい。。
そんなことだけを思っています。


セントルイス・ラムズでは00年にスーパーボウルに勝ち、
ロンバルディ・トロフィーを獲得していますが、
ワタシにとってはLAラムズじゃなきゃ、意味はありません。

LAラムズでのスーパーボウル初制覇。
しかも地元で!!!!

こんな素敵なことが起こってしまったら、
もうなんだか、
コロナの事やら何やら、
嫌なことはすべて吹っ飛んでしまいそうです。

スーパーボウルは2週間後、
場所はLA、SoFiスタジアムです。


LA ラムズ  シンシナティ・ベンガルズ


40年待ったその瞬間、
待ち切れません。



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