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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

選抜代表校決定! あの池田が帰ってくる!!

2014年01月25日 | 高校野球

≪第85回選抜高校野球大会≫

【出場校】

北海道    駒大苫小牧(3)
東北     光星学院(7)
        東稜   (初)
関東・東京  白鴎大足利(初)
        桐生第一(4)
        佐野日大(4)
        山梨学院大付(2)
        横浜   (15) 
        関東一 (5)
東海     三重   (12)
        豊川   (初)
北信越   日本文理(5)
        東海大三(3)
近畿     龍谷大平安(38)
        智弁和歌山(11)
        報徳学園(20)
        履正社 (6)
        智弁学園(9)
        福知山成美(2)
中国・四国 岩国   (7)
        広島新庄(初)
        今治西 (13)
        池田  (8)
        明徳義塾(15)
九州     沖縄尚学(6)
        美里工 (初)
        鎮西   (3)
        神村学園(4)
        創成館 (2)
21世紀枠  小山台 (初)
        和歌山海南(17)
        大島   (初)


センバツの代表校32校が、
昨日決定しました。

歓喜に沸くところ、
落胆するところ、
いつもながらに、
悲喜こもごものドラマがそこにありました。

代表の選考基準については、
いつも言っている通り、
ワタシは『選抜は招待大会』だと思っているので、
主催者の選んだ高校に何の文句も、疑義もありません。

選ばれた代表校は、
全力で甲子園に何かの『足跡』を残していってほしいと思っています。


さて、
このセンバツ。

ワタシにとってうれしかったのは、
何と言っても池田高校の復活でしょう。

選抜はなんと27年ぶり。

ということは、
平成に入ってからは初めての出場ということになります。


名将・蔦監督に率いられ、
昭和50年代から60年代にかけて一世を風靡した池田高校の野球は、
ワタシの心もガッチリと鷲掴みにしました。

ワタシが『どこの高校のファン?』
と聞かれて真っ先に名前が挙がるのが、
この池田高校。

もう40年来の大ファンです。
(ちなみにそのほかでは、土佐高校が何と言っても好きですね。上尾高校も大好きです。)


昭和46年夏に初めての出場を果たしたチームは、
昭和49年春にわずか11人の部員で決勝まで進出。
『イレブン池田』
と言われ、
蔦監督の型破りな指導とともに、
一躍全国区のチームとなりました。


池田が凄かったのは、
その大活躍が『一過性の流れ星』に終わることなく、
その後強豪校に大変身をして、
一時代を築いたということです。


昭和54年には春の選抜に3回目の出場、
東洋大姫路と雨中の激闘を繰り広げました。
ワタシの観戦の歴史の中で、
センバツの名勝負NO1です。
  → その時の記事  http://blog.goo.ne.jp/angeldad/e/905c33f050f76bf8bc477d9e74b39c6e


その夏には甲子園で決勝に進出。
春夏連覇を目指した箕島と決勝で激闘を繰り広げました。


そして蔦監督の高校野球にかける情熱と執念が実ったのが、
剛腕・畠山投手を擁した昭和57年。

猛打、豪打の『やまびこ打線』で、
当時のほとんどの記録を塗り替える爆発ぶりで念願の全国制覇。

蔦監督、
59歳の夏でした。

そしてその翌年、
江上・水野を擁して『史上最強』の称号を頂くスーパーチームで再び甲子園へ。

誰も止めることのできない”大進撃”を見せ、
圧倒的な強さでの夏春連覇。

そして【史上初の3連覇は確実】と言われる中、
マスコミに一挙手一投足を追いかけ続けられるという中で、
さすがの池田もコンディションを整えることが出来ず、
『何か違う』という戦いの中、
桑田・清原の1年生コンビを擁するPL学園に準決勝で敗れたのでした。


その後PLが完全に『高校野球の盟主』となる中、
池田も昭和60年春4強、
翌61年春はセンバツで2度目の優勝。
62年はセンバツで4強に輝きました。

3年連続での選抜4強。
まさに『池田強し』の時代でしたね。


そんな池田が現在の強豪校と違うところ、
それは県立高校であり、
そしてすべてが蔦監督を中心に作り、育てたチームであるということでした。

システマティックにグラウンド、環境が揃い、
指導経験豊富なプロ監督を据え、
学校の全面協力の下にスカウト網を張り、
好選手を獲得してチームを強化するという体制にはないのが、
池田高校という学校でした。


全てが徳島県出身の選手で、
彼らを鍛えに鍛えて、
山あいから全国の大会に躍り出て、
そしてそこで相手をバッタバッタとなぎ倒す・・・・。

そんなところが、
人気の秘密でした。

まさに金太郎さんが、
クマにまたがり街に出てきた・・・・
という風情のチーム。

そういえば全盛期のエース、水野は、
『阿波の金太郎』という異名を持っていましたっけね。


池田高校。

一度その場所に行ってみればわかります。
いかにそこが、
田舎なのかということ。


ワタシは池田好きが高じて、
当時何度もそのグラウンドに通ったりしたものですが、
昨日ニュース映像で久しぶりに池田高校のグラウンドが映ったのを見て、
懐かしく当時を思い出しましたね。


当時の『やまびこ打線』の面影は、
どこにもない今のチームだそうですが、
そうであれば『機動力と細かい技、そして流れを呼び込んで』準優勝まで駆け上がった、
あの昭和49年、
イレブン池田の再現を狙ってほしいです。

昨年は土佐高校が久しぶりに出場し、
優勝した浦和学院を最も慌てさせる試合を行い、
その変わらぬ全力疾走と相まって、
『土佐高校健在なり』を見せつけました。

今年は池田の番です。

『華麗なる復活』

頼みますよ!!


そのほか、
小山台の21世紀枠での初出場や、
奄美大島からやってくる大島高校の活躍にも期待しましょう。


『大会の核になるチーム』
ということで選ばれたと思われる、
横浜と明徳義塾は、
両校ともに優勝候補に挙げてもいい戦力を整えていますね。


戦力分析は、
しばらくしてからやろうと思います。

3月21日開幕の選抜高校野球大会。

また今年も、
日本に春の風を運んでくれそうです。


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