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アメコミとラーメン

脂がのっていた時期のByrneの表紙、1985年のSpectacular SPIDER-MAN 101号、102号



筋書きをCary Burkett、101号の画をJuan Alacantara、インクをJack Abelが、102号の画をLarry Lieber、インクをJim Mooneyがそれぞれ担当。表紙はJohn Byrneによる101号のもの。102号の表紙もByrneの作品だが、デザインで101号のものを選んだ。1985年と言えばByrneの脂がのっていた時期。ちょうどALPHA FLIGHTを描き終えたあたりかな。

Lieberは亡くなったStan Leeの弟。最近まで新聞で連載されているSPIDER-MANを描いていた。(今は知らない。結構年齢が高いはず。)新聞連載の画はクローズアップが多くこちらの方が得意なんじゃないかな。

粗筋をさらっと紹介。101号ででは、Gwenの誕生日が近づき彼女のことを思い出したPeter。Blacklashの人質となった女性を助けるべく無人のビルに潜入し彼と対決する。102号。バスの中で出会った女性がひき逃げされた。彼女は腎臓移植が必要となり、彼女の双子の兄だか弟がドナー候補に。彼のアパートにはKiller Shrikeが住んでいた。

いつものように気に入った台詞、シーン等を順不同で紹介。SPIDER-MANと時を同じくしてビルに侵入したのは、人質の女性の旦那さん。自分自身がGwenを救えなかったことと照らし合わせ、同様の苦しみを味会わせないように、旦那さんを足止めする論理展開はまずまず。

また、Blacklashの鞭攻撃に前半苦戦するのも良いかな。土壇場で逆転する話の展開は結構上手い。

ヌンチャクって英語ではnunchucks。ハサミと同じように複数形であるのは面白い。

テレビ中継で、救出された奥さんとその旦那さんがSPIDER-MANにお礼を言うシーンは、彼の努力が報われた数少ない瞬間で大好き。

因みに、Blacklashは1989年にMcFarlaneが描いた表紙が印象的だ。そして、102号で登場するKiller Shrikeと髪型が被っている。編集者Jim Shooterの怠慢だ。

ちょっと長いけど、102号の結構良い台詞を紹介。”When things are the worst, we can still reach out to others. (中略) In the process, discover just how important our lives are.” 女性の双子の兄だか弟が自殺しかけるのを止め、彼女を助けたことになぞらえ、人生を投げちゃいけないことを語っている。筋書担当のBurkettが訴えたかったことをPeterに語らせている。
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