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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

さあ最終週を前に NFLプレーオフ・ピクチャー

2018年12月26日 | NFL

ダゾーンが中継をやり始めて、
グッと各試合を見る頻度が増した今季のNFL。

いよいよシーズンも最終週を迎えて、
プレーオフのピクチャーが見えてきました。

昨季スーパーボウルを制したイーグルス。
今年は昨季スーパーボウルの舞台には負傷で立てなかったもののMVP級の活躍を見せたQBウェンツを中心に、
有力なスーパーボウル進出候補でした。
しかしながらウェンツを中心にしたオフェンスが思ったように機能せず、
前半戦~中盤にかけて厳しい戦いを強いられました。

だがここで、
昨年も12月~スーパーボウルまでエースQBの負傷を補って余りある活躍を見せたバックアップQBフォールズが、
また今季もチームを救う活躍を見せてチームも最後の最後で浮上。
ラムズ、テキサンズと今季大勝ちでプレーオフ進出を決めているチームにまさかの連勝で、
プレーオフ進出まではあと半歩と迫ってきました。
上にいるのは昨季NFCチャンピオンシップを戦ったバイキングス。
最終週、イーグルスはレッドスキンズと、
そしてバイキングスはベアーズとの対戦が待っています。
さて、プレーオフ最後のイスは果たしてどちらの手に。

第16週を終わって、
NFCは以下のようになっています。

東 カウボーイズ 優勝決定  9勝6敗
北 ベアーズ   優勝決定 11勝4敗
南 セインツ   優勝決定 13勝2敗  PO第1シード決定
西 ラムズ    優勝決定 12勝3敗

ワイルドカード(2チームが進出)
1.シーホークス 西2位 9勝6敗 WC決定
2.バイキングス 北2位 8勝6敗1分
3.イーグルス  東2位 8勝7敗


プレーオフでは、
セインツがNFC最高勝率を確定させて第1シードの座をゲットしました。
オフェンスもディフェンスも穴がなくスピードとパワーにあふれたセインツが、
スーパーボウル制覇の大本命といってもいいでしょう。

大ベテランQBのブリーズは、
4000ヤードに届かんとするヤーデージを投げまくり、
何とQBレーティングは驚きの115.7。
今季MVPの候補のひとりでしょうね。

第2シードは前半ハイパーオフェンスで勝ちまくったラムズ。
4500ヤード近いパスを投げるQBゴフに最優秀攻撃選手のRBガーリーを2枚看板としたオフェンスは、
AFC最高勝率を誇るチーフス戦では何と51点を取られたものの54点を奪って勝つなど、
今季あり得ない戦いを続けてきました。

しかしその試合あたりから、
疲労とケガでガーリーの勢いがパタリと止まり、
ゴフもパスにぶれが生じてオフェンスが全く機能しなくなり、
そこからまさかの連敗を含めて2勝2敗と失速。
第1シードを獲ってのホームフィールドアドバンテージは夢と消え、
第1戦がBYEとなる第2シードも危うくなってきました。
最終戦に敗れるとまさかの第3シードへ。
こうなるともう、スーパーボウルへの望みも消えかかるということで、
何としてもこの最終戦は取りたいところ。
長くライバル関係を続ける49ERSとの試合で、
雌雄を決することになりました。

シーズン前半の勢いは完全に消えているため、
プレーオフではどういった戦いぶりを見せるのでしょうか。

そして今季まさかの快進撃を続けるのはシカゴ・ベアーズ。
80年代にスーパーボウルを制した時と同じく、
とにかく守備で相手を蹂躙するチーム。

今年も守備でNFL4位と相手を抑え込んで、
勝利を重ねてきました。
第2シードになるか第3シードになるかでプレーオフの見える景色は大違いですが、
第3シードからでも淡々と勝ち進んでいきそうな雰囲気を持っているチームといえばこのベアーズしかない感じもありますね。

昨季大いに期待されながら沈んだ「アメリカズチーム」カウボーイズは、
今季も多少よたよたしてはいたものの東地区を制して、
プレーオフ進出を果たしました。
まだまだ意気軒高なオーナー、ジェリー・ジョーンズはとにかく「優勝したところが見たい」でしょうね。
名門復活なるでしょうか。

WCでもシーホークス、バイキングス、イーグルスと強豪が並んでいるので、
全く気の抜けないプレーオフとなりそうです。


一方のAFC。

東 ペイトリオッツ 優勝決定 10勝5敗   優勝決定
北 レイブンズ   優勝決定  9勝6敗
南 テキサンズ   優勝決定 10勝5敗  PO進出決定 
西 チーフス    優勝決定 11勝4敗  PO進出決定

ワイルドカード(2チームが進出)
1.チャージャーズ 西2位  11勝4敗  PO進出決定
2.コルツ     南2位  9勝6敗
3.タイタンズ   南3位  9勝6敗
4.スティーラーズ 北2位  8勝6敗1分


こちらは大激戦。
最終週を残すという段階で、
4地区のうち東地区のペイトリオッツしか優勝を決めていません。
PO進出が決定したのも4チームで、
とにかく最終週でどう転んでいくかわからないところです。

レジェンドQBであるブレイディ擁するペイトリオッツは、
なかなか波に乗り切れないという今季の戦い。
しかしながらベテランQBと指揮官には十分な経験があるため、
POを迎えやはりもっともスーパーボウルに近いチームではないかというのがもっぱらの声ではあります。
しかし終盤に来てどうもブレイディのフィジカルコンディションにも問題が出てきたという見方もあり、
どう転んでいくかわからないシーズンではあります。昨季までのように盤石な戦いでスーパーボウルまで進出するのはなかなか難しいかもしれないとみています。

今季はずっとAFCのトップを走り続けてきたチーフス。
お父さんが元横浜の投手ということで日本でもおなじみになった若手QBのマホームズが投げまくって、
4816ヤード、48TD、QBレーティング114という数字は、
どこをどう切ってみても「MVPは彼」としか言いようのない素晴らしい成績です。

チーム全体としても1試合平均のトータルヤード426yはもちろんNFLトップ。
得点も1試合で35.3というすごさで、攻撃力は断トツのトップを快走中です。
しかし守備はNFLランクで下から2番目という厳しい状況で、
終盤に来て厳しい戦いが続いている印象です。

西地区でライバルのチャージャーズと現在11勝4敗で並んでいますが、
ここ2戦は連敗で優勝をはやばやと決めていてもおかしくはなかったのに、
最終週までもつれ込んでしまいました。
もし最終週で敗れて、チャージャーズが勝つようなことがあるとまさかの逆転で地区優勝を逃し、
POのシードは第1シードから第5シードにまで転落することから、
最後の戦いは絶対に負けられないものとなってしまいました。
まあ、本拠地で相手はレイダースですから負ける要素はほとんどないとはいえ、
ここ1か月の戦いはある意味チーフスの限界を示しているような気がしてなりません。

ここ6戦を5勝1敗と大勝ちして優勝戦線に躍り出てきたレイブンズは、
もともとかなり期待されていたチームで、POでも躍進が期待されています。
第16週でチャージャーズの攻撃陣を完膚なきまでに抑えきった守備陣が安定感を増していて、
その守備力は凄みすら感じさせます。
NFCのベアーズと並んでこのレイブンズは、
「守備力のチームの楽しさ」を試合で感じさせてくれるチーム。POで大きな浮上も十分にありうるとみています。

またもう一つのテキサンズは、まさかの開幕3連敗からのスタートでしたが、その後9連勝と快進撃でトップ争いに首を突っ込んできました。
しかしここにきてやや失速の気配も出だして、どうなるでしょうか。
正直このチームについては、ワタシはあまりよく見ていないので特徴があまりわからないのですが、
初優勝を狙って今年はいいシード順位を獲れると面白いことになってきます。

そのほかでWC争いもし烈ですね。
好QBのロスリスバーガー率いるスティーラーズが後半に来てまさかの失速。ゆえにWC争いがし烈になってきました。
「この1勝」で天国と地獄が分かれます。

12月の終盤からPOの1月にかけて、
NFLは毎週ハラハラする試合ばかり。
本当に胸が苦しくなってしまうのは毎年のこと。

今年はDAZNで「手元でも見られる」というのが、
本当にワタシにとってはまさに「神の福音」そのもの。
最後まで楽しみが続いていくことでしょう。

昨季のスーパーボウルの激闘がまざまざとよみがえってきます。
今年もまた、
「最後のワンプレー」が試合を決める、すごい戦いが繰り広げられる予感がしますね。


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