艦これのアニメ放映記念を言うことで、
今回の記事は艦娘の元となった艦船とそのライバル達のお話とかを。
(ちなみにアニメは見ていないw)
そこで分かりやすくまとめてある動画があったので紹介します。
重巡洋艦
基本的にこの時期の巡洋艦の重・軽の違いはロンドン海軍軍縮条約で定められた主砲の口径の差で排水量とかは関係がなくて、15.5cm超~20.3cmまでの主砲を持つ巡洋艦が「重巡洋艦」となります。
.
高雄型:どっしりとした太い艦橋と集中防御を意識したグラマラスでありながらもスマートにまとまった日本の重巡洋艦の決定版ともいえる存在で、なんとなく現代のイージス艦にシルエットが似ていますね。
最上型:艦これでは割りと不遇な扱いですが、史実のほうではロマンがありまくりで、まず15.5cm三連装砲5基15門という重火力な軽巡洋艦として生まれ、開戦時に即、条約の裏をかき20.3cm連装砲に換装され重巡洋艦となり(対外的には二等巡洋艦、すなわち軽巡のまま)、そしてその撤去した15.5cm砲の砲身部分は戦艦大和の副砲や軽巡洋艦大淀の主砲として使われました。
その後、最上は事故を期に後部主砲等を撤去して航空機用の甲板に変更され航空巡洋艦となり、さらには最上型4隻は防空巡洋艦としての改修計画まであったそうです。
利根型:20.3cm連装主砲塔4基を前部に集中配置(どこぞの英国戦艦を思わせる)し、後部は航空艤装となっているのが特徴で、現代の後部にヘリを搭載したDDH(ヘリコプター搭載型駆逐艦)に通ずるものがありますね(当時の艦載機は偵察、現代のDDHに搭載されるヘリは対潜哨戒が主任務という相違はありますが)。
戦艦
条約失効後に戦艦の建造競争が再び過熱します、
WW2以前までの戦艦は海の王者であり、戦艦は戦艦でしか倒すことが出来ないと考えられていて、
戦艦の性能が直接、戦争抑止力や外交力となり国力の象徴でもありました。
なのでその保有数はワシントン海軍軍縮条約で厳しく制限されていました。
大和級:もうここで語るまでもなく日本人なら誰でも馴染みのある超有名な戦艦ですね、46cm三連装砲3基9門、自らの主砲を20km先から受けても耐えうる装甲、合理的な集中防御構造と膨大な数の水防区画と注排水システムでの徹底したダメージコントロール能力で、性能上は世に出た他の戦艦を圧倒しています。
サウスダコタ級:主砲は16インチ砲3基9門、こちらも集中防御構造を取り入れられ全長が切り詰められていてシルエットは少し大和型に似ています(合理性を追求するとこうなるのか)、条約型戦艦の最高傑作とも言われるように全体的に若干小ぶりながらも非常にまとまっていて、決戦型のアメリカ戦艦の決定版とも言えます。
こいつと正面から殴りあった霧島さんマジ武闘派!
アイオワ級:サウスダコタ級よりも更に速力を追求したアメリカ戦艦の最終進化型、戦闘力は据え置きで空母機動部隊にも随伴できるぜーっていう鬼性能。
パナマックスの制約を大きく受けたせいで若干無理のある設計ではありますが、このクラスの戦艦で速力33ノットは伊達ではない!
ちなみに巡航ミサイル発射機能追加の近代化改修をうけて湾岸戦争にも参加しました。
航空母艦
太平洋戦争では航空機の性能が飛躍的に向上し、空母が一躍海戦の主役となり戦艦を過去のものにしました。
空母に関してはまた語る機会がありますし、ちょっと長文になってしまったのでここでは割愛していきますw
.
・船体の基礎部分が戦艦(巡洋戦艦)で飛行甲板が高い位置にありド迫力のシルエットの赤城、加賀。
・速力を追求した傑作中型空母、蒼龍、飛龍。
・日本空母の決定版とも言える翔鶴、瑞鶴。
・改翔鶴型の最新鋭装甲空母で戦果が期待されたが、出オチ感が否めなかった大鳳。
個人的に翔鶴型に思い入れがあって、米正規空母2隻撃破の戦果、そして2度に渡るエンタープライズとの死闘、太平洋戦争では日本海軍屈指の武勲艦です。
しかしエセックス級24隻はマジやばい!それに伴う飛行隊や随伴艦もさらっと用意してしまうあたりアメリカ軍はマジチート!
今回はニコニコ動画のMethuselahさんの動画を紹介しながら解説しました。
続きがあったり、他にも軍艦や海戦にまつわる動画が多いので提督のみなさんにオススメです。
Methuselahさんのマイリストhttp://www.nicovideo.jp/user/142235/video