日記の下書き

思いついたことを断片的に書いています。日記の下書きだと思ってください。

無伴奏チェロ、シンギュラリティ後、情報エイリアン

2020-02-09 22:55:16 | 日記
「ヨーヨー・マと旅するシルクロード」をAmazonプライムで見た。

ヨーヨーマのCDはいくつか持っているのだけれど、正直ちょっと演奏が「濃い」のであまり好きではなかったのだ。だけど映画の前半でヨーヨーマが無伴奏チェロを演奏しているシーンがあって、これはすごくよかった。

チェロの良さを現代に翻訳して蘇らせた人といってもいいと思う。憧れか、もしくはアジア人がバッハを、というコンプレックスみたいなものもあるのかもしれない。でも映像の中のヨーヨーマの演奏には生身の説得力があった。カザルスとかモーリスジャンドロンとかの淡泊な演奏ばかり聴いていた人に(おれだなそれは)特に聴いてほしい演奏でした。

読書メモ
・なめらかな世界と、その敵
・そして、バトンは渡された
「なめらかな」はシンギュラリティ後の世界を書いた短編集。表紙絵がアニメっぽいので敬遠している人もいるかもしれないけれど、割とハードなSFなのでだまされたと思って読んでほしいです。

前にシンギュラリティに詳しい人に話を聞いたことがあって()、その前後に科学雑誌なんかを読んで自分なりに理解したり考えたりしていた。

もし近い将来、エイリアンが地球にやってくるとしたら、それは生物の形態ではなく「情報」もしくは「AI(人工知能)」の形をとって接触してくるだろう、と言っている人がいて、それ確かになと思った。わざわざイカ星人みたいなのが金属の船に乗って、ワープを繰り返しながらえっちらおっちら銀河の果てまでやってくる未来は想像しにくい。たぶんもっと効率的な方法でちょっかいだしてくるんだろう。そのあたりは小説「三体」にも詳しい。