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16年目突入。ビッグイベントに心躍らせながら、草の根のスポーツの面白さにも目覚めている今日この頃です。

大波乱の関東大会が終幕。白鴎大足利、初優勝に輝く!

2013年11月01日 | 高校野球

MLBのワールドシリーズ、
そして日本シリーズ。

野球の世界では、
ビッグイベントが続いています。

そんな中、
高校野球の世界は、
秋季大会の真っただ中。

各地で”センバツの予選”と同義語である、
秋季大会がたけなわです。

既に北海道、東北、北信越、四国では優勝校が決まっていましたが、
昨日は関東大会と九州大会でも、
優勝が決まりました。

九州大会では、
沖縄勢同士が決勝対決。

県大会優勝の美里工が有利かとも思いましたが、
そこはさすがに昨年も春夏甲子園の土を踏んだ沖縄尚学。

8回の逆転勝ちで、
2年連続の九州大会制覇を成し遂げました。

昨年の経験があるので、
今年のチームは期待できるかもしれないですね。


そして関東大会。

昨シーズンは、
選抜で浦和学院が、
そして夏は前橋育英が全国を制覇した関東勢。

その【春夏優勝投手】がどちらも残って迎えた秋ですが、
評判の高かったチームはことごとく県予選の段階で姿を消し、
混沌とした中での秋季大会となりました。

大会前の予想では、
夏のメンバーを大量に残す神奈川1位の横浜が優勝候補の筆頭と言われていましたが、
エース伊藤の大量失点から2回戦で敗れ去り、
混戦にますます拍車がかかりました。

そんな中、
安定した戦いぶりを見せて初めて関東を制したのは白鴎大足利。

名前を聞いても、
ピンとこないファンも多いかと思いますが、
栃木県内ではれっきとした名門校です。

昔の名前は『足利学園』。

『お~あの学校かあ』
と思われた方も多いんじゃないでしょうかね。

70年代には、
75年と78年の夏の甲子園に登場し、
グレーのユニフォームで甲子園を駆け抜けたチームでした。

その後08年にも夏の大会に久しぶりに登場したこともありますが、
春の選抜は初めての登場となります。


惜しくも準優勝に終わったのは桐生第一。

99年夏に全国制覇した後も、
度々甲子園に登場して、
その都度好投手を擁してわかせてくれるチームでもあります。

ここ数年新興勢力に押されていましたが、
この夏の前橋育英の全国制覇に刺激を受けたかのように、
この秋は下級生中心のチームで大ブレークを果たしました。

レギュラーメンバー9人中、
1年生が8人も座るチーム構成。

『まるで1年生大会?』
のようですが、
ガタイのいい大型チームの雰囲気がありありで、
名将・福田監督はこのチームが3年生になった時、
2度目の『全国制覇』を狙っているんじゃないかなあ、
なんて思ってしまうほどの”タレントの宝庫”ですね。

この2チームに、
準決勝で敗れた山梨学院大付属、佐野日大の2チーム、
計4チームは試合内容から行っても、
まず間違いなくセンバツには【当確】のランプをともしたでしょう。

山梨学院大付属は、
4月から元清峰(長崎)の名将・吉田監督を迎え、
ユニフォームも一新(とは言ってもマイナーチェンジですが)して、
2度目のセンバツを手にしました。

佐野日大は、
注目の左腕・田嶋を擁していますので、
選抜でも注目される1校になる可能性があります。

5校目は東京との見合いで選ばれますが、
今のところ力的にも地域性からも、
習志野が5番手に付けている感じですね。

新顔の白鴎大足利が、
明治神宮大会で全国の強豪を相手にどこまでやれるのか。
注目しています。


さて、
他の地区の動向としては、
まずワタシには嬉しかったのが、
四国で池田が復活を遂げたことです。

徳島2位での出場ながら、
愛媛の強豪西条を破るなど快進撃で準優勝まで上り詰めました。
決勝では大敗を喫してしまいましたが、
話題性から言っても、
まず間違いなく甲子園に戻ってきてくれることでしょう。

そして、
駒大苫小牧も07年夏以来の復活です。

04年に優勝した時のキャプテンでもある佐々木監督に率いられ、
あの『コマトマ』完全復活成るでしょうか。


そんな復活がクローズアップされる半面、
下級生で甲子園を沸かせた球児たちは、
軒並み”敗退”の憂き目にあってしまいました。

まずは夏の甲子園優勝投手・前橋育英の高橋投手は県大会初戦で敗退。
大黒柱は、
18U世界選手権から帰国後わずか10時間ほどで県大会を戦わねばならず、
『そりゃ~いくらなんでも』
と言われる中でのかわいそうな敗戦でした。

同じく18U代表の155キロの剛腕・安楽(済美)は、
故障の状態が思わしくなく、
これも18Uの影響をもろに受ける形で、
県大会敗退となりました。

選抜優勝投手である浦和学院の小島投手も、
夏の疲れが抜けきらない中県大会で捕らえられ、
選抜連覇の夢は潰えました。

順調に勝ち進んでいた、
明徳義塾の岸は選抜当確の寸前で、
今治西に足元をすくわれましたが、
選抜出場は『五分五分』といったところでしょうか。


ということで、
悲喜こもごもの中まだまだ大会は続いていきます。

近畿の4強は、
どこも全国的に名前の通った学校。

智弁和歌山、龍谷大平安、履正社、報徳学園。
どこから見ても、すごいメンツが揃いました。

そして東京では、
大本命の日大三が順当に勝ち進む中、
逆ブロックからは『東京の進学校』として名高い小山台が、
準々決勝に進出して来ています。

それも、
破った相手は堀越、早実、日大豊山。
どこも甲子園出場経験のある強豪です。

この勢いは本物と思われ、
もし選抜当確をともすことが出来れば、
大いに話題になることは間違いないでしょう。


ということで、
≪高校野球 秋の陣≫
の真っただ中。

今週でほぼ全地区の優勝校が決まり、
17日からは『秋の日本一』を決める明治神宮大会が開催されます。


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