SPORTS! SPORTS! 寝てもさめても

16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

野球の神様 降臨

2009年08月15日 | 高校野球

第91回全国高校野球選手権

【第6日 第4試合】
立正大淞南(島根) 1×-0 華陵(山口)

この日は、
第1試合から接戦続き。

第4試合も、
何かが起こりそうな気配をはらみながら、
0-0のスコアで後半に進んでいきます。

両チームとも、
球に力とキレのある両エースを打ち崩す事ができず、
ついに最終回へ。

ここでまずは先攻の華陵がチャンスをつかみます。
1アウト2塁で、
3番末富の放った打球は、
左打者特有の放物線を描き、
左へ左へと切れながらレフト線へ。

誰もが
『先制点か!』
と思った瞬間、
立正大淞南のレフト・後藤くんがジャンプ。

ギリギリ伸ばした左手のグラブに、
球はギリギリで引っかかり超ファインプレー。
エースを救います。

そしてその裏、
『彼に打順が回ると面白いねえ』
と話していたところ、
1アウトから打席に入ったのは、
まさしく先ほどファインプレーをした後藤くん。

『気を良くしていますからねえ』
とアナウサーが言い終わらない間に、
バシッと捕らえた打球が、
歓声と悲鳴を乗せて、
レフトスタンドへ!!

またまた、
野球の神様が降臨してきて、
劇的な場面を演出してくれました。

劇的なサヨナラホームラン!

これまで好投を続けていた華陵のエース安達くんは、
しばし呆然とレフトスタンドを見つめたまま。

なんと言う演出。

劇的といえば、
余りにも劇的。

小説で書けば、
全てが『出来すぎ』で陳腐な物語になってしまうような結末。

しかし・・・・

事実は小説より奇なり。

またまた素晴らしいドラマを見せてもらいました。

この夏、
野球の神様は大忙しですなあ。

これから先は、
どんなドラマを用意していてくれるのか。

楽しみで、
夜も眠れません。

 

 


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