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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

大相撲名古屋場所 朝乃山 敗れてなお強し

2019年07月09日 | 相撲

大相撲名古屋場所は2日目。

この日のメインは、
なんと言っても先場所優勝の朝乃山が横綱・白鵬に初めて挑む結びの一番。

白鵬は初日の取り組みを見ても、
ひと場所休場して万全の体調で今場所を迎えていることが見てとれ、
先場所優勝とは言え朝乃山が果たして通用するのかが焦点でした。

そして。。

取り組みは白鵬が四つに組んで上手投げ。
朝乃山を土俵に転がして、
第一人者のプライドを見事に見せてくれました。

ワタシは最近、
また白鵬に対する評価を少し変えているのですが、
最近の白鵬については、
若手力士の「大きな壁」になってくれていて、
ありがたい存在だなあと思っています。

朝乃山にしても、
先場所優勝して、
さらに勢いに乗って今場所も初日には大関・豪栄道を堂々と寄り切って勝ったところで当たったのがこの白鵬。

そしてそこで、
「まだまだ強くならないと、オレに勝つことはできないよ」
と身をもって知らされる。

これこそが、
横綱の横綱たるゆえんですね。
さすがです。

第1人者とはこうでなければなあ、
そんな思いをまた、強くしています。

しかしながら朝乃山。

昨日の相撲っぷりは、
今後に本当に期待を持たせてくれるものでした。
がっぷりに組めず上手が取れなかったのが昨日の取り組みでは致命的でしたが、
それでも白鵬と四つに組んでしっかりとした相撲を取れるのは、
いまの角界ではあまりいない、
非常に貴重な存在だと思いますね。

現在は力士の大型化が進む大相撲。
昔に比べて四つ相撲の力士は激減して、
パワーとスピードのぶちかまし、押し相撲ばかりが目立つという印象があります。

重さ比べ、パワー比べという側面が強ければ強いほど、
炎鵬のような力士に注目が集まり、
観衆の声援にも力が入るのです。

そんな中で、

朝乃山の相撲は、
ガッチリと組み合って取る正統派の四つ相撲。
ワタシの好きな相撲の形です。

昨日の白鵬との一番、
久しぶりに力の入る一番でした。

上位陣では栃ノ心がこんな形の相撲を取ってくれますが、
朝乃山が上位に来ると、
本当に面白いですね。

四つ相撲の醍醐味、
やっぱりありますよ。
土俵上で攻防があるもんねえ。

また、
苦労人の新三役の竜電。
昨日取り直しの一番で大関・高安を破って初日を出しました。
インタビュールームでの彼、
嬉しそうでしたね。

という事で、
貴景勝はいないものの、
結構いろいろな見どころがある名古屋場所。

目が離せません。


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